モノスクラムhttps://monoscram.com好きなモノを混ぜ合わせる"モノスクラム"Sat, 16 Aug 2025 00:01:44 +0000jahourly1https://monoscram.com/wp-content/uploads/2023/03/09e206f5750b6541346a7f1bf563bbe7-150x150.pngモノスクラムhttps://monoscram.com3232 マイクロフォーサーズは後悔する?名機を1ヶ月使ってみたhttps://monoscram.com/mft-regret/Fri, 15 Aug 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12662

「マイクロフォーサーズを買って後悔した」なんてケース、実は多いと思います。 (※以下、マイクロフォーサーズを「MFT」と略しますね。) でもだからこそ、見落とされがちな “唯一無二の魅力” が存在するのも確かなのです! ... ]]>

  • マイクロフォーサーズがオワコンって聞いたけど本当?
  • フルサイズと比べて後悔しないかな?
  • マイクロフォーサーズのメリットや名機が知りたい!

「マイクロフォーサーズを買って後悔した」なんてケース、実は多いと思います。

(※以下、マイクロフォーサーズを「MFT」と略しますね。)

確かに、フルサイズよりダイナミックレンジなどが劣るのは事実です…。

でもだからこそ、見落とされがちな “唯一無二の魅力” が存在するのも確かなのです!

そこで「OM-3」を1ヶ月使って分かったこと、そして後悔していることを記事にしていきます。

これを見ると、「MFTを買ってから後悔するなんてことにはならない」と思います。

また、僕はOM-3を名機だと思っていますが、その根拠までしっかり解説しますね。

この記事がおすすめな人
  • MFTに興味はあるけど、買ってから後悔しないか不安な人
  • フルサイズなどから、軽量システムに乗り換えを検討している人
  • Vlog撮影で間違いなく使えるカメラを探している人

なぜマイクロフォーサーズは後悔する人が多いのか?その理由ぶっちゃけます

カメラ選びを間違えると、買った瞬間から後悔が始まります。

MFTは、その落とし穴が意外と深いんですし。

どんな人が後悔しやすいですか?

MFTのことをよく知らないまま “なんとなく” で買うと、後悔することになるかもしれません。

フルサイズをはじめとする、大きなセンサーの影が頭の中をチラつくんですよね。

撮影経験やカメラの知識が増えてくると、どうしても違いが気になってくるものです。

僕もそうでしたし、実際のところフルサイズを使ってますし…。笑

そこでMFTを買ってから後悔しないよう、僕が使って残念に感じたポイントを紹介しますね。

まず久々にMFTを使って、「良くも悪くも昔とあまり変わっていない」と感じました。

なんというか、マイナーチェンジを淡々と行ってきたような印象が強いですね

スペックは向上してますが、 “目新しさがなくワクワクしない” のが正直なところでした。

何を隠そう、OM SYSTEMより機材提供を受け、10年ぶりにMFTに触った感想がコレです。

カメラ・OM SYSTEM・OM-3

MFTの小さなイメージセンサーを、最大限引き出すような工夫が見られたのは確かです。

例えば、OM SYSTEMであれば「コンピュテーショナル フォトグラフィCP」がありますね。

で、これを一般ユーザーが使うのか?と聞かれると、ものすごく微妙なんですよね…。

CP内には “ハイレゾショット” などがありますが、操作が増えるので面倒になります。

どちらかというとアクロバティックな撮影方法が多くて、普段使いには向きませんし。

また、MFTには将来性がなく「オワコン」なのでは?と検索をしている人が多いようです。

確かにMFTの開発ペースは遅く、フルサイズなどに比べて先進性などは薄いと思います。

とはいえ、(後述しますが)他にはないメリットが多いのも事実です。

なので、個人的に将来性がないシステムとは全く思っていませんね。

「オワコン化してると感じるのは、ブランディングの失敗が原因では?」と個人的には思いますね。

OM SYSTEMの話になりますが、販売する商品のメーカー名を統一すべきです。

2021年10月、オリンパスから「OM SYSTEM」にブランド名を変更してるけれど…

  • OM-3などのカメラ:OM SYSTEM
  • ほとんどのレンズ:オリンパス
レンズには「OLYMPUS」と表記されています。

なので、OM-3をレンズキットで購入すると、ブランド名がチグハグになってしまうんですよね。

さすがにこの辺りどうなんでしょう?

お金を出して買うユーザーからすると、この辺りは揃えて欲しいと思うのではないでしょうか。

何か意図があるのかもしれませんが、商品として爪の甘さを感じたのは僕だけではないはずです。

未だブランド名を統一できないことが、オワコンなのか?と不安にさせてる気がしますね。

またMFTはセンサーサイズが小さく、「写り」に関してはハンデがあると言わざるを得ません。

わざわざカメラ買って使うなら、キレイに残したいと思うのが人情です。

なので、どうしてもフルサイズと比較してしまいますよね。

フルサイズと価格が変わらないMFTなら、「それならセンサーが大きい方を…」という流れになって然りですし。

そんな、MFTのネガな部分を少し書き出してみると…

  • ダイナミックレンジの狭さ。
  • 高画素モデルの少なさ。(2000万画素クラスが中心)
  • RAWデータが12ビット撮影に制限される。
  • 暗所でのノイズ耐性の弱さ。
カメラ・OM SYSTEM・OM-3

また、 “ボケ感に憧れてカメラを手にする人” も多いのではないでしょうか。

というか、僕がカメラを手にした理由がコレでした。

これは一概にデメリットとは言えませんが、ボケ感もフルサイズよりだいぶ弱いです。

ボケ写真を撮りたい!なんて人は、もっと大きなセンサーを選ぶ方が幸せになれるでしょう。

こうした弱点だけを見ると「やっぱりMFTはオワコンなのでは?」と思うかもしれません。

僕自身、かなりボロカスに書いている自覚もありますし。

でも、ここからが大事なところです。

MFTには、他のフォーマットでは代えがたい大きなメリットが存在しているのです。

そのメリットこそが「理解して選べば後悔しない」という根拠になるのです!

そこで次では、 “MFTを選ぶメリットについて” を紹介していきますね。

軽さだけじゃない!プロも愛用するマイクロフォーサーズの真のメリットとは

MFTは「小さいセンサーサイズ」という、ある種ハンデを背負ったシステムだと感じます。

でもハンデを吹っ飛ばすほどのメリットがあり、実はプロも愛用してることをご存知ですか?

プロが使ってる理由が知りたい!

誰もが口を揃えていくことですが、軽量・コンパクトと言うメリットが大きすぎるんです。

面白いのが、画質に有利なフルサイズからMFTに移行するユーザーすらいる点です。

このことからも、センサーサイズが全てではないことを物語っていますね。

実は底知れない、MFTのメリットを深掘りしていきましょう!

まずカメラにおいて軽量・コンパクトであることは、様々なメリットをもたらしてくれます。

どんなに良いカメラでも、大きくて重いと使わなくなるリスクがあるのです。

カメラだけでなくレンズも小型化できるMFTは、フルサイズと比べて二回りほど小型です。

いつもはパンパンのカメラバッグも、MFTなら更にレンズが2本も入る…なんてことも!

これって間違いなく、プロがMFT愛用する大きな理由の一つと言えるでしょう。

というのも、MFT愛用者には “ネイチャーフォトグラファー” が多いためです。

過酷な環境になるほど、MFTが頼りになってくるんですよね。

例えば…

  • 本格的な装備が必要な雪山登山。
  • スコールなどに見舞われやすい熱帯雨林。
  • 乾燥して埃やチリが舞う砂漠。

こういった、荷物を必要最低限にすべきシーンでは、フルサイズは重くて大きすぎるんです。

その点、MFTであれば荷物を減らしつつ、撮影クオリティも担保できるんですよね。

さらに、強力な防塵防滴性能を備えていたり、-10℃にも耐えるカメラなんかもあります。

屋外レンズ交換を想定されたものが多く、センサーに付着したゴミも強力に排除してくれます。

業務用とで使うのであれば、耐久性の高さは一般ユースの比ではなくらい重視されます。

また過酷な環境では、先ほど酷評したOM SYSTEMの「CP機能」も生きてきます。

三脚やフィルターが無くても、それらをサポートしてくれますし。

ここも機材を軽量化しつつ、高品質な撮影を成功させられるポイントですね。

例えば次のような機能があります。

  • 強力な手ブレ補正で、手持ちでハイレゾショットが使える。
  • ライブND撮影なら、NDフィルターなしでスローシャッターも可能。
カメラ・OM SYSTEM・OM-3

また、MFTではボケにくい写真になりがちですが、思い出を記録するならむしろ丁度いいでしょう。

背景がボケない方が、後で見返したとき多くの情報が見て取れますし。

とはいえ、F値の小さな単焦点レンズなどを使えば、それなりに背景をぼかすことも可能です。

日常使いから、コンパクトな旅カメラとしても非常に優秀ですね。

“MFTはAFが弱く、動き物に弱い” というイメージを引きずってきました。

でも最新機種なら、本当に何の不満も出ないですね。

キヤノンやソニーほどではないにしろ、野鳥撮影でも十分に通用するAFに進化しています。

OM-3を使ってみて、後発だからこそ、動作の安定性も高くて安心して使えると感じました。

MFTはフルサイズ換算で2倍となる焦点距離も、野鳥や運動会での撮影で便利ですよね。

背面モニターも見やすいですし。

MFTは、「V-log」にも向いてるのでは?なんて最近実感してきました。

特にルミックスなんか、この辺りが強いことで知られてますよね。

「強力な手ブレ補正」「レンズも軽い」といった特徴は、まさに動画撮影向きです。

僕は手持ちで動画撮影することが多いので、レンズが重いと腕が疲れるんですよね。

それでいてスマホなどで撮影するより、圧倒的に高画質に撮影できるのが良いですね。

OM SYSTEMなんかは、MFTだけで勝負してるので、強いこだわりや信念なんかも感じます。

そんなこともあって、個人的にはルミックスよりOM SYSTEM派だったりもします(笑)

そんな中で、今回試用したOM-3を思い返してみると、名機たり得ると実感してきました

今は返却して手元にないからこその、「名残惜しい気持ちなど」を次で書いていきます。

使い終わってから気づいちゃった!マイクロフォーサーズの名機「OM-3」の魅力

OM-3を1ヶ月使ってみた結果、フルサイズより見劣りする部分ばかりが目についてました。

でも返却してから「実は名機だったのでは?」と、少し後悔していたりもします。

具体的にどういったところに後悔してるの?

「MFT=フルサイズより安いもの」と言う、時代錯誤感覚を捨てるべきでした。

センサーサイズが小さいのだから、その分安くないと!なんて思っちゃうんですよね…。

でもよくよく考えてみると、高価になって当然の機能が盛り込まれていることに気付きます。

例えば、次のようなものが、マグネシウム合金ボディに詰め込まれてるわけですし。

  • 裏面照射積層型センサー
  • AI被写体認識AF
  • ボディー内5軸手ブレ補正機構

これらをOM-3のコンパクトなボディに納めるって、実はすごい技術じゃないですか?

本体のみで413gと、僕が使っているNikon Zfより200gも軽いボディに仕上がってますし。

(ちなみに200gを身近な物に例えると、缶コーヒー1本分に相当します。)

おかげで、フルサイズの重さを再認識させられてしまい、物欲がグラグラ揺れています!笑

カメラ・OM SYSTEM・OM-3・Nikon Zf
暗いシーンなんかでは、Nikon Zfの方がAF動作が安定してましたね。

あえてMFTのウィークポイントである「AF」についてを見てみましょう。

“ほぼ” フラッグシップであるOM-3ですら、爆速なAFと感じなかったのは事実です。

これは僕が、AFの速いキヤノンやソニーを以前使っていたためでしょう。

でもよくよく考えると、そこまでAFに依存する撮影をしないことに気付くんですよね…。

僕の場合、8割くらいを「AF-S」で撮影してしまいます。

つまり、そこまで高精度なトラッキングなどが不要ってことです。

ちなみに、僕がカメラを使う用途は次のとおりです。

  • 日常の記録撮影
  • ストリートスナップ撮影
  • インスタ投稿用の撮影
  • フォトコン用の作品撮影
  • ブログ用の物撮り

AFに頼るのは、子供やペットの撮影なんですが、OM-3のAFで十分すぎるほどでした。

となってくると、僕にとってOM-3のAFで十分すぎるってことなんですよね。

カメラ・OM SYSTEM・OM-3
ここに割り当て可能です。

また、以前書いた記事で「電源ボタンが左側にあるので使いにくい」と文句を垂れました。

でも、右側のCPボタン部のレバーに、電源を割り当てが可能ってことを後から知りました。

右手だけで完結するなら、ストリートスナップでも使いやすそうです!

また以前の僕は、動画をまったく撮影してませんでした。

でも、ひょんなことから最近動画撮影にハマりつつあります。

これが残念なことに、OM-3を返却した後のことなのが惜しまれるんですよね!

というのも、「OM-3は動画機としても優秀かもしれない」と感じているためです。

まだ語れるほど動画撮影の知識はありませんが、現在は「熱」に苦しめられています。

どこのメーカーとは言いませんが、動画撮影中に熱で止まってしまうんですよね。

OM-3は公式サイト内で、“温度が25℃の場合は熱停止しない” こと明記しています。

40℃の場合でも30分の連続撮影ができるみたいなので、長回ししなければ夏でも平気ですね。

マイクなど端子を挿したままでは、モニターを回転させられませんが…。

IP53規格の防塵防滴性能がありながら、この熱耐性ってすごくないですか?

水などが入らないように密閉されてるのに、熱がこもらないってことですよね。

センサーが小さめなMFTだから発熱が少ないのでしょうか?

熱暴走に苦しめられてるカメラは、MFTより小さいセンサーなので、OM-3が優秀なんでしょう。

「Log撮影」にもしっかり対応しているのも嬉しいですね。

試用中は「タリーランプついてるんだ」くらいにしか思ってませんでした。

でも、動画機として本気仕様だったようですね。

また使う機会があれば、動画機としても検証してみたいところです。

コンデジX100VI
最近はコンデジブームですしね。

少し話はそれますが「MFT+TGシリーズ」みたいな高級コンデジがあれば面白そうです。

これならメインがある人でも、用途が被らないので訴求力高そうですよね!

