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Nikon Zfを手に入れて、ちょうど1ヶ月が経ちました。
購入前に散々気にしていた「弱点」と呼ばれている部分が、今どう感じているかを正直にまとめた1本です。
- Zfのサイズと重さで後悔しないか不安
- グリップが浅いと聞いて、落としそうで怖い
- マルチコントローラーがないって、本当に大丈夫?
ちなみにこれらが、購入前の僕が足踏みしてたポイントです。
YouTubeのレビュー動画を片っ端から見ては、「弱点」というワードに引っかかって、なかなか踏み切れなかったんですよね。
たぶん、この記事を読んでくれているあなたも近い状況じゃないですか?
先に結論を言うと、Zfの弱点は過度に気にする必要がないというのが1ヶ月使った正直な感想です。
むしろ、その不便さも含めて「使いたくなる」カメラに仕上がっているんですよね。
この記事では、購入前に僕が悩んだポイントを4つに整理して、1ヶ月使った今の答えを作例と一緒にお届けします。
見た目で惹かれた人の背中を、忖度なしで押せる内容にまとめました。
- Nikon Zfの「弱点」に怯えて購入を迷っている人
- 見た目で惹かれているけど、踏み切れない人
- Zfの作例を見て、解像感やスナップとの相性を確かめたい人
- 1台で長く付き合えるカメラを探している人
Nikon Zfはニコンのフルサイズ機でも上位クラスの性能を持っている

Zfをひと言で表すなら、「見た目から入っても確実に正解だった1台」です。
オールドカメラ風の外観に、現行ニコン機の中でも上位クラスのスペックが詰め込まれているんですよね。
画像処理エンジンは、フラッグシップのZ9と同じ「EXPEED 7」を搭載。
そこに、ディープラーニングを用いた被写体検出AFと、8段の手ぶれ補正が組み合わさっています。
正直、見た目だけで判断して買った僕の方が「拾い物だった」と感じているくらいです。
| 項目 | Nikon Zf スペック |
|---|---|
| 有効画素数 | 約2,450万画素 |
| 画像処理エンジン | EXPEED 7 |
| 手ぶれ補正 | ボディ内5軸・最大8.0段 |
| 常用ISO感度 | ISO 100〜64000 |
| 連写性能 | 最高約30コマ/秒(DXクロップ時) |
| 記録メディア | SDカード+microSDカードのダブルスロット |
| ファインダー | 0.5型・約369万ドット・倍率0.8倍 |
| モニター | 3.2型・約210万ドット・バリアングル |
| 質量(バッテリー・SD含む) | 約710g |
| 発売年 | 2023年10月 |
こうして数字で並べると、クラシックな見た目に不釣り合いなほどの中身であることが分かります。
「見た目で釣って、中身で殴ってくる」カメラって感じでしょうか。
Zfは「クラシックな雰囲気とスペック」が、奇跡的なバランスで両立している1台です。
もちろん、Zfは万人向けのカメラではありません。
ただ、ファーストインプレッションの記事 でも書いた通り、刺さる人にはとことん刺さる1台になっています。
「ビビっと来た」直感のまま手にしても、後悔する確率はかなり低いと言い切れますね。
それでも気になるのが、世の中でよく言われている「Zfの弱点」じゃないですか?
ここから先は、その弱点を1つずつ正面から検証していきます。
弱点さえも愛せてしまう!Nikon Zf 1ヶ月レビュー

購入前の僕がZfに対して感じていた不安は、大きく分けて4つありました。
順に挙げると、こんな感じです。
- サイズと重さが、普段使いに響きそう。
- グリップが浅く、ホールド感に不安が残る。
- マルチコントローラーがなくて、AF操作が大変そう。
- カスタムボタンが少なすぎる。
結論から言うと、「ちょっとした工夫」と「割り切り」で解決できてしまいますよ!
むしろ弱点と上手に付き合うことで、Zfというカメラの良さがじわじわ滲み出てくる構造になっているんですよね。
サイズ感は大きいけど、生活にスッと溶け込む
購入前にいちばん気にしていたのが、ボディの大きさと重さでした。
α7Cシリーズなどと比較されることが多いカメラなので、どうしても「Zfは大きい」というレビューが目立つんですよね。
1ヶ月持ち歩いてみた結論は、「想像していたよりも生活に馴染んでくれる」でした。
確かに小型機ではないですが、そもそも装着するレンズ次第で印象は変わりますし。
僕の場合、よく付けているのはNIKKOR Z 40mm f/2 という単焦点レンズです。
そう、キットレンズにもなっていて、やけに評価が高い「あのレンズ」です。
レンズ単体で約170gと軽く、ボディに付けても全体のバランスがとても良いんですよ。
このサイズ感なら、「重くてもう持ち歩きたくない」という気持ちにはならないですね。
というか、あのサイズ感は生活の中に十分なじみます!
これは実際に所有しないと分からないポイントだと思います。
面白いのが、Zfって「デジタル製品っぽさ」が薄いんですよ。
真鍮ダイヤルや貼り革がいい仕事をしてくれてます。
カバンから取り出したときも「ガジェット感」が出にくいので、外で構えるときの抵抗感がぐっと減るんですよね。
今では、Zfが手元にないと手持ち無沙汰になるくらいです。
「大きくて重い」という事前情報だけでZfを切り捨てるのは、本当にもったいないですよ!
グリップ感の薄さは、アクセサリーでなんとでもなる

