【自分で出来る!】バイクのオイル交換は頻度高い割に費用エグいと悩む人への提案

オイル交換

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「オイル交換時期の目安は?どれくらいの頻度で交換する?

「オイル交換の費用が高い!オイル交換しないとどうなる?」

「バイクのオイル交換を自分でやってみたい!やり方教えて!」

バイク整備できる人って、オイル交換が自分で出来る人。

メンテナンスを始めた頃このように感じていた。

なんか凄そうで憧れもあった。

メンテナンス初心者にバイクのオイル交換って難しいのか?

結論、マニュアル通り行なえば初心者でも簡単!

でも、舐めてかかると重大な故障に繋がる危険な部類の整備。

成功のポイントは工具をケチらないこと!

10年以上、バイクを整備してる俺のオイル交換手順を紹介する。

車種によってオイル交換方法が違うから参考程度にしてほしい。

バイクにとってオイルは超重要だから丁寧に解説していく。

この記事がおすすめな人
  • オイル交換の目安や頻度が分からなくて困ってる人
  • オイル交換の交換費用を抑える方法を探してる人
  • 具体的な交換方法と失敗しないポイントが知りたい人

この記事を読めば、オイル交換についての知識が一通り身に付く。

初心者に向けて出来るだけ簡単に記事を書いていく。

バイクのオイル交換時期は季節の変わり目!頻度は3000km〜

俺は距離で管理することが多い。

オイル交換のタイミングが分からず悩む人は意外と多い。

結論、半年に1回 or 3,000km毎に1回が理想。

どちらか早いタイミングに合わせよう。

最近のバイク(特に欧州車)はオイル交換サイクルが長い。

オイル交換サイクル数万キロみたいな感じ。

これを鵜呑みにしてオイル交換しないとトラブルが起きやすい。

右が交換前。3,000kmの使用でここまで汚れる。

10,000kmも走ればオイルの性能が下がって粘度も薄くなる。

バイクのエンジンオイルは、ミッションのギアオイルも兼用する。

めちゃくちゃ酷使されるから劣化が早い。

だから適切にオイル交換する必要がある。

経験上、3,000km~5,000kmで交換するのがベスト!

走行距離が短い場合でも、半年に1回は必ず交換したい。

オイルは使わなくても劣化するからだ。

EVERY DAY SLING

オイル性能の劣化原因の1つが高温環境での使用。

日本の夏は異常とも言えるほどに暑い。

エンジン内部も高温になりやすくオイルの劣化が進む。

オイルがカフェオレのような色になる。

また、オイルに水分が混ざることでオイルの性能が著しく低下する。

オイルが白く白濁する「乳化」という現象。

寒い季節にバイクを始動・停止させるとエンジン内が結露する。

すると熱いエンジン内部と寒い外気の気温差で水滴が発生。

この水分がオイルと混ざることで乳化してしまう。

だから夏の終わりや冬の終わりにオイル交換するのがおすすめ。

【費用高すぎ】バイクってオイル交換しないと壊れるの?

オイル交換しないとバイクに悪影響って出るんだろうか?

答えはもちろん YES だ。

エンジンオイルはバイクにとって超重要な「部品」だ。

まずエンジンオイルがどんな役目を担ってるか深掘りする。

オイルの役割ってエンジン内部の潤滑でしょ?

バイクのエンジンオイルって役割がめちゃくちゃ多い。

下の一覧を見るとブラックな環境で働いてるのが分かる。

  • ピストンとシリンダーの潤滑
  • トランスミッションの潤滑
  • エンジンの冷却
  • エンジン内部の密閉によるパワーロス防止
  • エンジン内部の防錆
  • スラッジなどの汚れを洗浄

可哀想なくらい頑張ってくれてる。

エンジンオイルはバイクにとって重要な役割を一挙に担ってる。

オイルを変えないとバイクに不調が出るのは想像に容易い。

重要なのは分かったけど、交換頻度が高い割に費用高すぎん?

実はオイルってグレード毎に価格が大きく異なる。

  • 全合成油
  • 部分合成油
  • 鉱物油

全合成油が高くて鉱物油が安い。(厳密にはもう少し細かい。)

エンジンによっては全合成油 or 部分合成油みたいに選べる物も。

この場合、部分合成油を選んでもサボらず変えれば大丈夫!

今回使うオイルは部分合成油。

お店で良いオイルを入れようものなら1万円を軽く超える。

指定のオイル代+工賃が発生するから。

少しでも安く済ませたい人は自分でオイル交換するのも手。

作業は簡単だけどミスると甚大な被害が出るから注意が必要!

次でオイル交換方法を簡単に解説する。

Q.バイクのオイル交換は初心者も可能?A.可能だけど注意点あり

バイクのオイル交換って初心者でもできるのか?

しっかり準備して作業すれば大丈夫だ!

まずはオイル交換方法をマニュアルでしっかり確認しよう。

そして、工具をケチらず揃えることもマジで重要!

オイル交換だけなら工具の種類も少ない。

  • オイルジョッキ
  • ラチェット
  • 各種ビット・ソケット

ただし「トルクレンチ」「メンテナンススタンド」は絶対に使うべき!

トルクレンチ。
はじめてスタンド
メンテナンススタンド。

正しく工具を使うことで圧倒的に失敗が減る。

色々な整備で使えるから買って損なし!

工具系の記事はこちら。

【交換時間は1時間未満】バイクのオイル交換の具体的やり方

ソケットレンチビットセット

※バイクによってオイル交換の方法は微妙に違うから注意!

本記事中のバイクは「トライアンフ ストリートスクランブラー」だ。

あくまで自己責任でお願いしたい!

