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Nikon Zfを買ってから、ちょうど3ヶ月が経ちました。
クラシカルなデザインに惚れて手にした1台ですが、毎日のように持ち出して使い込むと、最初は気づかなかった部分が少しずつ見えてくるんですよね。
- 「グリップが薄い」とか「サイズが大きい」みたいな話は分かったから、もっと深いところを知りたい
- 長く使った人の本音が聞きたい
- 買って後悔したくないから、購入前に弱点を把握しておきたい
こんな気持ちで検索している方こそ、この記事の主役だと思います。
購入直後のレビュー記事は世の中にたくさんありますが、3ヶ月使い込んだ視点で「実運用で本当にデメリットだと感じた部分」を語っている記事は意外と少ないんですよね。
初期レビューで「弱点」と言われがちな部分と、3ヶ月使って本当に気になる部分は、けっこう別物だったりします。
先に結論を言うと、Zfには3ヶ月使ったからこそ見えてくる「本当のデメリット」が4つあります。
でも、その4つを受け止められる人にとっては、Zfほど長く付き合えるカメラもなかなか無いというのが、忖度なしの本音です。
この記事では、3ヶ月使い込んで初めて気づいた4つのデメリットを、実際のシーンと一緒に正直に語っていきます。
初期レビューでよく言われる「サイズ・グリップ問題」とは、また別の話だと思って読み進めてもらえると嬉しいです。
- Nikon Zfの「3ヶ月以上使った人」のリアルな本音が知りたい人
- サイズ・グリップ以外の、もっと実運用寄りなデメリットを把握したい人
- 購入前にネガティブな情報も飲み込んで、それでも欲しいか確かめたい人
- Zfをメイン機として長く使えるか判断材料がほしい人
Nikon Zfはニコンのフルサイズ機の中でも”名機”枠だと思う

デメリットを語る前に、僕がZfをどう評価しているかを先に言っておかないとフェアじゃないですよね。
正直に言って、Zfはニコンのフルサイズ機の中でも”名機”の部類に入ると感じています。
クラシカルなデザインと現代的な性能の両立…。
これを実用レベルで成立させているカメラって、正直そう多くないんですよ。
使い込めば使い込むほど、味わいがじわじわ出てくるカメラなんです。
| 項目 | Nikon Zf スペック |
|---|---|
| 有効画素数 | 約2,450万画素 |
| 画像処理エンジン | EXPEED 7 |
| 手ぶれ補正 | ボディ内5軸・最大8.0段 |
| 常用ISO感度 | ISO 100〜64000 |
| AF方式 | ハイブリッドAF(ディープラーニング被写体検出) |
| 連写性能 | 最高約30コマ/秒(DXクロップ時) |
| 記録メディア | SDカード+microSDカードのダブルスロット |
| 質量(バッテリー・SD含む) | 約710g |
| 発売年 | 2023年10月 |
何度見ても、フラッグシップのZ9と同じEXPEED 7を積んでいる時点で、お買い得感はかなり高いカメラなんですよね。
ニコンが本気で「中身」を入れてきた1台だと分かります。
クラシカルなデザインゆえに、Zfは万人向けのカメラじゃありません。
でも、刺さる人にはとことん深く刺さる1台です。
1年、2年と付き合っていけるメイン機としても、十分すぎる実力を持っていると感じています。
発売直後から言われている”弱点”は、もうデメリットではない