次に語られる弱点が、グリップの浅さです。
確かに、Zfのグリップは「握る」というよりも「つまむ」イメージに近い形状なんですよ。
体感では、片手で振り回すと不安を感じるレベルです。
でも、これはストラップを変えるだけで一気に解決してしまうんですよね。
僕が選んだのは、長さ1mのネックストラップ です。
首から下げるだけでなく、手首にぐるっと巻きつけて固定する使い方ができるのがミソ。
これだけでホールド感が劇的に変わって、片手撮影の不安がほぼゼロになりました。
Zfのグリップは「手で完結させる」のではなく、「ストラップとセットで成立させる」発想が肝です。
純正のエクステンショングリップという選択肢もあります。
ただ、Zfのクラシカルなデザインを崩したくない人にとっては、ちょっと無骨に見えるかもしれません。
ストラップで解決できる人なら、エクステンショングリップは最終手段でOKです。
僕はそのまま「大三元レンズ」使ってますが、レンズを持つことになるので意外と平気ですよ。
マルチコントローラーは甘え?無いなら無いで困らない

これも購入前に悩んだ部分ですが、Zfにはマルチコントローラー(いわゆるジョイスティック)がありません。
AFポイントを移動させる小さなレバーのことで、ニコンの上位機には大抵搭載されています。
「これがないと、AFポイントの移動で詰むんじゃないか」と本気で心配していました。
でも、1ヶ月使った今、マルチコントローラーが無いことで困った瞬間はゼロでした。
理由はシンプルで、Zfの被写体検出AFがあまりに優秀すぎるからです。
EXPEED 7とディープラーニングを組み合わせた検出AFが、人物・動物・乗り物を勝手に見つけてくれます。
「AFポイントを動かす」という発想自体が、そもそも必要ない場面が多いんですよね。
カメラに任せておけばピントは決まります。
どうしてもAFポイントを動かしたいときも、マルチセレクター(十字キー)とタッチ操作で代替できます。
慣れると何の不自由もないことに気付くはずです。
Zfの場合は、デザイン的にも十字キーの方が似合いますしね。
カスタムボタンが少ない方が「Zfらしさ」が際立つ