昔、SONY RX-0という1インチセンサー+タフカメラを愛用してた僕からするとこれは胸熱です。

OM SYSTEMなら唯一無二の高級コンデジが作れそう!なんて妄想してしまいますね。

話を戻しますが、OM-3は多くの人が満足できるカメラだと、今は痛感しています。

ただし、防塵防滴性能などは使い込むことで真価が分かるものです。

なので、店頭でタッチ&トライするだけでは伝わりにくいカメラなのかな?とも思いました。

ぜひその辺りも頭に入れつつ、OM SYSTEMが誇る名機をチェックしてみてください!

【まとめ】マイクロフォーサーズ=オワコン論に終止符を!

MFTはフルサイズと比べると、ダイナミックレンジなどが劣るのは事実です。

でも、これらデメリットをひっくり返すほどのメリットも秘めています!

  • 軽量・コンパクト
  • 強力な防塵防滴性能
  • 過酷な環境でも安心して使える信頼性
  • 豊富な機能性

など、他のフォーマットにはない魅力があるからこそ、プロも愛用するシステムなのです。

特にOM SYSTEM「OM-3」は、名機たり得るカメラだと実感しています。

軽量ボディに最新の積層型センサーや高性能AF、防塵防滴・耐低温性能までを搭載します。

弱点を理解した上で選べば、後悔どころか手放したくなくなるカメラになるでしょう。

もしあなたが軽快かつ信頼できるカメラを探してるなら、OM-3が最適解になるかもしれません。

初めての1台を探してる方に、そしてフルサイズに疲れた方にもおすすめできるカメラです!

他にも役立ちそうな記事をピックアップしたので、ぜひそちらも読んでみてください。


OM SYSTEM

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フォトグラファーになるには?難易度別でみる仕事の始め方https://monoscram.com/howtobecome-photographer/Fri, 08 Aug 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12627

将来フォトグラファーとして働きたいけれど、何から始めればいいのか分からない…。 そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか? この記事では「副業から始めて専業化を目指す」という、現実的なステップを紹介します! ま ... ]]>

  • フォトグラファーになるには何をすればいいの?
  • フォトグラファーとカメラマン、違いはなんなの?
  • フォトグラファーとしての働き方が知りたい!

将来フォトグラファーとして働きたいけれど、何から始めればいいのか分からない…。

そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

今でこそ副業として仕事を受けてますが、僕も最初はどうすればいいか分かりませんでした。

この記事では「副業から始めて専業化を目指す」という、現実的なステップを紹介します!

まずは実績を積みながら、自分に合った撮影ジャンルや働き方を見極めることが大切です。

僕自身も、副業としてカメラの仕事を続ける中で、多くの気づきや経験を得てきました。

だからこそ副業をスタートすることは、専業への第一歩になると確信しています。

この記事がおすすめな人
  • 将来カメラを仕事にしたいと思っている人
  • SNSで写真投稿をしているけれど、収益化を考え始めた人
  • “フォトグラファー”と名乗ってはいるが、仕事にするには不安がある人

【注意】「フォトグラファー」と「カメラマン」の違いを知らずに名乗っていませんか?

カメラ・自撮り・明るい・クラシック・レンジファインダー

「なんとなく違いはある気がするけど、結局どっちを名乗ればいいの…?」

そう思っている人こそ、ここでハッキリさせておいた方がいいかもしれません。

呼び方を間違えるとマズイの?

正直なところ、フォトグラファーでもカメラマンでも、日本では普通に通じます。

ぶっちゃけ諸説ありすぎて、「これが正しい」という定義がないのでは?という印象です。

どちらかというと、カメラマンの方がより通じやすいですね。

ただし、写真のプロとして海外でも活動したい人は、これらを使い分ける必要があります!

日本において、 “カメラマンという言葉が広く使われすぎている” ことが、話をややこしくしています。

というのも…

  • フォトグラファー:写真のみを撮る人
  • カメラマン:写真も動画も撮る人

というように定義つけされています。

ちなみに以前は、フォトグラファー=写真で生計を立てるプロを指す言葉だったようです。

でも今はSNSの影響で、お金を稼いでなくてもフォトグラファーと名乗る人が増えました。

インスタのプロフを見ても、  “写真家・フォトグラファー” と書いてる人は多いですよね。

資格が必要なわけでもないので、ある意味「言ったもん勝ち」みたいになってますし。

写真におすすめなSDカードは?

なので日本では、プロアマ関係なくフォトグラファーと名乗っているのが現状ですね。

またカメラマンについては、 “カメラを使えばみんなカメラマン” という感じすらあります。

しかも、カメラマンという言葉は「プロ・アマすら問わない」という懐の広さですし!

わかりやすいところでは、次のような具合でしょうか。

  • アマチュア:休日カメラマン、パパカメラマン
  • プロ:テレビカメラマン、商業カメラマン

でも海外では、カメラマンが指す人が明確に決まっているようです。

基本的には映画などを撮る人を指すようで、 “かなりプロ寄り” という雰囲気ですね。

なので、海外で活動するならカメラマンを名乗るなら慎重になるべきですね。

例えば「写真の仕事がしたいのに、動画の依頼が来た!」みたいなことになりかねませんね。

カメラ・フォトグラファー・女性・カメラ・富士フイルム

ただカメラマンという言葉、今後は微妙なワードになるかも?なんて感じたりもします。

というのも、「マン=男性」っていうイメージがないでしょうか。

昔は “カメラは男性の趣味!” みたいな印象が強かったと思います。

でも、今はSNSの普及などもあって、女性のカメラユーザーがかなり増えてますよね。

こうした「性差」に敏感な時代だからこそ、カメラマンという言葉も変化していくかもしれません。

ここまでをまとめると、(日本にいるなら)どちらか好きな方を名乗ればOK!と、僕は思います。

ただし、仕事として成り立たせたい場合は、これらの違いを理解しておくべきでしょう。

しっかり理解した上で、フォトグラファーとカメラマン、それぞれから選びたいですね。

最後に、僕の実体験を少しお話しておきます。

僕は仕事を頂いたとき「フォトグラファー」と名乗りますが、うまく伝わらないことがあります。

クライアント側がカメラに詳しくないことも多いですし…。

結局、「カメラマン」とひとくくりにされてしまうケースがそこそこありましたね。

このことから、副業レベルで活動する分には、呼び方にこだわらなくて大丈夫だと感じてます。

さて次では、“専業フォトグラファーになるとどうなるか?” について解説しようと思います。

フォトグラファーになるには?専業化による「3つ」のメリット・デメリット

ニコン・Nikon・一眼レフ・カメラマン・女性

いきなりですが、フォトグラファーとして生計を立てるのは簡単なことではないです。

会社員とは違い、 “自分で仕事を取らないといけない” などハードルは高めです。

専業フォトグラファーになるにはどうすればいい?

将来的に専業フォトグラファーを目指すにしても、まずは副業から始めるべきだと思います。

というのも、専業ともなると撮影スキルの高さだけではやっていけません。

それに顧客がいない状態でのスタートは、生活を破綻させる可能性すらあります。

副業で色々なスキルを磨きつつ、SNSなどを通して顧客を獲得することが大切になりますね。

今の時代だからこそ、SNSには絶対に力を入れるべきです。

まさに “急がば回れ” で、本業化にグッと近づくことができると思います。

例えば、次のような感じです。

  • SNSに本気で取り組む。
  • 認知されることで副業に発展する。
  • 少しずつポートフォリオが作成される。
  • やがては本業化できる。

とはいえ、いきなり専業のフォトグラファーになるメリットがあるのも確かです。

(僕も、最短でゴールを目指したい気持ちは痛いほどわかりますし…。)

まず、専業ゆえの時間の自由度が高いことがあげられますね。

撮影、編集、営業などに自分の時間をフル活用できるので、仕事の幅も広がりやすいです。

反対に副業でフォトグラファーでは、時間の捻出が一番の壁になりますね。

2つ目のメリットは、精神論になりますが「覚悟が決まりやすい」ということです。

生活がかかっているので、自ずと行動力や戦略性が磨かれます。

また良くも悪くも責任感がついて回ることで、よりプロっぽさが現れるでしょう。

会社員も責任感は必要ですが、専業ともなると全てがダイレクトに自分に跳ね返ってきます。

3つ目のメリットは、信頼性の向上です。

「専業=プロ」として見られやすく、クライアントからの信用を得やすくなるでしょう。

発注する立場に立って考えると、専業で仕事をしている人の方が、安心感ありますよね。

逆に言うと、それだけ厳しい評価を受けるということでもありますが…。

続いては専業化することのデメリットを見ていきましょう。

このデメリット、無視できないものが多いと感じますね。

例えば、次の3つがあげられるでしょう。

  • 収入の不安定さ。
  • 社会保障の弱さ。
  • 自己管理の難しさ。

1つ目のデメリットは、なんと言っても “収入が安定しない” ことがあげられますよね。

会社員と比べると、どうしても収入の不安定さが目立ちます。

専業フォトグラファーに限らず、フリーランスになると抱える悩みの1つですね。

最初は特に不安定になりやすく、閑散期には収入ゼロなんてこともあるでしょう。

SNSなどをうまく使うなど、仕事がもらえる窓口をいくつも増やしたいところです。

2つ目のデメリットは、社会保障の弱さがあげられます。

国民健康保険・国民年金に切り替わるので、会社員時代より保障が手薄になりがちです

こちらも、フリーランスや事業者になると誰もが抱える悩みですね。

(詳しくは割愛しますが)合法的に税金などを削減できる方法があるので、それらを活用したいですね。

3つ目のデメリットは、自己管理の難しさです。

専業フォトグラファーのようなフリーランスって、何をするにも自由なんですよね。

なので “ダラけやすく編集作業などに身が入らない” なんてことにもなります。

そんなときはカフェで作業するなど、環境を変えてみるなどの工夫が必要かもしれません。

僕も利用しますが、カフェで仕事をするなら、カフェ代は経費で落とすことができますし。

スーツ パソコン カウンセリング

また、専業化することのリスクもしっかり考える必要があるでしょう。

まず、専業のフォトグラファーともなると、撮影スキルだけではやっていけません。

どんな仕事にも通じることですが、結局のところ、営業力やマーケティング力が不可欠です。

顧客をどうやって獲得するかが重要になってくるんですね。

このように、いきなり専業フォトグラファーを始めるのは敷居が高いと感じます。

まずは副業から始めて、実績を作っていくことを目標にするのがいいと思いますよ。

そこで次では、「副業で始める5つのメリットと、おすすめの仕事」を紹介していきます。

フォトグラファー副業はどんな仕事がある?難易度別でおすすめのジャンルを紹介します

カメラ 女性 撮影

フォトグラファーの仕事は写真撮影ですが、そもそも素人が仕事を受注できるのでしょうか?

実績ゼロでも始められる仕事も多いので、総合的に見ても副業でのスタートがおすすめです。

副業で始めるメリットを一言でいうと?

最小限のリスクで専業化に向けてチャレンジできる点でしょう。

「ココナラ」などの仲介サービスを活用すれば、思ったよりも仕事をスムーズに受注できます。

さて、副業からフォトグラファーを目指す具体的なメリットですが、次の5つが考えられます。

  • リスクを最小限に抑えられる。
  • 市場との相性を見極められる。
  • 本業スキルなどを活かせる。
  • 収入を目安に独立のタイミングを決められる。
  • 時間をかけて実績を積み上げられる。

ここからは副業で始めるメリットを具体的に紹介します。

1つ目のメリットは、やはりリスクが減らせるのは最高ですよね!

いきなり専業で始めると、食べていけるかばかりに意識が向きがちです。

でも、副業であれば大丈夫です。

これとは別に本業があるので、経験やスキルをじっくり身につけられます。

2つ目のメリットは、「市場との相性を見極められる」ことにあります。

フォトグラファーといっても、ウエディングや商品撮影などジャンルは様々です。

副業で幅広く撮ってみることで、 “自分が必要としてもらえるジャンル” が見えてきます。

自分が好きな撮影ジャンルが、そのまま需要に繋がるとは限りませんし。

3つ目のメリットは、本業で得た知識など活かせるという点です。

僕自身、撮影をする中で思いもよらず、現職のスキルが役だった経験があります!

例えば、

  • 営業職なら、クライアントへの提案力などに活きてくる。
  • 接客業なら、撮影時のコミュニケーションが武器になる。

4つ目のメリットは、「副業の収入が伸びた時点で、本業に移行できる」という点です。

自分の中で明確な目標を作っておけば、不安なく専業化できますよね。

例えば、 “副業月収10万円を半年キープできたら独立” などです。

収益化の見通しがついていれば、精神的な負担も随分と違うと思います。

5つ目のメリットが、口コミや実績を時間をかけて積み上げられることです。

長い目で見ると、これが1番大きなメリットかもしれませんね!

副業なら腰を据えて、SNSや口コミの育成に取り組めます。

特に最初は、「信頼と実績の貯金」をつくることが肝心言われています

お客さん目線で見ると、その人がどんな実績があるか?というのは気になるところですよね。

インスタグラム

そこで、「ポートフォリオ」を用意するのが良いとされています。

まずはポートフォリオ作成も兼ねて、本気でSNSに取り組むのもアリでしょう。

フォトグラファーの知人も、インスタにポートフォリオを作成していますね。

ポートフォリオを作ることで…

  • SNSでポートフォリオを作成する。
  • ポートフォリオが実績になる。
  • 副業で受注しやすくなる。
  • やがては専業化できる。

続いては、フォトグラファーの仕事についてを紹介していきます。

そもそも「写真撮影」という仕事の定義って、かなり曖昧じゃないですか?

だから、撮影を仕事にしたい人にとって、具体的にイメージしにくい気がします。

そこで僕の実体験を交えながら、難易度ごとに仕事内容を紹介してみます。

副業で始める場合は、まずは難易度が低めのジャンルから挑戦してみましょう。

難易度☆☆☆:高単価だが競争も激しいプロの世界

最初に紹介するのは、商業写真や広告写真といった、いわゆる「企業案件」のジャンルです。

具体的には、

  • 商品広告の撮影
  • 雑誌
  • 企業パンフレット

などが該当します。

照明や構図、被写体の見せ方など、あらゆる面で高い撮影スキルが求められます。

さらに、ディレクション力や演出力といったコミュニケーションスキルも必要となります。

まさに「プロの仕事」といった印象が強く、簡単に参入できる世界ではありません。

報酬は案件によって異なりますが、1件あたり5万円~30万円以上と高単価なようです。

実力があれば魅力的なジャンルですし、ここに憧れる人も多いと思います。

でも、初心者がいきなり挑戦するには難しいのが現実です。

さらにハードルは高いですが、アート作品の販売」という選択肢もあります。

たとえば、写真集を自主制作して個展やSNSで販売したり…といった感じですかね。

いわゆるインフルエンサーと呼ばれる人たちが強く、報酬は “青天井” です。

作品のクオリティはもちろん、発信力や人柄といった「総合的な魅力」が求められますね。

難易度☆☆:副業でも狙えるジャンル

続いて紹介するのは、ある程度の知識や経験が必要になるジャンルです。

代表的なものとして、

  • ウェディングの前撮り
  • 家族の記念写真
  • 記念写真

などのポートレート撮影があります。

衣装やロケーションの準備、そして感情を引き出すなど、写真以外のスキルも求められます。

明るめのレンズなど、機材にもこだわる必要があると感じます。

報酬は1回あたり、1万5千円~5万円が多く、収益性の高いジャンルと言えますね!