Zfが出てから、よく語られている弱点があります。
大きく分けると、こんな感じですよね。
- ボディサイズが大きい・重い。
- グリップが薄く、ホールド感が物足りない。
- マルチコントローラー(ジョイスティック)が無い。
- カスタムボタンが少ない。
これらは発売直後から「Zfの弱点」として語られてきた部分です。
もう聞き飽きた!って人も多いのではないでしょうか?
僕としては、購入前にスペック表や写真で判断できる範囲の話だと感じています。
たとえばグリップの薄さは、確かに最初は気になります。
ただ、ストラップの選び方ひとつで解消できますし、「薄いからこそ携帯性が良い」という裏返しのメリットも持っているんですよね。
マルチコントローラーが無い件も、被写体検出AFが優秀なので、運用でほとんど困らないというのが正直なところです。
“初期に語られる弱点”については、購入前に納得できれば共存できますよ!
本当のデメリットは、もっと別のところにあるんです。
というわけで、この記事では発売直後から言われている部分には深く立ち入りません。
その代わり、3ヶ月使い込んで初めて気づいた「実運用上のデメリット」4つに絞って語っていきます。
【3ヶ月目のレビュー】Nikon Zfの本当のデメリット4選
ここからが本題です。
3ヶ月の運用で「これは購入前に知っておきたかったな」と感じた、Zfのデメリットを4つ挙げていきます。
具体的には次の4つになります。
- デメリット1:AF性能は他社の動体特化機にはまだ届かない
- デメリット2:夏場の発熱が地味に気になる
- デメリット3:バッテリーの持ちは平均、ただし充電が遅い
- デメリット4:スリープからの復帰がワンテンポ遅い
それでは順番に解説していきます。
デメリット1:AF性能は他社の動体特化機にはまだ届かない
1つ目は、動体撮影でのAF性能です。
Zfのオートフォーカスは、日常スナップや人物・風景の用途では十分すぎるくらい使えます。
EXPEED 7に加えてディープラーニングを用いた被写体検出AFも搭載しているので、止まっている被写体や歩いている人を撮るぶんには困ったことが一度もありません。
ただ、動きの速い被写体を追いかけるシチュエーションになると、他社の動体特化機との差を感じる瞬間がありました。
具体的には、うちの「ウサギちゃん」の動きに合わせるのが厳しいです。
AFは追従するけど、瞳までは捉えきれないことが大半です。
比較対象として挙げるなら、僕が以前メインで使っていたCanon EOS R10 です。
R10はAPS-C機ながら、動体追従に振り切ったAF性能を持っている機種なんですよ。
同じ動体シーンで撮り比べると、被写体への食いつきの粘り強さで、R10の方が一歩前に出ているなと感じる場面があります。
ただし「Zfが弱い」というより、「キヤノン・ソニー勢が強い」というのが正しいニュアンスです。
何度も書きますが、一般的な用途なら、Zfで何の不満も出ないでしょう。
でも、動き回るペットの瞳を捉えたい・スポーツや乗り物を本気で撮りたいみたいな用途だと、ちょっと物足りなさを感じるかもしれませんね。
Zfはクラシカルな見た目通り、「じっくり撮る」スタンスのカメラだと割り切るのが正解だと感じています。
デメリット2:夏場の発熱が地味に気になる

2つ目は、ボディの発熱です。
これは購入前に全くノーマークだったので、けっこう意外なデメリットでした。
気温30℃前後の屋外で、電源を入れっぱなしのまま使い続けると、ボディがじんわり熱を持ってくるのが手のひらでハッキリ分かるんですよね。
動画撮影を回しているならまだ理解できるんですが、僕の場合はスチール撮影でRAW+JPEGを記録しているだけの状態です。
ボディの機密性が高い=熱を持ちやすい、とも言えるかもですが…。
「Wi-Fi接続を切れば改善するのかな?」と思って試してみたんですが、目立った変化は感じられませんでした。
夏場の屋外で長時間構え続けるシチュエーションだと、軍艦部やグリップ周りが想像より熱くなる、という感じです。
熱で動作不良になったことは一度もありませんが、「持っていて気になる温度」になるのは事実です。
大柄なボディでも熱を持つということは、Zfの小型化は難しいのかもしれませんね。

動画撮影中の熱暴走については、僕の使い方では検証できていません。
ただ、スチール中心の運用でこれだけ熱を持つので、真夏に長時間の動画を回す用途では、何かしらの対策(長回しNGなど)を入れた方が安心かもしれません。
とはいえ、これも「Zfをメイン機として使えない」レベルの話ではないです。
真夏の運用には少しだけ意識を向けたい、って感じのデメリットですね。
デメリット3:バッテリーの持ちは平均、ただし充電が遅い

3つ目は、バッテリー周りの話です。
といっても、「持ち時間そのもの」ではなくて、「充電速度の遅さ」の方が実運用で響いてきます。
持ち時間は正直、ミラーレス機としては普通です。
1日300枚程度のスチール撮影なら、バッテリー切れの心配はまずありません。
こまめなオンオフをすれば30%くらいは残ると思います。
問題はフル充電までのスピードです。
残量ゼロからフル充電までを試したことが何度かあるんですが、思っていたよりずっと時間がかかるんですよ。
「出かける少し前に充電をしておこう」なんて気軽に構えていると、わりとギリギリになることがあります。
90%くらいまでの充電は早いです。
でもそこから、100%になるまでが時間がかかるイメージです。
フル充電にこだわらないなら良いかもしれませんが、やっぱり「100%」にしておきたいですよね。
とはいえ、これは「モバイルバッテリーを1個カバンに忍ばせておけば解決する」話でもあります。
モバイルバッテリーの容量選びで迷っている方は、モバイルバッテリーのおすすめ容量は? の記事も参考になると思います。
カメラ用途なら、iPhoneを1回フル充電できる容量があれば、Zfの「もう少しだけ」を拾ってくれます。
今の時代、カメラと一緒にモバイルバッテリーを持ち歩くのは常識かもしれないですね。
デメリット4:スリープからの復帰がワンテンポ遅い