4つ目の弱点が、カスタムボタンの少なさです。
Zfで自由に機能割り当てができるのは、フロントの「Fnボタン」がメインで1個のみ。
ボタンだらけのカメラに慣れている人ほど、購入前に気になる部分だと思います。
ですが、これに関しては「制限があるからこそ、Zfらしさが守られている」と感じるようになりました。
カスタムボタンを増やすほど、Zfのクラシカルな外観は壊れていくんですよね。
物としての美しさを優先した結果ですね。
とはいえ、フロントのFnボタンは積極的に活用したいところ。
僕がおすすめしたいのは、「ピント拡大」をフロントに割り当てる使い方です。
クラシックな外観のZfは、どこか「不便を楽しむカメラ」でもあると思います。
ただ使いやすく便利なカメラが欲しいなら、Z5IIなどを選ぶ方がいいでしょう。
物理ダイヤルと最小限のボタン…でも、AFはとても優秀だから大丈夫!
ボタンの多さで使いやすさを測る価値観だと、Zfの魅力は半分も伝わらないかもしれません。
1ヶ月使って感じた、Zfの気になるポイントはこんな感じですね。
ここまでお伝えした通り、全て付き合える範囲のものですので、過度な心配はいらないですよ。
気になっている方は、普段お使いのECサイトで価格をチェックしてみましょう。
【作例あり】Nikon Zfはスナップ撮影が本当にハマる
ここまでは「弱点と呼ばれる部分」の話でしたが、ここからはZfの真骨頂です。
というのも、Zfはスナップ撮影との相性が抜群に良いカメラでした。
理由は3つあって、それぞれ独立してZfをスナップ向き寄りにしてくれています。
- シャッターレスポンスが気持ちよくサクサク撮れる
- 物理ダイヤルでモノクロモードに即切り替えできる
- 8段の手ぶれ補正と被写体検出AFで、撮れる範囲が広い
特筆すべきは、シャッターのレスポンスの良さです。
「撮りたい!」と思った瞬間に確実にシャッターが切れるのは、そのまま「撮影体験の楽しさ」に直結します。
もう1つの強みが、Zfの天板にある「カラー/モノクロ/B&W」切替ダイヤルです。
カメラを構えたままダイヤルを回すだけで、即座にモノクロモードへ切り替えできるんですよ。
町を歩いていて「あ、これモノクロで撮りたい」と感じた瞬間に、迷わず切り替えできる体験が想像以上に楽しいです。
メニューを潜らずに表現を切り替えられるのは、スナップだと圧倒的に有利です。
そして地味に効いてくるのが、8段分のボディ内手ぶれ補正です。
暗い場所でもシャッタースピードを稼げるので、夜のスナップが現実的な選択肢になります。
三脚を持ち歩かない派の僕にとっては、これが何よりありがたいんですよね。
実際に撮った作例については、スナップ撮影はNikon Zfと40mmのレンズがハマる! という別記事で詳しくまとめています。
カラーとモノクロを織り交ぜた作例を並べているので、解像感や階調の出方を確認したい方はぜひ覗いてみてください。
標準ズームレンズを組み合わせた使い方が気になる方は、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのレビュー も参考になります。
1本で広角から中望遠までカバーできるので、スナップから旅行撮影まで対応範囲が一気に広がるんですよ。
カメラ1台だけで満足したい人には、Zfってまさに「うってつけ」

1ヶ月使って改めて感じるのは、Zfは「超便利なカメラ」ではないということです。
でも、不思議と「使いたくなる」カメラではあるんですよね。
便利さで言えば、もっとボタンの多い機種や、もっと軽いミラーレス機もたくさんあります。
でもZfには、それらのカメラには真似できない「物としての存在感」があるんです。
1ヶ月の弱点との付き合いを振り返ると、こんな結論にたどり着きました。
| 事前に不安だった点 | 1ヶ月使った後の感想 |
|---|---|
| サイズが大きい | 軽い単焦点と組み合わせれば、むしろ生活に馴染む。 |
| グリップが浅い | 1mストラップで完全に解決。物理的な弱点ではない。 |
| マルチコントローラーが無い | 被写体検出AFが優秀なので平気。 |
| カスタムボタンが少ない | Fnボタン1つで十分。むしろデザインが守られる。 |
こうして並べると、世の中で言われている「Zfの弱点」が、いかに使う前のイメージだけで語られているかが分かります。
実際に1ヶ月触ってみれば、どれも工夫1つで乗り越えられるレベルだと分かるでしょう。
Zfの弱点は「分かりやすい」からこそ、慣れて馴染んでくる種類の弱点です。
見てよし、撮ってよし。1台で長く付き合うことを前提にできる、稀有なカメラだと感じています。
もし、もっと長く使った後の景色が気になるなら、3ヶ月目レビューのデメリット記事 や、1年間使って後悔しなかった答えの記事 も読んでみてほしいです。
1ヶ月の今と、365日後の僕で何が変わったか・変わらなかったかが、立体的に見えると思います。
キヤノン機を長く使ってきた僕がZfに乗り換えた理由については、ニコンZfで垣間見たキヤノンより優れている4つの点 でまとめています。
マウントを跨いで悩んでいる方は、ぜひ合わせて覗いてみてくださいね。
カメラって楽しい、というシンプルな喜びを思い出させてくれるのが「Zf」です!
見て楽しめて、撮って楽しめる…。
そんなカメラに出会えることは、そう多くないと思います。
弱点まで愛せる1台に巡り会えたという意味で、僕にとってZfは「過去の自分に教えたい」最高の相棒になりました。
ここまで読んで「やっぱりZfが気になる」と感じた方は、ぜひ各ECサイトで価格と在庫を確かめてみてくださいね。
1ヶ月使った僕としては、自信を持っておすすめできる1台です!