ポートレート撮影以外では、飲食店やカフェのメニュー写真の撮影もあります。

SNSやメニュー用の写真撮影が中心となります。

僕自身、何度か撮影をさせてもらいましたが、お店の空気感を表現するのがミソです。

ちなみに報酬は1回あたり、1万円~3万円程度でした。

この辺りであれば、副業でも通用すると思いましたね。

難易度☆:初心者でも気軽に始められるジャンル

初めて仕事で撮影をする人にとって、仕事を受注することがすでにハードですよね。

もっとも手軽な方法のひとつが、「ココナラ」などの仲介サービスを利用することです。

最近はこうしたサービスを通じて、仕事を受注するスタイルが一般的になってきています。

これを使わないと、自分で営業する必要があるのでハードルが上がるんですよね。

まずはこうしたプラットフォームを活用するのが現実的です。

初心者におすすめなのは、フリマサイトやECサイトで使われる商品撮影です。

代表的なものとして、

  • メルカリ出品用の写真撮影
  • ハンドメイド作品の撮影

などが主な案件になります。

ブログ収益化 ピノスタジオ
ピノスタジオの撮影セット。

このジャンルでは、背景紙さえあれば自宅で十分対応できます!

(ちなみに、僕が使っているのは「ピノスタジオ製」の背景紙で、非常に扱いやすくて気に入っています。)

ライティングもあった方が便利ですが、日中に自然光を使うなどで代用できます。

報酬は1商品あたり、3,000円~1万円前後となります。

数をこなせば月数万円の収入になるので、初めての副業にもってこいです!

また、物撮りスキルが自然と上がるのも嬉しいところです。

出張撮影も、さまざまなジャンルで仕事を得るチャンスがあります。

僕も何度か経験があり、お宮参りの撮影などをさせていただきました。

そんな出張撮影ですが、マッチングアプリのプロフィール写真の撮影、実は穴場なんですよ。

需要が高まっており、しかも撮影時間は短く、編集も軽めでOKという気軽さがあります。

報酬も5,000円~1万円程度が多く、作業量に対してのリターンが大きいのが魅力です。

撮影技術だけでなく、相手に敬意を持って接する姿勢が求められますね。

【まとめ】副業から始める “フォトグラファーへの道” が、いちばん現実的です

スポーツ撮影

フォトグラファーとカメラマンの呼び方には、実はあいまいな点が多いのが現状です。

なので、「日本ではどちらを名乗っても問題ない」というのが僕の結論になります。

ただし、プロとして活動したいなら海外での認識の違いなどにも注意が必要ですね。

フォトグラファーとしていきなり専業を目指すより、副業から始めるのがやはり安心です。

“実績を積みながら市場を知り、自分に合ったジャンルを見極める…。”

そうした段階を踏むことで、無理なく専業フォトグラファーに近づくことができます。

「でも撮影の仕事、どうやって見つけるの?」と疑問を感じる人は多いですよね?

僕も最初は迷いましたが、「ココナラ」などのサービスを活用すれば仕事はすぐに探せます。

初心者レベルの撮影スキルでも、挑戦できるジャンルも多いですよ!

いきなりプロの現場に飛び込むのは難しくても、小さく始める道はたくさんあります。

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大三元レンズがいらない?ニコン24-120の悪い点とはhttps://monoscram.com/24120mm-weakness/Fri, 01 Aug 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12577

巷で評判の高い「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」は、間違いなく銘レンズだと僕は思います。 10万円以上もするレンズで失敗…なんて、絶対に避けたいですし。 僕が思うに、「明るさ」や「サイズ」に不安を感じてる ... ]]>

  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの悪い点を事前に知っておきたい。
  • 大三元レンズを買う必要なんて本当にあるの?
  • レンズ1本で何でも撮りたい!

巷で評判の高い「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」は、間違いなく銘レンズだと僕は思います。

でも、買って後悔しないか不安になりますよね。

10万円以上もするレンズで失敗…なんて、絶対に避けたいですし。

僕が思うに、「明るさ」や「サイズ」に不安を感じてる人が多いのではないでしょうか?

そこで、1年以上このレンズを使い込んできたから分かる、 “リアルな使用感” を紹介します!

この記事を読むことで、あなたの写真人生にとって本当に必要な1本が見えてくるはずです。

僕が大三元レンズを見送った理由や、おすすめする根拠を体験ベースで詳しく解説しますね。

この記事がおすすめな人
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが気になってる人
  • 大三元レンズの購入を迷っている人
  • 本当に「信頼できる1本」を探している人

買って後悔?ニコンの神レンズ 24-120mmの悪い点、正直に語ります

レンズも人付き合いと同じで、長く付き合わないと見えてこない部分があります。

今回は、「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」と1年以上付き合って見えた “悪い点” にフォーカスします。

このレンズ人気みたいだけど、買って後悔する人もいるの?

24-120mmを買って後悔しやすいのは、写真を始めたてのビギナーに多い気がします。

というのも、「派手さ」についてはそう多く語れないレンズという印象だからです。

むしろ “質実剛健という言葉の方が似合うレンズ” だと感じるんですよね。

だから多くのレンズを試したことがないと、その魅力に気付きにくいかもしれません。

ちなみに、個人的に感じる派手なレンズと言えば…

  • f/1.2など極端に明るいレンズ
  • 大三元レンズ
  • 超望遠・超広角レンズ
  • 「プレナ」「ノクト」など固有名詞が与えられたレンズ

などがあげられますかね。

でもカメラをかじっている人なら、24-120mmを買って後悔することはほぼないと思います。

忖度した記事を書きたくないし、思い切りデメリットを書こうとしましたが…実はあまり思いつきません。

というのも、 “買ってから裏切られるようなデメリットがない” と感じているためです。

むしろ「こんなところにもメリットが!」みたいな、嬉しい裏切りの方が多かったです。

しかし中古市場を見てみると、24-120mmが多く出回っています。

これも揺るがない事実なので無視できませんね!

(それだけ人気で売れている証拠とも取れますが…。)

そこで使って後悔しそうなポイントを、次にピックアップしてみました。

  • 明るいレンズではない。
  • サイズと重さが中途半端。
  • とろとろに背景をボカすなどは苦手。

まず、やはり「f/4」という “暗さ” が気になる人が多いのかな?という印象です。

でもこの暗さで困るシーンは意外なほどに少ない、というのが正直なところです。

例えば、『屋内スポーツでの一瞬で、ノイズ感を極限まで抑えて撮影する』など限定的なのです。

これくらいカメラにとって過酷な環境においてのみ、不満が出るかもしれないですね。

そもそも高感度耐性の強いカメラであれば、シャッター速度を上げれば解決します。

現に、Nikon Zfなどに積まれる画像処理エンジンなら、ノイズを上手く処理してくれますよ。

ノイズ感をどこまで許せるかは個人差になりますが、僕はISO10,000くらいまで平気です。

ISO10,000くらいまで上げれば、体育館などでもシャッター速度を1/500以上稼げますし。

動かない被写体であれば、f/4という暗さは全く気になりません。

究極、三脚をつけば良いですし、何よりNikonのカメラは手ブレ補正が優秀ですからね。

Nikon Zfと24-120mmの組み合わせなら、8段分もの手ブレ補正効果を発揮してくれます。

ここまで来ればシャッター速度1秒でも、手持ち撮影できてしまいます。

また続いては「サイズ」ですが、確かに中途半端にデカいと思います。

単焦点レンズなどと比べると、24-120mmのレンズは大きく見えますね。

なんなら軽くて小さい高倍率ズームレンズなんかも、タムロンなどから出ていますよね。

でも、

  • ニコンの純正品という安心感。
  • 描写力が担保されたSライン品質。

などを加味すると、絶妙なサイズ感に収まっているとすら感じませんか?

なんやかんやで小型のカメラバッグにも、カメラに取り付けた状態で収まりますし。

ピークデザインの「エブリデイスリング 3L」なら、すっぽりシンデレラフィットですよ。

ある程度身軽に撮影したい僕にとっては、めちゃくちゃポイントが高いです!

24-120mmを入れるとその他のレンズは入りませんが、そもそも汎用性が高いレンズですし。

「ボケ感」についてが気になる人も多いのではないでしょうか?

正直ボケ感に関しては、f/4という明るさ相当となり、玉ボケ大きさも控えめです。

でも個人的には、大口径レンズのように玉ボケが主張しすぎず、上品な感じで好きですね。

逆に、思いきりボカしたい人は、明るい単焦点を選ぶ方が良いかもしれません。

ボケ足もナチュラルで、なんというか、見ていて疲れない表現だと思います。

もちろん望遠端で、被写体と背景を離して撮影すればそれなりにはボケますよ。

また玉ボケの口径食も少なくて、キレイなところも気に入っています!

この辺りは公式サイトなどで表記がないですが、もっとアピールすれば良いのにと思います。

24-120mmは(Sラインにしては)価格が控えめなので「写りはそれなり?」って、思うじゃないですか。

良いところばかりの紹介になってしまいますが…本当に忖度なしで、写りも素晴らしいです!

少なくとも、2450万画素のNikon Zfに付けても、細部まできっちり描写してくれます。

不自然さのない美しさで、例えば、コントラストやシャープが強すぎるなども感じません。

開放で明暗差のある写真を撮影しても、色収差などが見られないのも良いですね。

RAW編集をするとき、データがとても使いやすく感じますよ!

ただ、僕はZ9などの高画素機と組み合わせたことがありません。

なのでもしかすると、その辺りでどうなるのかは、正直まだ分からないんですよね。

とはいえ、解像感はまだまだ余裕があるように感じられます。

高画素機だからといって、レンズ側がギブアップするとは思えませんが…どうなんでしょうね?

これらを踏まえると、ただズーム域の広いコスパレンズじゃないことが分かります。

それでもやっぱり、明るさに惹かれて大三元レンズと迷われる人は多いと思います。

次では、大三元レンズも所有している僕目線で、それでも24-120mmを勧めるワケを紹介します。

24-120mmを手にした僕が、大三元の標準ズームレンズを見送った5つの理由

NIKKOR Z 24-120mm f:4 S(ファーストレビュー)

大三元レンズを買えば写真が劇的に変わる、なんて妄想をしてた時期が僕にもありました。

でも実際は、 “日常に寄り添ってくれるレンズ” が最強だったりするんですよね。

24-120mmを買うか、思い切って大三元の標準ズームレンズを買うべきか?

結論から言って、アマチュアでカメラを楽しむくらいなら、大三元レンズは不要だと思います

やはり、24-120mm f/4 Sの費用対効果(コスパ)がずば抜けて良いんですよね!

(受託撮影をすることもありますが、24-120mmで不満が出ることはほぼありませんし。)

なので僕は大三元の標準ズームレンズ、「24-70mm f/2.8 S」の購入を見送っています。

購入を見送った理由は次の5つです。

  • 画質に十分満足している。
  • 被写体を大きく撮れる。
  • ズーム域が広い上に軽くてコンパクト。
  • コーティングが優秀。
  • フィルター径が77mm。

先ほども書きましたが、24-120mmの描写はとても優秀だと感じています。

特に広角~標準ではクセのない美しさで、周辺までしっかりと解像してくれます。

開放から解像感はありますが、画質を重視するならもう1段ほど絞り込みたくなります。

となると、f/5.6以降を使うことになるので、ここをどう見るかが重要になるでしょうね。

テレ端でここまで寄れます。

24-70mm f/2.8と比べて、最大撮影倍率が高いことも使いやすさにつながっています。

被写体に寄れるのは、24-70mm f/2.8 Sとなります。

でも大きく撮影できるのは、24-120mm f/4 Sなのです!

そんな最大撮影倍率は次のとおりです。

  • 24-70mm f/2.8 S:0.22倍
  • 24-120mm f/4 S:0.39倍

このように、24-120mmはハーフマクロに迫る近接撮影ができてしまいます。

日常の撮影でも、大きく残したいものって意外と多いんですよね。

例えば、テーブルの上の料理なんかがそれですね。

僕はブログでの商品紹介を24-120mmで撮影していますが、細かいディティールまで再現してくれます。

さらに、24-120mmは色収差や逆光耐性にも強いので、安心して使うことができる印象です。

マルチフォーカス方式とEDレンズの採用で、色滲みなどの偽色が本当に少ないです。

RAW現像でフリンジの処理をしなくて良いので、編集作業が楽になりますねー。

また、逆行時でもゴーストやフレアがかなり抑制されています。

というのも、大三元レンズに採用されるコーティングが、惜しげもなく使われているためです。

  • ナノクリスタルコート
  • アルネオコート
Nikkor Z 24-120mm f:4 S(1ヶ月レビュー)

AFの速さも大三元レンズと比べて大きな差を感じません。

カメラボディのスペックにもよりますが、Nikon Zfでの使用ではネガに感じませんでした。

ピントが奥に抜けるなどもなく、ピタリと合掌する印象ですね。

AF-Cで動物などを狙うにあたっても、何不自由なく使うことができます。

フォーカスブリージングも少ないので、動画撮影の使い勝手も良いでしょう。

そして何と言っても、ズーム域の広さは大きなアドバンテージになっています。

テレが50mmも長いので、圧縮効果を十分に効かせた撮影が可能となっています。

それでいて、 “大三元の標準ズームレンズよりも140g軽い” ことも嬉しいところですね。

「よくNikonもこのレンズを出せたな」と思うのが素直なところです。

あまりにも万能なので、他のレンズが売れなくなるのでは?と心配になりますね。

ただし、テレ端を50mm伸ばしたことで少しばかり無理が出ています。

MTF曲線を見ると、テレ端の周辺では解像度がガクッと低下してるんです

僕が大三元レンズの望遠ズーム「70-200mm f/2.8 VR S」を使っている理由がココになります。

テレ端が使えないほどではないですが、ここぞの場面では70-200mmを使いますね。

どちらもフィルター径77mmとなります。

24-120mmと70-200mmは、フィルター径が同じなのも便利なんですよね。

これなら、NDやPLフィルターを共用できるんです。

少し焦点距離は被りますが、使ってみると共存できるレンズだと感じます。

24-70mm f/2.8 Sであれば、フィルター径が88mmと大きくなってしまいます…。

画質面だけを見れば、24-70mm f/2.8 Sの方がわずかに上かもしれません。

ただし価格は約2倍、重量140gほど重くなってしまいます。

結局のところ、その差に見合う価値を見出せるかですね。

僕は「あまりの使いやすさ」に惚れ込んで、24-120mm f/4 Sに落ち着いた次第ですね。

日常撮影から受託撮影、ブログの商品紹介に使いましたが、本レンズで全く問題ありません。

結果的に、大三元の標準ズームレンズを見送りましたが、それはそれで正解だったと感じます。

とはいえ、プロ仕様の大三元レンズに憧れる気持ちも分かります。

現に大三元レンズの望遠ズームレンズは愛用していますし。笑

趣味では持て余すスペックですが、趣味だからこそ拘りたいですよね。

次では、「実は24-120mmが最強の軽量レンズかも?」という視点で記事を書いていきます。

旅先で「ニコンならこれだ」って閃いちゃった!24-120mm f4 Sレビュー

レンズ選びの基準は人それぞれですが、今回は少し視点を変えて紹介しようと思います。

まず前提として「旅先に持っていくものこそが、本当に信頼できるもの」と、僕は考えています。

じゃあ、海外旅行にレンズを1本だけ持っていくとしたら?