オイル交換するにあたり、まず車体を直立させる必要がある。

メンテナンススタンドを使用しよう。(センタースタンドでも可)

オイル交換の基本は、下から抜いて上から入れる。

オイル交換に邪魔なパーツは予め取外しておこう。

このバイクの場合、マフラーやアンダーガードが邪魔。

オイルを入れやすくするためにマフラーを取り外す。

オイルは下から抜くからアンダーガードも取り外す。

オイルを抜く前に少しエンジンを始動して暖機しよう。

エンジンに触ってほんのり暖かくなるくらいがベスト。

長時間の始動はオイルが熱々になって火傷するからNG!

ドレンボルトを少しだけ緩めよう。

オイルエレメントも交換するなら同じく少しだけ緩めよう。

バイクの下に廃油受けを設置しよう。

緩めたドレンボルトとオイルエレメントを手で回して取り外す。

オイルエレメントはオイル交換の2回に1回ペースで交換しよう。

オイルフィラーキャップを開けるとオイルの排出が早くなる。

ここからエンジンオイルを入れていくぞ。

オイルフィラーキャップ周りをしっかり掃除してから開けよう。

あとはオイルが排出されるまでしばらく放置。

オイルエレメント。

オイルが抜けたらドレンボルトとオイルエレメントを装着していく。

このときに注意点がいくつかある。

オイルエレメントのゴムパッキンにオイルを指で塗り込もう。

こうすることでオイルが滲むのを防げる。

ドレンボルトを取り外すと「シーリングワッシャー」が引っ付いている。

シーリングワッッシャーは毎回新しいものに交換しよう。

安い物だから10枚セットなどで仕入れよう。

ボルトなどの締め込みには必ずトルクレンチを使用しよう。

ここがオイル交換を成功させるポイント!

この世に手トルクほどいい加減なものはないと思ってる。

初心者の場合、オーバートルク(しめ過ぎ)になりがち。

例えば、ドレンボルトの頭をオーバートルクでなめると大変!

規定トルクで締めたらフィラーキャップ側からオイルを入れる。

オイルジョッキなどオイルを入れやすい容器を使用しよう。

オイルが空の状態。
オイルが規定量入った状態。

マニュアルに記載される規定オイル量を入れればOK。

入れすぎないようにオイル点検窓で確認しながら作業しよう。

30秒くらいエンジンをかけてしばらく放置。

オイル点検窓で規定範囲内に収まってるのを確認したら完了!

オイルが漏れてると床にオイル染みができるから分かる。

テプラで作成。

交換時期や距離を印字したテープを貼り付ければ完璧。

メンテナンス初心者必須!バイク用トルクレンチおすすめ範囲

オイル交換のやり方の中で「トルクレンチ」を使う必要性を書いた。

自分で整備を行いたい人はマストで購入すべき工具!

これを使わず整備すると、バイクを壊してしまう可能性がある。

10年以上バイク整備してるけど、必ずトルクレンチを使って作業する。

「手トルク」ってのはトルクレンチを使いたくない人の言い訳。

1本1本扱えるトルクが違う。

トルクレンチは1本で全てを網羅できる工具じゃない。

1本1本使えるトルクの範囲が決まってる。

バイク整備におすすめなのが「TOHNICHI」の以下2つ。

  • MTQL40N
  • MTQL140N

モータースポーツ用に最適化されたシリーズ。

ワイドレンジだからバイクの整備で使い勝手が良い。

とりあえず、この2本があれば大体の作業を網羅できる。

「MTQL40N」のトルク範囲は 5 ~ 40 N・m。

日常的に使う頻度が多いトルク範囲だ。

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「MTQL140N」のトルク範囲は 20 ~ 140 N・m。

最大 140 N・m とトルクが大きく、ブレーキや駆動系の整備にも使える。

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2本合わせると、5 〜 140 N・mまで管理できる。

このトルクの範囲外を管理する場合はトルクレンチを買い増す。

俺は1~5 N・mの範囲を管理できる「QL5N-MH」を追加した。

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ホームセンターに売られる謎のトルクレンチは避けた方が無難。

精度が出てるか疑問だし校正もできない。

品質や精度が高く、校正や修理も可能なメーカーを選びたい。

TOHNICHI(東日製作所)のトルクレンチなら間違いない。

メイドインジャパンの一級品だ。

トルクレンチは締めるための専用工具。

ボルトなどを緩めるために使用してはならない。

トルクレンチの精度低下に繋がる。

バイクのオイル交換を自分で正しく行なえば費用と時間が浮く

今回はバイクのオイル交換についてを記事にした。

オイル交換は半年に1回か、3000 km に1回の割合が理想的。

エンジンオイルと一口に言っても、その役割は非常に多い。

めちゃくちゃ酷使されてる部分だからケチらず交換したい。

とは言っても交換サイクルが早い割に費用が高い!

こういった便利アイテムを使えば1人でも簡単。

そんな人はオイルを自分で交換することを視野に入れてみては?

自分でオイル交換をするメリットは以下の2つ。

  • 工賃が浮くから安く済む
  • バイク店に持ち込む時間が浮く

デメリットは失敗した場合に自己責任になること。

最低限マニュアルを読み込んでから作業したい。

また必要な工具はしっかりと揃えるようにしよう。

工具をケチると作業性が落ちるだけでなく整備ミスにつながる。

オイル交換において以下の2つはマストで使用しよう!

  • メンテナンススタンド
  • トルクレンチ

特にトルクレンチは組立てで超重要となる。

適正なトルク管理で作業品質を確保しよう。

今回紹介したオイル交換方法を参考にトライしてみてほしい。

ただしオイル交換の細かな方法は車種によって様々!

自己責任にはなるけど、本記事が少しでも参考になれば幸いだ。

おしまい。

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