4つ目は、スリープからの復帰がもたつく件です。
これも実運用で初めて気づいたタイプのデメリットで、買う前のスペック表からは読み取れない部分なんですよね。
電源オフからの起動自体は普通に速いです。
気になるのは、電源ONのままスリープに入ったあと、シャッターを半押しして復帰させる瞬間。
「半押し→ピント合う→シャッター」の間に、明らかにワンテンポの待ち時間が挟まるんですよ。
これがスナップ撮影中だと大きなストレスになってきます。
「今だ!」と思った瞬間にシャッターを切りたいのに、スリープ復帰の待ち時間でワンテンポ遅れる…。
これではシャッターチャンスを逃しかねませんよね。
「起動しても撮れる状態になるまで、もう1拍ある」みたいな感覚です。
対策としては、撮りたい時間帯に入る直前にシャッターを軽く半押ししておくと、ある程度回避できます。
「Zfをスナップで使うなら、スリープ運用のやり方を考えよう!」というのが僕からのアドバイスです。
ここまで4つのデメリットを語ってきましたが、どれも「Zfをやめておけ」と言えるレベルの話ではないというのが、3ヶ月使った僕の結論です。
使い込んだからこそ見える”クセ”のような部分、と言うのが近いかもしれません。
この4つを飲み込めるなら、Zfはむしろ買って正解の1台です。
気になっている方は、普段お使いのECサイトで価格や在庫を確認してみてくださいね。
デメリットを飲み込めるなら、Zfは間違いなく”買い”の1台

ここまで挙げてきた4つのデメリットを、表でまとめておきますね。
購入前に「自分にとっての許容範囲かどうか」を判断する材料にしてもらえると嬉しいです。
| デメリット | 3ヶ月使った実感と対策 |
|---|---|
| 動体AFは他社特化機に届かない | スナップ・人物・風景なら全く問題なし。動体メインの人は要検討 |
| 夏場のボディ発熱 | 動作不良はないが、長時間運用なら電源OFFを挟んで対策 |
| 充電速度が遅い | 前夜からの充電+モバイルバッテリーを連れて行けばOK |
| スリープ復帰のもたつき | 撮影直前に半押しでカバー、電源オンオフの運用に切り替える |
もう1つだけ補足しておくと、Zfは底面プレートに樹脂素材が使われている関係で、底面に細かい傷が入りやすいんですよ。
新品状態をキープしたい人は底面フィルムなどを貼っておくと良いかもしれないですね。
僕は最初はこの傷は気になりましたけど慣れました。笑
Zfの本当のデメリットは、全て「使い方の工夫」か「ちょっとした割り切り」で受け止められる範囲です。
クラシック性と高性能の両立というのは、ユーザー側の歩み寄りも少しだけ求められるんですよね。
3ヶ月使い込んでデメリットを正直に並べた上で、それでも僕は「Zfを選んでよかった」と言い切れます。
長期目線での評価が気になる方は、ニコンZfで後悔したくない…あなたに送る365日の答え もぜひ読んでみてくださいね。
「デメリットを正直に語った上で、それでも欲しい」と思えるカメラは、長く付き合えるカメラだと思います!
Zfに合わせるレンズで迷っている方には、実質無料の称号、NIKKOR Z 40mm f/2を1年使った本音レビュー もおすすめです。
ボディとのバランス・写りの両面で、Zfと相性が良すぎる1本だと感じています。
キットレンズになるだけの理由がわかると思います!
ズームレンズ派の方なら、買ってよかったNIKKOR Z 24-120mm f/4 S の記事も合わせてどうぞ。
1本で広角から中望遠までカバーできるので、Zfの使い道が一気に広がります。
ここまで読んで「やっぱりZfが欲しいかも」と感じた方は、ぜひ各ECサイトをチェックしてみてください。
3ヶ月使った僕としては、デメリット込みでも自信を持っておすすめできる1台です。