忖度なしで、僕は迷わず「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」を選びますね。

このレンズが自分にとって「信頼できるメインレンズ」だと確信しているからです。

というのも旅先、特に海外は予測できないことが多いですよね。

だからこそ、持っていく機材は「信頼できるもの」であることが第一条件になるのです。

最大の魅力は、なんと言っても “圧倒的な汎用性” にあるのは間違いないですね。

広角から中望遠までの焦点距離をカバーできるのは強みです。

これなら旅先でも妥協することなく、あらゆる撮影に対応できますし。

Sラインの画質を担保しつつ、近接撮影から風景、ポートレートまで自由自在なのです!

海外旅行で便利なグッズ

「1本で行くには暗いのでは?」と感じるかもしれませんが、僕は問題ないと思います。

理由は、旅先でカメラを使う目的の多くが「記録写真」だからです。

記録写真ではボカすことの重要性が低く、むしろパンフォーカス気味の撮影が多くなりますよね。

となると、f/4でも十分な明るさだと言えるでしょう。

ISO感度が高めの “ノイジーな写真” くらいの方が臨場感がありますし!

重量については、決して軽いレンズとは言えないことは承知です。

でも、軽すぎるカメラでは “撮ってる感” が薄いのもまた事実なのです。

僕は以前、「SONY RX0」という超軽量コンデジを海外に持ち出しました。

持ち歩きは楽ですが、撮ってる感が薄くてあまり写真を撮らなかった…なんてことも経験しました。

少し存在感があるくらいの方が、逆に旅のカメラ感があって良いと思います。

(焦点距離の広さから)レンズ交換の必要がないのも、海外では大きなメリットがあります。

正直、このレンズで撮れないものは、 “ほぼ無い” と言いきれるほどです

荷物が減るのはもちろん、リスクヘッジにも繋がるんですよね。

例えば、次のようなことを防げますよね。

  • 交換時にレンズを落とすことがない。
  • センサーにゴミが入りにくい。
  • レンズなどスリに遭う可能性を減らせる。

また、“防塵防滴に配慮されている” ことも使いやすさのポイントです。

完全防水でない点には注意が必要ですが、少々の雨なら気にせず撮影できます。

せっかくの絶景を前にしても、濡れることを心配して撮影できないと後悔が残りますよね…。

ある程度、思い切ってカメラを使えることが、旅先でのストレス低減にも役立ちます!

レンズ・NIKKOR Z 50mm f/1.4・ニコン・Nikon

ここからは、24-120mm f/4 Sを使うことで「レンズ選びの失敗が減る」ことについてお話します。

とりあえず本レンズであれば、焦点距離・解像度・各収差などで悩むことはないでしょう。

「これがあれば大丈夫」という安心から、他のレンズを冷静に選べるようになりますし。

例えば、

  • もっと背景をぼかしたい:f/1.4シリーズの単焦点レンズなど
  • もっと望遠側を強化したい:70-200mm f2.8 VR Sなど
  • もっと軽快に撮影したい:40mm f/2など

といった具合に、24-120mmをメインにすることで、自分に必要な機材が見えてくるのです!

これによって、「買ったけど使わなかった…」といった失敗を防げると思いますよ。

僕自身、24-120mmを軸にしてレンズ選びをすることによって、ムダ使いが減りましたね。

結果的に、レンズ沼にもハマりにくくなりました!(たぶん)

「人生は旅」とよく言われますが、僕にとってこのレンズはまさに “旅の相棒” です。

作品づくりはもちろん、大切な思い出を記録するためのレンズとしても大活躍してくれます。

まだ理想のレンズに出会えていない人にも、心からおすすめしたい1本です。

僕にとって、本レンズが選べることそのものが、ニコンを使うメリットになりつつあります。

まずは、このレンズをメインとして写真活動されてはいかがですか?

気になった方はチェックしてみてください。

【まとめ】どうやら「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の悪い点を探すのは難しいぽい

今回は「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の悪い点にフォーカスして記事を書きました。

でも悪い点が本当に少なく、記事を書くのにかなり苦戦させられましたね。

そのくらい優秀すぎるレンズということです!

明るさがネックになる人が多いと思いますが、使うとそこまで問題を感じません。

最近のニコンのカメラは高感度に強く、手ブレ補正も強力なので、ぶっちゃけ余裕でしょう。

ボケに派手さははありませんが、その分ナチュラルで品のある玉ボケなのも好感が持てます。

一見すると中途半端に見えるサイズも、画質とコンパクトさのバランスが良いと感じますし。

描写力、色収差、逆光耐性など、「ザ・Sライン品質」なのも高ポイントでした。

なので、個人的に海外旅行に連れ出したいレンズNo.1ですね。

24~120mmという焦点域をカバーできるのは、やはり便利すぎるのです!

これらを理由に、大三元の標準ズームレンズを見送りましたが、今のところ不満は出ていませんね。

24-120mm+お好みの単焦点レンズの方が、幸せになれる人が多いのでは?と思います。

気になる方はぜひ「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」をチェックしてみて下さい!

“光を極めた” 銘レンズは伊達じゃないですよ。

(もっと作例が見たい人は僕のインスタも覗きにきてください。)

∟【Amazon】NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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∟【Yahoo!ショッピング】NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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OM-3レビュー!この5点のデメリットを許せるなら買いhttps://monoscram.com/om3review-5demerit/Fri, 25 Jul 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12538

カメラって高い買い物だからこそ、長く使えるのか不安になりますよね。 中でも「OM-3」のようなハイスペックモデルは、初心者にはハードルが高く見えますよね。 でも実は、ハイスペックなカメラこそ「最初の1台」に向いているので ... ]]>

  • OM-3は初心者でも使いこなせるかな?
  • OM-3ってセンサー小さいのに高くない?
  • あとで後悔したくないからデメリットが知りたい!

カメラって高い買い物だからこそ、長く使えるのか不安になりますよね。

中でも「OM-3」のようなハイスペックモデルは、初心者にはハードルが高く見えますよね。

僕もカメラ初心者のころ、カメラ選びにめっちゃ悩みました…。

でも実は、ハイスペックなカメラこそ「最初の1台」に向いているのでは?と、思うようになりました。

最初から “ちゃんと撮れるカメラ” を選んだ方が、結果的にコスパも良くなるんですよね。

この記事では、なぜOM-3が初心者にもおすすめなのか、僕の実体験ベースで紹介します!

旧オリンパスを使って子供を撮影していた経験も生かしつつ、レビューしたいと思います。

今回、OM SYSTEMより機材の貸出しを頂きましたが、忖度なしでデメリットも紹介します!

この記事がおすすめな人
  • 長く使える1台を探している人
  • クラシックな見た目のカメラが気になっている人
  • OM-3を使って感じたデメリットが知りたい人

OM-3は初心者向けじゃない?でも子育て世代におすすめな理由を旧オリンパスユーザーが解説

パソコン・MacBook Air・カメラ・OM-3・ブログ・写真編集

カメラを始めようとしている方にとって、「最初の1台」はすごく悩みますよね。

僕自身かつてそうだったので、その気持ちは痛いほど分かります。

OM SYSTEMが販売してる「OM-3」が気になるんだけど?

まず結論として、「OM-3は初心者の全員におすすめできるカメラではない」と感じました。

良くも悪くも、 “尖ったスペックのカメラ” といった印象です。

なので漠然とキレイに写真が撮りたいだけなら、他のカメラの方が良いかもしれませんね。

中でも、僕が最もOM-3をおすすめしたいのは「子育て世代の方」ですかね。

子供が成人するまでこの1台で撮りきりたい!なんて人にはピッタリなんです。

その理由は次の通りです。

  • 子供の動きにも余裕でついていけるAF性能。
  • 軽量コンパクトだから荷物になりにくい。
  • 防塵防滴だから子供と思い切り遊べる。

もちろんメーカーサイトにある通り、アウトドア(登山など)で使うのも最適なカメラです。

でも正直なところ、登山人口が少ない上にカメラを担いで行く人は稀ですよね?

防塵防滴でコンパクトなど、メーカーが推すのも分かりますが…。

むしろ、そんな耐久性のあるカメラを、日常生活でも使うことにメリットがあると思います。

ニーズはかなり限られるので、僕はあえてそこをおすすめはしないことにします!

変わらないデザインは懐かしさすら感じますね。

僕は以前、オリンパス時代の「OM-D EM-5 Mark ll」を使っていました。

2015年頃に “子供が生まれた” ことで導入したのがきっかけでしたね。

当時からアウトドア色が強いカメラでしたが、子育てというシーンに本当に合っていると感じましたよ。

10年ぶりにOMシリーズに触れて「そうそうこの感じ!」という印象を受けましたね。

同時に、AFが弱くてソニーに買い替えた記憶もフラッシュバックしました!笑

でも「OM-3」では、比べ物にならないほどにAFが進化しています。

  • AFの速度・精度がめちゃくちゃ高くなり、運動会などに使うのも余裕です。
  • しかも「AI被写体認識」が加わったので、瞳をとらえて離しません。

など、当時の弱点は見事に払拭されていましたね。

(そもそも当時のEM-5 Mark llより、ハイエンドモデルというのもあるのですが。)

また、IP53対応の防塵・防滴となっている点も、ハードな子育て環境とマッチしています。

特に小さい子供を撮影するのって 危険がいっぱい” なんですよね…。

例えば、

  • ベロベロ舐められる。
  • ジュースなどの液体物をこぼされる。
  • 泥だらけの手で触られる。

これらのシーンでも、OM-3ならしっかり耐え抜くことができます。

カメラを気にしすぎなくて良いのは、嬉しいポイントじゃないですか?

また、カメラ本体もマグネシウム合金性で耐久性」が高いのもポイントです。

シャッターが10万回も耐えられるので、本当に長く使えるでしょう。

何かとお金がいる子育てにおいて、カメラを買い替えなくてOKなのは嬉しいところです。

OM-3は「マイクロフォーサーズ」規格なので、カメラだけでなくレンズもコンパクトです。

レンズによっては、コンデジに毛が生えた程度のサイズ感になりますよ。

「最小の荷物で最大のパフォーマンス」を発揮してくれます。

ぱんぱんのマザーバッグにも収まってくれますね!

とはいえ、OM-3はパパママカメラにありがちな、エントリーモデルでは決してありません。

とはいえ、 プロ用とも言えないなんとも不思議な立ち位置のカメラ” と感じますね。

よく言えばシンプル、悪く言えば操作性に難があるとも言えます。

中身はフラッグシップのOM-1と同じなので、モンスタースペックですが…。

なので、OM-3には「初心者モード」や「簡単ガイド」のようなUIはありません。

でも、個人的にはそれで良いと思っています。

そういった “親切設計” は、慣れてくると逆に使いづらいんですよね。

最初はちょっと戸惑っても、AモードやSモードを覚えれば使いこなせるようになりますよ!

長い目で見ると、このような仕様の方が使いやすいと思います!

後述しますが、価格は20万円オーバーと、かなり強気なプライスだと正直思います。

でも、OM-3はスペックと耐久性が高いので長く愛用できるカメラです。

また、カメラ業界全体が値上がりしており、コンデジすら30万円に迫るご時世です。

そう考えると、むしろコスパが良いとも言えますね。(初期投資額は高いですが…)

これらの理由から、僕が1番おすすめできるのは、子育て世代だと感じたわけですね。

次では、Nikon Zfなどフルサイズと比較して、OM-3はどうなのか?を深掘りしていきます。

OM-3とZf、どっちも買ったら妻に怒られそうなので冷静に比べてみた件

OM-3、ほんとによくできてるカメラだと思います。

普段は、Nikon Zfを使ってますが「これ凄いな!」と感じることが多かったです。

OM-3も買っちゃう系ですか?

でも追加で買うかと聞かれると…答えは「NO」になりますね。

OM-3が悪いとかではないですが、僕の環境では事足りてるかな?という感じです。

また「RAW現像にどれだけこだわるか」で、OM-3に対する評価は大きく変わると思います。

RAW編集にこだわるのであれば、どうしてもフルサイズよりは劣りますね。

なので「写真」だけで判断すると、OM-3がおすすめなのは次の人になるかもしれません。

  • 暗部を少し明るくするなど、軽いRAW編集しかしない人。
  • そもそもRAWで撮影せず、JPEGでの撮影しかしない人。

OM-3の購入を迷う人にとって、やはりセンサーサイズの問題は避けて通れないでしょう。

フルサイズと比較すると、センサーサイズの表面積が1/4にまで小さくなりますし…。

なのでノイズが出やすかったり、ダイナミックレンジの低さを実感することが多々ありましたね。

いつもならもっと編集できるけど…といった具合に、調整範囲を低くする必要があるんです。

実は、それよりも気になったのが「12ビットのRAWデータ」という点でした。

多くのフルサイズカメラは「14ビットのRAW撮影」に対応しています。

ちなみに「ビット」とは、1ピクセルあたりの色階調(明るさの段階)の細かさです。

これがめっちゃ大切なんですが、

  • 12ビット:4,096段階
  • 14ビット:16,384段階

なんとたった2ビットの差ですが、実際の階調数で比較すると4倍も差があるのです!

つまり、14ビットの方が “より細かく明暗を記録できる” ということになります。

14ビットのRAW編集に慣れてる僕としては、12ビットRAWの編集に違和感を覚えます。

ぶっちゃけストレスすら感じました。

例えば…

  • シャドウを持ち上げると急にザラつく。
  • 色調の破綻が早い。
  • ハイライトをおさえても白飛びが復元しにくい。

などがあげられますね。

また、色のグラデーションも12ビットでは色の階調が足らず、縞模様が出やすいです。

とはいえ、これらは “フルサイズと比べての話” となります。

なのでフルサイズを使っていなければ、これらに不満は出ないかもしれませんね。

スマホに採用されるセンサーより大きいですし、そもそもJPEGでしか撮らないなら問題ありません。

写真編集・MacBook・写真・ライトルーム・仕事

12ビットならファイルサイズが小さいので、PCの処理能力に不安がある人も安心ですよ。

撮影写真をSNSにアップするのが目的なら、十分過ぎるほどのデータですし。

ぶっちゃけ、OM-3ネガに感じるのは、価格がボトルネックになっている気がします。

マイクロフォーサーズで20万円を超えてくると、どうしても厳しい目線になりがちです。

20万円を超えともなると、Nikon Z5llのようなフルサイズカメラも視野に入りますし…。

個人的には、18万円前後の実売価格であれば良かったかも?なんて感じましたね。

ここまでの話を聞くと、写りに不安を感じるかもしれません。

でも実際には高精細でキレイです!(インスタに投稿したJPEGでの作例もご覧ください。)

なので、多くの人にとって不満はないと感じますね。

少なくとも、「OM-D E-M5 Mark ll」の頃の絵作りとは大きく異なります。

これはOM-3に搭載される、

  • 裏面照射積層型Live MOSセンサー
  • 画像処理エンジンTruePic X

など、最新の画像処理エンジンによるところが大きいのかもしれませんね。

ベタ褒めするわけじゃないですが、センサーサイズ以上の画質力を感じます。

また、マイクロフォーサーズの「ボケ感」が気になる人も多いと思います。

ボケ感に関しては、もちろんフルサイズより弱いですが、僕は必要十分に感じています。

なんというか、嫌味のない自然なボケ感なんですよね。

僕の体感では、フルサイズより1段半くらいボケ感が弱くなるように感じました。

高感度耐性については、正直なところ “センサーサイズ並み” といった印象でした。

個人的にOM-3の高感度ノイズはあまり好みではなく、ISO3,200以下で使いたいと感じます。

とはいえ、強力な手ブレ補正のおかげで、シャッタースピードを下げての撮影も楽々です。

被写体ブレこそ防げませんが、暗いシーンでも気兼ねなく写真を撮れるのは良いですよね。

息子に持ってもらいました。

また、Nikon Zfと大きく差があったのは、なんといっても「携帯性の良さ」ですね。

OM-3は本当に小さくて、カメラバッグの中での存在感がめちゃくちゃ薄いです!

(レンズまで含めると、2回りほどコンパクトですね。)

キレイに撮れるうえ取り回しも良いので、毎日でも持ち歩きたくなるカメラですよ!

とはいえ、「じゃあOM-3を追加購入するか?」と聞かれたら、僕は買わないです。

OM-3に不満があるからとかではありません。

現在愛用している、Nikon Zfと方向性が被っているんです。

クラシックボディ+ハイスペックの組み合わせは、ぶっちゃけ2台もいらないのです…。

Nikon Z9などの大型カメラを使ってるなら、OM-3は候補になるかもしれませんね。

さて次では、OM-3を使って感じたメリットやデメリットを紹介していきます。

OM-3レビュー!買う前に知っておきたい5つの残念ポイント

本気で欲しいカメラがあると、僕はデメリットが知りたくなります。

理由は、買ってから後悔したくないから…ということで、OM-3のデメリットを紹介しようと思います!

そもそも、OM-3を使ってみてどう感じたの?

万人ウケけはしないけど、ハマる人には「これじゃなきゃ!」ってカメラになりそうですね。

可愛い見た目に反して、なかなか尖ったカメラに仕上がっていますよ。

正直なところ、価格や操作性については物足りなさを感じたのは事実です。

ただし、これらが気にならない人にとっては、間違いなく “買い” なカメラだと言えます。

そこで、ガチで購入を考えてる人に向けて、まずは「デメリット」から紹介していきます。

まず、なぜシルバーのみの展開なんでしょう?ブラック派の人も絶対に多いと思いますが…。

ちなみに僕は、カメラは絶対にブラック派です!

でもOM-3のシルバーには、「映え」みたいな美しさを感じました。

ボディがマグネシウム合金だからでしょうか?

そのため、OM-3のシルバーは意外と受け入れられました。

でも、やっぱりブラックも出てほしいですね。

それよりも「張り革」のチープさがめちゃくちゃ気になりました!

合皮なのかゴムなのか、いずれにしても「これが20万円超えのカメラか?」と驚きましたね。

革のシボ感も好みではなく、凹凸がないため、ぶっちゃけ手に馴染みにくいです。

ただコレ、もしかすると防滴性能とのかね合いでチョイスされた素材なのかもしれません。

それにしても、もう少し高級感のある素材であれば、印象は大きく変わったと思いますが…。

さらにダイヤル操作において、 “指が痛くなる” ことも気になりました。

ローレット加工が施されてるのですが、かなり鋭くて頻繁に操作すると指先が痛むのです。

OM-3の目玉機能「クリエイティブダイヤル」では、動作が重いこともあり痛みは加速します。涙

(不用意に動かないための工夫だと思うけど、それにしても固い!そして痛い!)

例えば、Nikon Zfもダイヤルが多いカメラですが、ローレット加工の先端が丸いので痛くないです。

商品化の手前で、このようなフィードバックはなかったんでしょうか。

個人的に致命的なのが「電源ボタンの位置」でした。

カメラの左側にあるので、電源オンオフにするためには、必ず両手を使う必要があるんです。

スナップ撮影などをする場合は、電源の操作を右手だけで完結させたいですし…。

バッテリー持ちがとても良いので、スリープで使えということなのかもしれませんが。

  • 標準:約590枚
  • 低消費電力撮影モード:約1040枚

あと細かいところでは、小指がボディ下部に当たって痛いなど、改善の余地を感じました。

これらはOMブランドの伝統的な構造なのかもしれません。

でも、ユーザーからのフィードバックを受けながら、改善させてほしいのが本音ですね。

逆にいえば、これらデメリットを飲み込めるならOM-3は “買い” だと言えるカメラです!

続いてはメリットを紹介しますが、まず目につくのは美しいシルエットとコンパクトさです。

潔くグリップを排した設計は、まるで往年のフィルムカメラのような佇まいです!

グリップに不安を覚える人もいるかもしれませんが、僕はそこまで気になりませんでした。

なんと言っても軽いので、意外なほどしっかりホールドできます。

サムグリップの出来も良く、親指がしっかり引っ掛かるので安心感がありました。

また、OM-3は撮っていて楽しいカメラだと感じます。

シャッターのレスポンスが良いので、小気味良く撮影することができます。

シャッター音も大袈裟ではなく「カタッ」といった感じで、悪目立ちしないので好みですね。

Nikon Zfも撮っていて楽しいカメラですが、それに負けないくらい楽しいカメラです!

背面にCP専用ボタンが備わります。

特に面白いと感じたのが、「CP(コンピュテーショナルフォトグラフィー)」という機能です。

普通なら後処理となる “合成技術” をカメラ内で全て処理してくれるのです。

色々な機能がありますが、僕のイチオシは「ライブND撮影」です。

物理的なNDフィルターが不要で、EVFや背面モニターを見ながら効果を確認できるんです。

これってめちゃくちゃ便利じゃないですか?

このくらい濡れても平気。

また、IP53相当の防塵防滴があると、写真の可能性が広がると感じます。

メーカー自ら、防水に配慮した設計ではなく「使える」と断言しています。

このあたりに自信の表れが見られますね。

過酷な環境になるほど、OM SYSTEMの強さが活きてくると実感できました。

OM-3は撮る楽しさに優れていますが、操作性や所有感はやや物足りなさも感じました。

とはいえ、今回あげたデメリットは僕のバイアスが大きくかかっているのも事実です。

ただどうしても、「オーバースペックでは?」という印象が強く残ります。

OM-1のスペックをそのまま移植したため、やや詰め込みすぎ感も否めないのです。

実際、そこまで高速処理を求める人が、OM-3を選ぶとは考えにくいです。

なので、もう少しデチューンしても優しく迎え入れてもらえたのでは?とも感じましたね。

とはいえ長く使えるし、最新機能を備えた一台であることには変わりありません。

事実OM-3を使ってみて、撮れないシーンなんて思いつきませんでしたし。

【まとめ】個人的には、子育てに本気な人におすすめしたいカメラ

OM-3は、万人向けの “ただ優しいだけのカメラ” ではありません。

だからこそ「長くしっかり使いたい」と願う子育て世代には、刺さるカメラだと思います。

  • 高性能AFで子供の一瞬を逃さない。
  • 軽量コンパクトでマザーズバッグを圧迫しない。
  • 防塵防滴のタフさで遊び場にも安心して持ち出せる。

僕自身、旧オリンパスのカメラで子供を撮ってきた経験からも、本当におすすめできます!

確かに、価格や細かな使い勝手に気になる点はあります。

でも10年スパンで考えた時、「あのとき選んでよかった」と思えるカメラになるはずです。

操作はビギナー向けではないですが、少しづつ慣れていけば平気です。

ふと振り返ると、このカメラと一緒に過ごす時間こそが、家族の宝物になるはずです。

「長く使える1台」を探しているなら、OM-3はきっと応えてくれるはずですよ。

Nikon Zfも気になるという人に向けて記事をピックアップしたので、そちらもあわせて読んでみてください!


OM SYSTEM

OM-3を買うなら公式ストアがおすすめです。

というのも、3つの特典があるためお得なんです!

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最後の買い時?M4 MacBook Air レビューhttps://monoscram.com/macbookair-m4orm5/Fri, 18 Jul 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12494

毎年新しくなるMacBookを買うタイミングって、本当に難しいですよね! 結果、M4 MacBook Airを買って1ヶ月ほど使ったところ…、これが本当に大正解でした! そこでこの記事では、M1からM4に乗り換えて、なぜ ... ]]>

  • M4を今買って大丈夫?M5の登場を待つべき?
  • 今のM1から乗り換えるほど、体感で変わるのかな?
  • 色もスペックも、どれを選べば失敗しないんだろう…?

毎年新しくなるMacBookを買うタイミングって、本当に難しいですよね!

僕もMacBook Airの「M4」を買うか「M5」を待つかで、半年近く悩みました。笑

結果、M4 MacBook Airを買って1ヶ月ほど使ったところ…、これが本当に大正解でした!

そこでこの記事では、M1からM4に乗り換えて、なぜ大成功だったのか?をレビューします。

また、フォトグラファー目線でのカスタマイズの必要性や、Proとの違いまでも解説しますね。

3年以上、毎日M1を使い倒した僕だからこそ語れる「今、買うべき理由」をお伝えします。

この記事がおすすめな人
  • MacBook Airの買い替えを検討しているフォトグラファー
  • M5まで待つべきか悩んでいるMac初心者
  • MacBook ProとAirで迷っている人

M5のMacBook Airは待つべき?今が “最後の買い時” かもしれないワケ

待つ、悩む、考える

MacBook Airを購入するにあたり、「M5が出るまで待つべき?」と悩んでる人は多いでしょう。

実は僕自身も、「今回のM4はスルーかな?」なんて迷っていました。

でも結局、M4チップ搭載のMacBook Airを買ったのはどうして?

今の世界情勢を踏まえると、MacBook Air M4を買う選択は “あり” だと思ったからです。

というのも、 “M5チップを搭載したモデルの発売が遅れる” なんて噂も出ています。

今後の先行きがあまりに不透明なこともあり、先立ってリスクヘッジしたところもあります。

でもそれだけじゃなく、めちゃくちゃ速くなった処理速度など魅力は多いですよ!

僕が、M4チップ搭載MacBook Airを買ったのは、「M1に限界を感じつつあった」からです。

特に、写真編集などで重い作業をさせたとき、動作のカクつきが増えてきました。

致命的なラグが発生してるとかではないのですが、毎回小さなストレスを感じるんですよね。

もちろん、軽い写真編集するくらいなら、M1チップでも全く問題ないと思います。

僕の場合、今後写真だけでなく動画編集も考えてるので、処理速度UPはマストで必要でした!

また、現在の世界情勢を考えたとき、「買えるうちに買っておく」ことも重要だと感じます。

というのも、今って平和とは決して言えない状態だと僕は思うのです。

左がM1で、右が今回買ったM4です。

ロシアによるウクライナ侵攻や台湾有事など、世界の情勢は荒れているとすら言えますよね。

こうなると、供給量が減って買えなくなったり、価格が高騰するといったリスクが生じます。

さらに、アメリカのトランプ政権の政策次第では…、

  • 物価高
  • 円安
  • 関税の悪影響

などによって、今後はApple製品が今よりも買いづらくなるかもしれません。

だから、 “今なら普通に買えるM4” を、僕は選んだというわけです。

Apple公式や、アマゾンで購入すれば、次の日には届いていますし。

円安などの影響もなく、価格据え置きで販売されたのもポイントがとても高かったです!

また最近では、M5チップ搭載のMacBook Proの登場時期が遅れるとの噂も出ています。(参考:Gadget Gate

ということは、MacBook AirにM5が載るのも先延ばしになる可能性があるってことですよね

少し先の話ですが、M6 MacBookでフルモデルチェンジが行われると、すでにリークされています。

つまり「M5チップモデルでは、劇的に進化することはない」と予想できるのです。

それならむしろ、今すぐ快適な環境に移行できる「M4」の方がメリットがあると思いました。

僕はM1チップモデルを買って3年以上が経ちますが、本当に毎日使い倒してきました。

ブログを始めることができたし、写真の楽しさを知ることもできました。

このMacBook Airのおかげで、僕の人生が変わったといっても過言ではありません。

でも、3年という年月を経て少しずつ変化が見えてきたのも事実です。

写真編集・MacBook・写真・ライトルーム・仕事

中でも顕著だったのが「写真編集」です。

“動作のカクつき” が目立つようになってきました。

例えば、レイヤーを多く重ねると、明らかに処理が追いつかなくなるのです。

編集作業をテンポ良く進めたい僕にとって、これは大きなストレスとなりました。

また、(仕方ないことですが)バッテリーの持ちも少しずつ落ちてきました。

僕は外に持ち出して作業することが多いので、バッテリーの容量は超重要なのです。

現在のバッテリー容量はピーク時の87%…、なんとも微妙に不安を感じるんですよ。

まだ実用域とはいえ、屋外で作業するには、頭の片隅で電源を気にしないといけないのです。

こうした不満が重なって、「そろそろM4に乗り換えるべき?」と考えるようになったのです。

「M4を買うか、M5を待つか」というのは、本当に悩ましい選択だと思います。

でも不確実なM5に期待するより、今すぐ快適なM4を手にする方が「有益」と感じます!

少なくとも僕は、M4 MacBook Airを手にするのは、ベターな選択だと思いますよ。

次では、 “M1からM4に変わって感じたこと” を赤裸々に書いていきます。

RAW編集は変わる?フォトグラファー目線でM4 MacBook Airをレビュー

M4チップが良い!と言われても、何が凄いのか分かりませんよね。

僕もM1からM4に変えて、本当に満足できるのか買って使うまで不安でした。

M4 MacBook Airのどこが気に入ってる?

「使い心地は変えず、スペックを向上させている」ことが1番の魅力に感じました

MacBookを買い替えたのに、それを一瞬忘れるくらい操作性に違和感がないのです。

スペックは確実に向上しているのに、それを “これ見よがし” に感じさせないのが良いですね。

また、設定を完全に引き継げるので、セットアップの手間がないのも嬉しいところです。

やっぱり、Macのユーザーインターフェイスは、本当に完成されているなぁと感じますね。

M1からM4になりスペックは大きく進化していて、最大で2倍の処理速度を実現しています。

これのおかげで、写真編集における不満は見事に解消されました!

キャプチャーワンを立ち上げて、どれだけマスク重ねてもスムーズに動作してくれます。

(正直なところ、標準仕様を買ったので少し不安でしたが、今はホッとしています。笑)

ちなみに、M4 MacBook Airの標準仕様とは、

  • 8コアのGPU
  • 16GBのメモリ
  • 256GBのストレージ容量

という構成になります。

とはいえ、以前使っていたM1も標準仕様だったので、スペックアップは明らかですね。

パソコン

やはり今回のM4で、CPUとGPUが強化されたことが効いてると思います。

また、メモリも8GB→16GBに増えているのもポイントです!

これでマルチタスクの作業にさらに強くなりましたね。

写真編集におけるストレスもスーッと消えました!

見た目の変化でまず気づいたのは、 “ディスプレイの明るさと見やすさ” です。

写真編集での色やディテールが、よりクリアに見えるようになった気がします。

確証はないのですが…、輝度が400→500ニットに向上しているためかもしれませんね。

また、写真編集で特に恩恵を感じたのは次のようなシーンです。

  • 明るい場所で作業するとき。
  • 暗部の細かいディティールを確認したいとき。

見た目では、キーボード周りにおいて、M1の頃と比べて印象が大きく変わりましたね。

ファンクションキーやescキーが大型化して、ボタンの大きさが揃いましたね。

それなのにタイピングの感覚がまったく変わらないのが、なんとも不思議でした。

そういえば、心なしかキーの押し心地が軽くなったような印象もあります。

これも確証はないですし、僕が使ってたキーボードが劣化していたのかもしれませんが…。

毎日ブログを書いていると、こういう少しの変化が意外と大事なんですよね。

ただ一つ、「Touch ID」の使い方だけは少し慣れが必要でした。

ボタンに外枠が付いたことで、 “しっかり指を置く” ことが求められている気がしますね。

M1では認識された指の置き方では、うまく認識してくれないことがありますし。

頻繁にログイン操作を行うブロガーにとっては、早めに慣れておきたい部分だと感じました。

実は購入時、M4搭載の「MacBook Pro」との比較も真剣に考えました。

とはいえ、今のM4世代では、AirとProの間にそこまで大きな性能差がないのも事実です。

ベンチマーク的にもかなり肉薄していて、僕的には「Airで良くない?」と感じましたね。

もちろんProには、

  • SDカードスロットの搭載。
  • リフレッシュレート120Hzのディスプレイ。
  • より大容量なバッテリー。

といった感じの、「良いなぁ」と思える要素があるのも事実です。

でも、それらが “必要不可欠か?” と聞かれると、僕の使い方ではそうではないんですよ。

というのも…

  • SDカードスロットにおいて、僕は高速リーダーを使っているので多分使いません。
  • 高リフレッシュレートで “ぬるぬる動く” ディスプレイも、写真編集では恩恵が薄いです。
  • バッテリー容量が増えても、本体が300g以上重くなるようではいただけません。
ポート数は2つしかありませんが、実はあまり問題にはなりません。

つまり、Proに搭載されている機能って「欲しいけど、なくても困らない」んですよね。

それよりも、Airが進化してきたことで、「Proを選ぶ理由」が減っているとすら感じます。

今のAirのスペックって、本当に高いんですよね。

結局のところ、自分に必要なスペック以上は “ないものねだり” と同じですよね。

M4 MacBook Airは、僕の使い方ではほぼ理想的な1台になっていると感じました。

長年連れ添ったM1モデルの使い心地はそのままに、細かな不満点だけが見事に解消されています。

もはや毎日使う道具として、「これ以上の進化はない!」と思えるほどです。

だからこそ、初めてMacを買う人にとっても、安心しておすすめできる1台だと言えますね。

次では、 “M4 MacBook Airのカスタマイズについて” を書いていきます。

使い方別のカスタマイズ例を紹介!M4 MacBook Airの色でお悩みの人もコチラ

M4 MacBook Airは、購入時にカスタマイズができることは広く知られていますよね。

でも何だか難しそうでどの仕様がベストなのか、分からない人も多いのではないでしょうか?

満足してるみたいだけど、どんな構成にカスタムしたの?

写真編集やブログ作業がメインなら、MacBook Air M4はカスタマイズなしで平気でした!

カスタマイズなしの仕様でも処理能力がとても高く、M1からの進化を体感できました。

価格とスペックのバランスもまさに最強で、コスパという側面からみても正解と言えます。

とはいえ、カスタマイズした方が良い人がいるのも事実なので、詳しく解説していきます。

まず、M4 MacBook Airでカスタマイズできる項目を見ていきます。

一見すると複雑に感じますが、実はチェックすべきは次の3つの項目だけなんです。

  • GPUのコア数
  • メモリの容量
  • ストレージの容量

このうち、写真編集をメインに使うユーザーなら「GPU」を意識したいところです。

あなたが高解像度のカメラを使っているなら、GPUを10コアにする方が良いかもしれません。

極端な例を言えば、ハッセルブラッドなどのカメラは1億画素を超えますよね。

こうした超高解像度のカメラを使うなら、10コアを選ぶ恩恵は大きいでしょう。

僕は、2,000万画素クラスを扱うことが多いので「8コア」でOKでした!

続いて「メモリ」を見ていきますが、標準で16GBとそれなりに大きな容量となります。

これ、8GBのM1モデルを使ってた身からすると「十分じゃない?」という印象です。

僕のように、写真編集やブログの執筆程度なら、メモリ容量UPは必要ありません。

ただし、次のような作業をする人は24GBも視野に入れた方がいいでしょう。

  • 高解像度の動画編集をする人。
  • マルチタスクでの作業を多用する人。

最後に「ストレージ」ですが、 “容量はお好みでどうぞ!” って感じなんですよね…。

まずは、今使っているパソコンで「どれくらいストレージを消費してるか?」を確認するのがベターです。

外部にデータを保存してる人の場合は、最小の256GBでも大丈夫だと思います。

(僕は重いRAWデータなどを外付けSSDに保存してるので、256GBでも多いくらいです。)

とはいえ、買ってからは内部ストレージを増やせないので、注意して容量を選びたいですね。

ちなみに、256GB以上にストレージを増やすと、自動的に10コアGPUが選択されますよ。

これらを踏まえると、一般的なクリエイティブ用途では、標準仕様で不満はないと思います。

カスタマイズを進めると高額になりますが、リセール価格はそこまで変わりませんし…。

僕は、「MacBook Airはコスパの高さも魅力の一つ」だと考えています。

費用対効果の視点からも、標準仕様ってバランスに優れると思うんですよね。

MacBook Air・パソコン・M4・スカイブルー・M1・スペースグレイ
右はM1のスペースグレー、左がM4のスカイブルーです。

実のところ、MacBook Airの構成より頭を悩まされたのが “カラー選び” だったりします。

以前から採用されてたスペースグレーを気に入っていたのに、今回から廃盤になったのです!

(スペースグレーがあれば即決だったと思います。)

そのため、次の4色から選ぶことになりました。

  • 【New】スカイブルー
  • シルバー
  • スターライト
  • ミッドナイト

僕は最終的に、「スカイブルー」と「ミッドナイト」で悩むことになりました。

(ちなみに、スカイブルーを購入しています。)

そこで実際にお店に行って、ミッドナイトを見たのですが…、

  • 指紋や皮脂でベッタベタなのがはっきり見える。
  • 細かなスクラッチ傷がもの凄く目立つ。

ということで、「持ち歩くことが多い僕ではキレイに使えない」と判断したのです。

スカイブルーを実際に見るまでは、「男性には可愛すぎるかな?」と少し不安でした。

というのも、ネットなどで写真で見る限り、パステルカラーぽく見えたんですよね。

また、 “光の加減で見え方は変化する” とは聞いてましたが、

  • 屋内の照明の下では、青みが強くなる。
  • 屋外の太陽光の下では、シルバーに近づく。

という、不思議なカラーだと僕は感じました。

屋内の照明では「青」が強いです。
太陽光では「シルバー」ぽさが勝ちます。

だから店頭で見ると「青すぎるかも?」と感じるかもしれません。

でも実際に使うと、とても上品な青だと分かってもらえるはずですよ。

シルバーの上に、淡い青を薄〜く塗ったような絶妙なトーンなのです。

あと、汚れやスクラッチ傷にも強いカラーだと感じていますね。

ぜひ、カラー選びの参考にしてみてください!

M4 MacBook Airは、標準仕様でも高性能で、何よりもコストとのバランスが取れているPCです。

僕のように、写真編集やブログ執筆くらいでは十分すぎるほどの性能と言えるでしょう。

なので、無理にスペックを盛らずに必要な部分だけカスタムしたいところですね。

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【まとめ】今こそ、M4 MacBook Airを選ぶべき3つの理由

M4 MacBook Airは、「今すぐ欲しい快適さ」と「将来の不安」どちらにも応えてくれました。

M1からの買い替えでも操作に違和感はなく、それでいて写真編集などの効率は向上しています。

標準仕様でも高スペックなので、僕の使い方ではカスタマイズの必要がなかったです!

カラー選びには頭を悩まされましたが、スカイブルーを選んで良かったと思います。

実用性を兼ね備えながら、上品なカラーでとても気に入っています。

また、「今買えるうちにMacBook Airを手に入れる」ことが、ベストな選択になるかもしれません。

  • スペックに迷っている
  • M5まで待つか悩んでいる
  • 色選びで手が止まっている

このような人は、僕が選んだ「M4 MacBook Air」を一度チェックしてみてください!

ちなみに僕は、アマゾンでM4 MacBook Airを購入しました。

標準仕様なら、ポイントが入るアマゾン買うのがお得なんですよね。

ハイパワーでコスパの良い「M4 MacBook Air」は、あなたの心強い味方になってくれますよ!

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ピントより汗が気になる日…。空調服の選び方とデメリットhttps://monoscram.com/heatstroke-airconditioning/Fri, 11 Jul 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12453

真夏の屋外撮影、やる気はあっても体がついてこない…そう感じていませんか? とはいえ涼しさ重視の服って、なんだか見た目が気になるし、失敗したくないですよね。 本記事では、フォトグラファー目線で「空調服の選び方やデメリット」 ... ]]>

  • 夏の撮影が過酷すぎる…。
  • フォトグラファー向けの暑さ対策が知りたい!
  • 空調服で撮影ってどうなの?

真夏の屋外撮影、やる気はあっても体がついてこない…そう感じていませんか?

気温35℃超えの中、汗だくでの撮影は熱中症のリスク大ですよ!

とはいえ涼しさ重視の服って、なんだか見た目が気になるし、失敗したくないですよね。

本記事では、フォトグラファー目線で「空調服の選び方やデメリット」を詳しく解説します。

撮影現場で本当に使えるアイテムはどれか?を、僕の実体験をもとに紹介しますね。

“撮影で命を削らない” ための現実的な解決策、ここにあります!

この記事がおすすめな人
  • 夏のロケ撮影で熱中症が不安なフォトグラファー
  • 空調服や水冷服を買うべきか迷っている人
  • オシャレと冷却性を両立した撮影アイテムを探している人

熱中症の季節到来!フォトグラファーによる空調服の選び方

「なんでもいいから冷やしてくれ!」と、叫びたくなる酷暑が続いています。

この暑さの中で撮影するのは、命の危険すら感じますよね。

でも、撮影くらいで熱中症対策するのもなぁ…。

フォトグラファーの皆さんも、「熱中症対策」を徹底しないといけない時代だと思います!

天気予報でも、高温のため外出を控えるよう注意されるくらいですし。

でもいざ熱中症を対策しようと思っても、なかなか難しくないですか?

そこで目をつけたのが現場作業などでも使われている「空調服」や「水冷服」です。

これらを取り入れることで、かなり現実的な熱中症対策になると思いますよ!

フォトグラファーにとって、夏って本当に過酷な季節ですよね。

暑さで汗は止まらないだけでなく、頭がぼーっとして集中力も削がれますし。

とはいえ撮影してカット数を増やさないと、ベストショットが生まれにくいのも事実です。

でも、暑さにやられた状態では、面白い構図なんか思いつきません!笑

趣味で楽しんでる人なら「今日は暑いからムリ」と思えば、いつでも撮影を中断できます。

でも、受託撮影などお金を頂いて撮影をしているフォトグラファーなら話は別ですよね。

最近はクラウドソーシングなどで、お仕事として活動するフォトグラファーも多いですし。

2時間、3時間と炎天下で拘束されるような現場もあるでしょう。

僕自身、撮影でフラフラになった経験から、熱中症対策に本気で取り組むことになりました。

カメラが壊れないように

そこで目をつけたのが、現場作業でも使われている「空調服」と「水冷服」というわけです。

存在は知っていたのですが「なんとなく抵抗があった」ので、見て見ぬふりをしていました。

どうしてもデザインが好きになれなかったのです。

“フォトグラファーを名乗るなら、オシャレでありたい” というのが本心でもありますし。

それでも、命には変えられない!ということで導入を決意しましたが…笑

正直、涼しさだけで言えば水冷服ですが、どちらが良いか聞かれると「空調服」と答えます。

というのも、水冷服は準備と後処理が面倒すぎて、マメな人じゃないと使えないと思います。

空調服の方がトータルバランスがよく、「まずおすすめするならコレかな?」って感じです。

でも、ただ空調服を使うだけでは、外気を送り込むだけで暑い!となりがちです。

そこで、ペルチェ素子と組み合わせた空調服を選んだところ、思った以上に良かったのです。

風が冷やされてから送られるので、「暑くない」と感じられました!

そこで、次では僕が購入した空調服のメリットを紹介していきます。

使い方を間違えると暑いまま?効果的があった空調服はコレ

空調服と聞いて「あまり冷えないんでしょ?」と思ったあなた、ちょっと待ってください!

特にフォトグラファーの皆さんには、とても有効な暑さ対策グッズになるんですよ!

どんな空調服が良いんだろう?

ペルチェ付きの空調服こそが、 “現実的な熱中症対策” になると思います。

最小のメンテナンスで、最大の効果を出してくれますよ!

熱中症対策=空調服と、メジャーになってる理由が使って分かりましたね。

フォトグラファー目線でも、導入する価値は十分にあると断言できます。

フォトグラファーにとって、「両手が完全に自由である」ということは最優先事項です!

いくら涼しくても、カメラ操作の妨げになるものはNGですよね。

例えば、街中で見かけるハンディファンは、片手が塞がるので撮影に向きません。

また、腰に引っ掛ける小型ファンもありますが、風量がおもちゃレベルで候補から外しました。

「両手を自由に使えつつ涼しい」といった商品は、そう多くないという印象ですね。

色々と検討しましたが、 “屋外作業などで使われるものでないと効果が薄い” と思いました。

そして、今回僕が購入した空調服のセットは次の通りとなります。

  • 電動ファン:信長ジャパン「GP980」
  • バッテリー:信長ジャパン「GB428PD」
  • ベスト:バートル「エアークラフトACタクティカルベスト」
信長ジャパン製
バートル製

ファンとバッテリーは同じメーカーですが、ベストのみ違うメーカーになります。

というのも、「信長ジャパンは電動ファンに定評がありますが、ウェアの販売はしていない」ためです。

なので、バートルというメーカーのウェアを選びました。

ファンの性能やベストの使い勝手を総合しても、バランスの良い構成だと思います!

ちなみに、カメラストラップを後ろで斜め掛けしても、ファンとの干渉はありませんでした。

先ほど、“冷たさでは水冷服の方が上” と紹介しましたが、この空調服なら必要十分です。

ペルチェ素子によって冷やされた風を取り込むので、汗をかくことはほぼなくなりますね。

エアコン並み…とはいきませんが、明らかに外気よりも低い風を循環させてくれます。

多少の汗は出るかもしれませんが、ジワジワした不快な汗に悩まされないですよ。

普通に歩きながら撮影するくらいなら、この空調服なら快適に過ごせましたよ。

左が専用バッテリーになります。

ファンとペルチェを同時に動かすことになるので、バッテリーは2,2000mAhとかなり大型です。

やや重たいですが専用ポケットで、体に密着させることで、体感上の重さは感じないですね。

また、モバイルバッテリーとしてカメラなどの充電にも使えます。

ちなみに使える端子は次のとおりです。

  • USB-A
  • USB-C

バッテリーの持ちは、ファンとペルチェを同時に使用する「16Vモード」で約5時間です。

とはいえ多くの人の場合、1~2時間くらいで撮影が終了するのでは?とも思います。

そうなれば余裕がありますし、さらに風量が多いモードを選んでも大丈夫でしょう。

ちなみに、ペルチェをオフにして風量を最弱に設定すると、ほぼ丸一日持ちます。

電源オフではこのくらいです。
電源オンで最大ここまで膨らみます。

空調服には長袖などがありますが、撮影を前提にするなら、袖なしベストが使いやすいです。

長袖タイプは空気で腕周りも膨らむので、カメラの操作に支障が出るかもしれませんし。

ベストタイプなら動きやすさは変わらず、(腕が膨らまないので)見た目もスマートです。

とはいえ、オシャレとは言い難いシルエットですが、汗だくで撮影するよりはマシですよね。

女性フォトグラファーにとっては、「メイク崩れの防止になるのでは?」と思います。

またファンの取付穴が同じ大きさなら、ウェアを着回せるのも空調服のメリットです。

水冷服であれば、冷却ユニットとウェアが一緒になるので、そもそも分離できません。

空調服なら、 “家族とファンだけシェアする” なんて使い方もできると思いますよ!

洗濯時などの予備として、ウェアを持っておくのも良いですよね。

以上が、僕が使って感じた「空調服」のメリットです。

屋外作業で使われるくらいなので、使っていても信頼性が高いと感じました。

でも、空調服を試せるところは少ないので、デメリットも事前に知っておきたいですよね!

そこで次では、「実際に撮影で使って感じたデメリット」について詳しく書いていきます。

知らずに買うと後悔する!空調服のデメリット2選【音・バッテリー】

カメラ 女性 撮影

「フォトグラファーにとって、空調服はどうなの?」と思っている方、少なくないと思います。

確かに暑さ対策に有効ですが、どんな撮影シーンでも使えるわけではないと感じました。

どんなシーンで注意が必要なの?

ポートレート撮影や野鳥撮影など、「音」に注意すべきシーンでは使いにくいと感じます。

空調服を使うと、まるでドローンが近くを飛んでいるかのような音がするのです。

しかも高音なので、かなり耳障りなんですよね。

とはいえ、あらかじめ空調服の特性を知っていれば、撮影現場で困ることも少ないと思います。

まず「ポートレート撮影」では、モデルさんとのコミュニケーションが取りづらくなってしまいます。

会話がファンの音にかき消されるだけでなく、撮影の指示なども聞き取りづらくなります。

意思の疎通ができないと、ポートレート撮影を成功させるのは難しいですよね!

モデルさんが暑い中頑張ってるのに、撮影者が空調服をブンブン鳴らすのも気が引けますし。

「野鳥撮影」においても、空調服を使うのは難しいと感じますね。

野鳥は警戒心が強いので、そーっと行動する必要がありますよね?

空調服の音は明らかな人工音になるので、野鳥に警戒されること待ったなしです!

ファンは4段階で風量を調整できますが、最弱でも多少は音が残ります。

その他で気になるデメリットとしては、 “バッテリーが専用品であること” があげられます。

信長ジャパンのファンは、端子が独自の形をしています。

なので、社外のモバイルバッテリーが使うことができないのです。

(もしかすると、電圧など技術的なことが理由となっているのかもしれません。)

ぶっちゃけ、Ankerなどのモバイルバッテリーを、USB-Cで接続できれば完璧でした…!

となると気になるのが、バッテリーの故障ですよね!

でもこのバッテリーには、15ヶ月の長期保証が付いてます

今シーズンだけでなく、来シーズンまで保証してくれるのは安心感が高いですね。

これだけ長い期間を保証してくれるのは、メーカーとして自身の表れだと思います。

あと、個人的に少し気になったのが「ファンが汚れやすい」という点です。

外気を吸い込む構造なので、 “当たり前といえば当たり前” ではありますが…。

空調服の宿命とも言えるデメリットだと思います。

実は買ってから気付いたのですが、信長ジャパンのファンは「すすぎ洗い」が可能です。

清潔に保ちたい人には嬉しいポイントですね!

また、水冷服と迷っている人に向けて、比較してみようと思います。

何度も言いますが、涼しさ(冷たさ)に関しては、水冷服の方が上です。

ペルチェ式の空調服でも、「涼しい」というか、「暑くならない」といった感じですし。

でも、水冷服はメンテナンスがとにかく面倒です。

  • バッテリーを充電する。
  • タンクに水を入れる。(使い終わったら抜く)
  • しっかりと冷やすためにが氷が必要。(場合によってはクーラーボックスも)
  • 洗濯するにはモーターやチューブを外して手洗い。

などがありますが、どうでしょう?面倒じゃないですか?

一方、空調服ならバッテリー充電と、ウェアの洗濯だけで基本OKです。

僕が買ったバートルのベストは、洗濯ネットに入れてそのまま洗濯機で平気ですし。

メンテナンス性の高さが、使い続ける上では重要になってきますよね。

このように空調服は、水冷服に比べて「手軽さ」も強みとなっています。

ただでさえ、荷物が多くなりがちなフォトグラファーとは相性が良いと思います。

音がネックになるシーンでは注意が必要ですが、それさえクリアできれば、夏の撮影を快適に変えてくれますよ!

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【まとめ】空調服は “撮れる夏” を守る最強ギア!

夏の撮影を安全に、そして快適に乗り切るためには「空調服」が心強い味方になります。

特に、ペルチェ素子を組み合わせたモデルは、手軽さと冷却性能のバランスが絶妙です!

結局この辺りが、フォトグラファーにとって現実的な選択肢と言えると思います。

もちろん、音やバッテリーなどの注意点もあります。

でも、それを踏まえても導入する価値は十分あると考えています。

熱中症対策を「自己責任」に任せられない今だからこそ、しっかりした準備が必要です。

ぜひ、今回紹介した空調服をチェックしてみてください!

快適な撮影のスタートラインに立ちましょう!

その他にも熱中症に役立ちそうな記事をピックアップしておくので、合わせてご覧ください。

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レンズのカビは危険!カメラ防湿庫で湿度50%を死守せよhttps://monoscram.com/lens-moldprevention/Fri, 04 Jul 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12432

カメラやレンズにカビが生えるなんて、自分には関係ない…そう思っていませんか? そもそも、日本の環境はカビにとっての「パラダイス」だと、ご存知でしょうか。 カビが生えると、写りが劣化するだけでなく、レンズなどの資産価値まで ... ]]>

  • レンズは “カビる” って聞くけど、それってヤバいの?
  • レンズにカビ生えたらもう使えない?
  • 防湿庫って本当に必要なの?

カメラやレンズにカビが生えるなんて、自分には関係ない…そう思っていませんか?

でも、レンズのカビは “誰にでも起こりうる” 身近なトラブルなんです!

そもそも、日本の環境はカビにとっての「パラダイス」だと、ご存知でしょうか。

カビが生えると、写りが劣化するだけでなく、レンズなどの資産価値まで大きく損ないます。

だからこそ、カビに対する正しい知識と予防が必要となるのです。

この記事では、有効なカビ対策や、湿度の管理方法などを分かりやすく解説しています。

僕自身、カビ予防に力を入れるようになってから、一度もカビに悩まされていません!

実体験をもとに、大切なレンズを守るための方法をお伝えしますね。

この記事がおすすめな人
  • はじめてレンズを購入した初心者の方
  • 防湿庫の購入を迷っている人
  • 将来、レンズを売るときに「損」をしたくな人

カメラやレンズのカビは、 “誰にでも起こる” 身近なトラブル

ソニー・カメラ・暗い・ミラーレス・α

実は、僕も最初は「まさか自分のレンズに…」と思ってました。

でもレンズに潜む “静かな破壊者” は、すでに動き出しているかもしれません。

カビ対策ってやった方がいいの?

カメラやレンズを扱う上で、「カビ対策」は最優先で取り組むべきことだと感じています。

特にレンズはカビが発生しやすい、 “デリケートな道具” なので注意したいところですね。

ぶっちゃけ、レンズが増えてから対策するのではなく、最初の1本から対策すべきなのです!

このように言い切れる理由が、主に次の2つとなっています。

  • カビが生えると…解像度が落ちてしまう。
  • カビが生えると…レンズの資産価値が下がってしまう。

近年暑さが増していて、「昔こんなに暑かったっけ?」と感じている人も多いのではないでしょうか。

実際、日本の夏は世界的に見てもかなり過酷で、「湿度」がそれに拍車をかけています。

暑い国といえばアフリカなどが思い浮かびますが、気温が高くても湿度はかなり低めです。

一方、日本の夏は30℃を超える猛暑に加え、湿度も80%以上になる日が続きますよね。

だから、体感温度は日本の方が高い!なんて言われる中で僕らは生活しています。笑

カメラが壊れないように

この「高温多湿」の環境こそが、カビの繁殖にとって理想的な条件なのです。

こうした日本の環境において、 “レンズはカビやすいもの” という認識を持つことが大切です。

なので日本に住んでいる限り、カビ対策からは逃れられないとも言えますね。

「レンズがカビるなんて大変」と他人事に感じるかもしれません。

ですが、 “明日は我が身” です。

最初は、点のような小さなカビも、放置するとレンズ表面に膜のように大きく広がります。

まるで、クモが巣を張ったような見た目になりますよ!

こうなると「ピントは合ってるのに、なぜかボヤける」という解像度の低下に繋がります。

(よく言えば、オールドレンズ風の柔らかい写り、とも言えなくもないかもしれませんが…。)

でも、狙ってないのにボヤけるってやっぱり致命的ですよね。

そこからカビがレンズ内部まで侵食してしまうと、被害はどんどん拡大します。

中でも怖いのが、レンズのカビがカメラ本体にまで移ることです。

レンズに近接しているイメージセンサーに、カビが繁殖してしまうことがあるんです。

こうなると修理に出すしかなく、最悪の場合は買い替えるしかないなんてケースも…。

レンズ・後玉・NIKKOR Z 50mm f/1.4・ニコン・Nikon

「今使ってるレンズは大丈夫?」と不安になった人は、実際にチェックしてみましょう!

やり方はとても簡単で、

  • 照明などの光源にレンズの前玉をかざす。
  • 裏玉側からのぞいてみる。

(※強い光を見るので、目を痛めないように注意してくださいね。)

白いモヤのようなものが見えたらカビの可能性が高いです。

そして、カビ被害において僕が1番痛いと感じるのが、「資産価値が下がる」ことです。

そもそもレンズって、 “資産価値が落ちにくい道具” ですよね。

ところが、一度カビが生えてしまうと、その価値は大きく下がってしまうんです。

買取時に「カビあり」と判断されれば、当然価格は大幅ダウンとなります…。

このようにレンズを資産としても大切にするなら、カビ対策は絶対に避けて通れません。

とはいえ、「どうやってカビ対策すればいいの?」と不安に思う方も多いと思います。

そこで次では、カビに対する予防策などを分かりやすく紹介していきますね。

プロに任せないと危険? レンズのカビ取りで起こる最悪の結末

レンズ沼のデメリットと対策

「カビが生えても拭けばOKでしょ」なんて油断していませんか?

その油断が、取り返しのつかない一歩かもしれません。

カビなら取り除けるよね?

カビが生えてから対策するのでは、修理不能となるケースがあることを強調したいです。

つまり、「予防」こそが最強のカビ対策であると思います

とはいえ、レンズにカビが少しでも生えていたら手遅れ…ということでもありません。

ひと口に “カビ被害” と言っても、重度・軽度があるので、それぞれに分けて解説しますね。

まず、軽度のカビ被害であれば、ワンチャン自分自身で対処することも可能です。

「軽度」というのは、レンズ表面にうっすら付着した程度のカビを指します。

具体的なやり方は…

  • ブロアーでレンズ表面のホコリなどを吹き飛ばす。
  • クリーニング液を使ってカビを優しく拭き取る。

という、2ステップで行うのが基本となります。

自分でカビ取りをするのは手軽な反面、レンズ損傷のリスクがあることも考慮しましょう。

例えば、 “力を入れすぎてレンズのコーティングを痛める” なども考えられますし。

特にオールドレンズなどは非常に繊細なので、慎重に扱う必要があります。

自分でやるのが不安な人は「プロに任せる」ことをおすすめします。

「カメラのキタムラ」では、レンズ表面の薄いカビなら1,000円で除去してくれるようです。

(僕自身は利用経験がないので、ネットで調べた限りの情報ではありますが…。)

予約不要で店頭に持ち込めば、その場で対応してくれるみたいですよ。

ただし、レンズ内部にカビが浸食しているような重度のケースでは、話が変わってきます!

この場合、カメラのキタムラでもメーカー修理扱いになることが多く、費用が高くなります。

内部のレンズ群を交換する必要がある場合、数万円以上の修理費用を覚悟しましょう。

また、古いレンズだと部品が手に入らず、修理不可能として返却されることもあるそうです。

だからこそ「予防」が最強のカビ対策となるわけですね!

こうしたリスクや費用を考えると、やはりベストなのはカビを “生やさない” ことです。

カビ予防なら、お財布はもちろん、精神衛生上も優しいと言えるでしょう。

では、具体的にどうすればカビの発生を予防できるのでしょう?

以下の3つのステップを意識してみてください。

【効果的なカビ予防① 】汚れを落として清潔に保つ

カビは皮脂や手垢、ホコリなどをエサにして繁殖します。

なので、撮影後はそのまま放置せず、軽く汚れを拭き取る習慣をつけたいですね。

そして、レンズ表面を掃除するなら「レンズペン」を使うのがおすすめです。

手軽でムラも出にくく、日常のメンテナンスにぴったりです。

やはり、面倒くさくないのが良いですよね!

でないと、汚れをこすってしまいレンズに傷が入る恐れがあります…。

【効果的なカビ予防②】とにかく使ってやることが大切

カメラ・自撮り・明るい・クラシック・レンジファインダー

意外かもしれませんが、レンズは使っている方がカビが生えにくいものです。

例えば、ズームレンズなら使うことで、内部の空気を循環させることができます。

可動部が動くことで、内部の空気が滞らず、カビが繁殖しにくい環境になるのです。

「もったいないから使わない」ではなく、定期的に使うことでメンテナンスにもなるんです。

人間と同じで動かないとダメになるってことですね。

【効果的なカビ予防③】保管環境を整えることが超重要

レンズ沼のデメリットと対策

どんなにメンテしても、保管環境が悪ければ、ぶっちゃけ意味がありません。

日本のような高温多湿の環境では、適切な湿度管理がカビ対策の要になりますし。

「防湿庫」は1番確実で手間いらずの対策法ですよ!

そんな防湿庫ですが、多くの人が最初に使うのは「乾燥剤」を入れるタイプだと思います。

以前、僕も使っていたので分かるのですが、乾燥剤式は何かとデメリットが多いんですよね…。

一方、電気で動く「ペルチェ式」の防湿庫であればノーストレスでカビ対策ができます。

高温多湿な日本において、特にペルチェ式防湿庫は「必須アイテム」だと断言できます。

次では、 “ペルチェ式防湿庫の何が良いのか” を深掘りしていきます。

湿度70%、「ちょ…カビるって!」防湿庫で守るカメラの命

防湿庫 トーリハン

いきなりですけど、湿度って目に見えないですよね?

だから、お金を出してまで防湿庫が必要なのか迷う気持ち、痛いほど分かります。

本当に防湿庫を使う必要ある?

もしあなたが、レンズの資産価値を守りたいなら、防湿庫は100%使うべきです!

レンズは中古でも価値が残りやすいので、資産価値が高いものとして知られています。

だからこそ、カビで台無しにしてしまう前に “予防” することが大切です。

カビが繁殖しやすい日本では、必要かどうかより「使わないとヤバい」とすら感じてます。

カビが最も活発になるのは、気温20~30℃、湿度60%以上の環境となります。

特に湿度がクセ者で、70%を超えたくらいから、空気中のカビ胞子が発芽するんです。

このときレンズ表面などに胞子が付着すると、カビが繁殖してしまうのです。

この条件とは、まさに日本の梅雨や夏そのものですよね!

つまり、日本に住んでる以上、  “放っておけばカビが生えて当たり前” ということなんです。

カメラ・レンズ・おしゃれ・コーヒー・明るい

ではなぜ「防湿庫の購入を迷うのか」ですが、湿度が目に見えるものじゃないためでしょう。

防湿庫は湿度を管理する道具なので、 “目で見て分かる変化がない” ことは明白なのです。

買った直後ですら、「効果があるのかな?」と疑いたくなる気持ちがありますし…。笑

でもその“目に見えない脅威”が、レンズの寿命を静かに縮めているかもしれないのです。

また、レンズにとって理想的な湿度は「40~50%」となっています。

ただし、湿度が40%を下回ると、レンズに使われるゴム素材が硬化するリスクもあります。

つまり、ただ除湿すればいいというわけではないんです。

40~50%という狭いレンジを、安定して保つ必要があるんですね。

この狭いレンジでの湿度管理こそ、防湿庫が得意とするところなのです!

そんな防湿庫ですが、主に2つのタイプがあります。

先ほども少し触れましたが、「乾燥剤式」と「ペルチェ式」です。

まず、多くの人がとりあえず使ってみるであろう「乾燥剤式」を見てみましょう。

これらのメリットは次の3つにあると感じます。

  • 初期費用の安さ。
  • 電源が不要で設置場所を選ばない。
  • 小型だから初心者のハードルが低い。

でも僕自身が使って感じたことなのですが、思ったよりもデメリットが多いんですよね…。

防湿庫 トーリハン ドライボックス
こちらは、乾燥剤式の防湿庫です。

まず、1番大きなデメリットとして、「湿度調整の難しさ」があげられます。

乾燥剤の量で湿度をコントロールする必要があるのですが、これが至難の業なのです。

乾燥剤を放り込むだけでは、湿度が下がりすぎることもしばしば…。

となると、防湿庫の蓋を開けるなど工夫が必要になるんですが、現実的じゃないですよね。

そしてこの乾燥剤の交換が、思いのほか面倒なんです。

“半年もつ” はずの商品でも、3ヶ月くらいで交換時期になることもありますし。

(北海道など湿度の低い地域なら、また変わるのかもしれませんが…。)

乾燥剤は安いんですけど、買い置きを忘れると管理できなくなります。

頭の片隅に乾燥剤のことを考えないといけないのがしんどいんですよね。

また、安価な防湿庫は「収納不足になりやすい」とも感じました。

カメラにハマると、どうしても手持ちのレンズは増えていきますよね。

そのうち入らなくなって、より大きな防湿庫が欲しくなるのは目に見てます。

となると、最初から大きい防湿庫を買っておく方が、ムダがありませんよね。

防湿庫 トーリハン
こちらは、ペルチェ式の防湿庫です。

そこでおすすめしたいのが、ペルチェ式の防湿庫です。

ちなみに僕は、「トーリ・ハン」というメーカーの防湿庫を愛用しています。

ペルチェ式の防湿庫になりますが、あまりの使いやすさに感動しました。笑

そこで、乾燥剤式のものと比べて「良いな」と思ったポイントをいくつか紹介していきます。

まず、湿度が1%単位で調整できることがあげられます。

これによって、レンズが理想とする湿度40~50%のキープが容易となります。

最初に湿度を設定さえすれば、あとはフルオートで管理してくれるので、手間もありません。

また、トーリ・ハンのドライキャビは、25L~220Lといった豊富なラインナップも魅力です。

僕のは50Lですが、大きな望遠ズームレンズでも、縦・横気にせず使えます。

デザインも洗練されているので、インテリアとしても機能すると思います。

除湿ユニットはペルチェ式となっていて、5~10年は持続して使うことができます。

もし壊れても、「除湿ユニットを交換できる」のも心強いですね。

また、ペルチェ式は高い除湿力だけでなく、 “ほぼ無音” な点も気に入っています。

僕は寝室に置いてますけど、夜中でも全く気になりませんよ。

このように、トーリ・ハンの防湿庫は、効率的にレンズの状態をキープしてくれます。

レンズは資産ですし、防湿庫は「安心を変える道具」だと感じています。

面倒なことは機械任せで、あとは毎日の撮影を楽しむだけです。

安心して長くカメラを使いたい人にこそ、防湿庫は必須のアイテムなのです!

【まとめ】カビは待ってくれない。だから今こそ防湿庫を

レンズ・夜景・都会・イルミネーション・玉ボケ・キレイ

カメラやレンズにとって、日本の高温多湿な環境は「まさにカビの温床」と言えます。

一度カビが生えると、写りの劣化はもちろん、資産価値すらも下がってしまいます。

だからこそ、カビが生えてからではなく、「カビを生やさないための対策」が大切なのです!

日常のメンテナンスに加えて、最も確実でストレスのない対策が「防湿庫」の導入です。

湿度を1%単位でコントロールできるペルチェ式の防湿庫は、まさに “レンズの避暑地” ですね!

湿度を理想の環境でキープしてくれるので、管理の手間もなく、撮影に集中できますよ。

僕が愛用している「トーリ・ハン ドライキャビ」については、別記事で詳しく紹介しています。

使用感やサイズ選びの疑問にもお答えしているので、ぜひこちらもチェックしてみて下さい。

レンズの資産価値を守りたい人は、マストで防湿庫を導入しましょう!

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ライカはなぜ高い?京都店で体験した “価格の裏側”https://monoscram.com/leica-whyisitexpensive/Sat, 28 Jun 2025 11:54:00 +0000https://monoscram.com/?p=12416

ライカというカメラは、なぜこれほどまでに高いのでしょうか? スペックだけ見れば、思いきり他のメーカーに見劣りしますよね! 正直なところ、僕もライカは “価格だけが先行したブランド” という印象を持っていました。 でも、実 ... ]]>

  • ライカにしか撮れない写真があるって本当?
  • なぜライカは高いの?
  • ライカが自分に合うのか知りたい!

ライカというカメラは、なぜこれほどまでに高いのでしょうか?

スペックだけ見れば、思いきり他のメーカーに見劣りしますよね!

なので、「ただ高いだけでは?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

正直なところ、僕もライカは “価格だけが先行したブランド” という印象を持っていました。

でも、実際にライカストアを訪れ、ライカに触れることで、その認識は大きく変わりました。

この記事では、ライカを「体験」することで得られた気づきや感動を書こうと思います。

ライカが「なぜ高いのか」、そして「なぜ心を奪われるのか」などが見えてくるでしょう。

気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事がおすすめな人
  • ライカが気になっているけど、価格に躊躇している人
  • 「ライカ=過大評価」と感じている人
  • 最近、ライカの世界が気になってきた人

ライカじゃないと撮れない写真とは?そんなものはない!とも言い切れないワケ

ライカの価格はとても高く、誰しもが気軽に手を出せるものではありません。

となると、「ライカじゃないと撮れない写真はあるのか?」という疑問が湧いてきますね!

これを気になってる人は多いと思います!

正直なところ、僕は「ライカでしか撮れない写真は存在しない」と考えています。

実際にライカストアに足を運び、カメラや作品に触れた結果、このように感じました。

でも、それが分かっているのになぜかライカに心惹かれているのも事実です。

その気持ちの正体がどこからくるのか、僕の考えをまとめていこうと思います。

あなたが “写真展” で素晴らしい作品に出会ったとします。

そのとき、「どのメーカーのカメラで撮った?」なんて、いちいち気にしませんよね。

「すごい!こんな写真を撮ってみたい!」など、純粋に感動しますよね?

でも前置きで「ライカで撮った」と言われると、なぜか凄い写真に見えがちに…。

もし仮に「ライカでしか撮れない写真」があるなら、それは機材の性能ではない気がします。

これって、「撮り手の心境の変化」にあるのではないかと感じています。

というのも、実際にライカM型を手にしたとき、撮影が特別な行為に感じられたからです。

なので撮る人の心が変わった結果、写真に何らかの影響を与える可能性はあると思います。

SNS・インスタグラム・スマホ・iPhone

またSNSなどで「ライカの色味や雰囲気がいい」という人がいますよね。

これは、 “JPEG撮って出しの人が言ってるケース” が多いように感じます。

JPEGならライカ独自の表現が反映されるので、

  • ライカの色表現
  • シャドウの柔らかなグラデーション
  • ナチュラルで繊細なトーン

などの描写によって「ライカっぽさ」を感じやすいのかな?と思います。

もちろん、JPEG撮って出しを批判するつもりはなく、僕自身もそこに魅力を感じてます。

でもRAW撮影しかしない人の場合、どうなるのでしょうか?

RAWデータでは、先ほどのライカらしさは感じにくいでしょう。

ここで、現行ライカに搭載される「イメージセンサー」について考えてみましょう。

今回僕がトライした「M11-P」のイメージセンサーはソニー製である可能性が高いです。

つまり、撮像素子という意味では、他社と大きな違いがあるわけではないのかもしれません。

例えばニコンなんかも、ソニー製のイメージセンサーですね。

【後悔】EOS RP
キヤノンのイメージセンサー。

でも、僕自身それが分かっていても尚、ライカには強く惹かれています。

なぜかと考えましたが、ライカの光学性能がカギになってる気がします。

つまり、レンズの素晴らしさに “やられちゃってる” のかもしれませんね。

あれだけ小さなレンズで、立体的で美しい絵を描けるというのは、本当に凄い技術ですよね!

一方で「ライカだからこそ、撮れない写真だってあるのでは?」とも思います。

たとえば、M型ライカは、レンジファインダー方式ゆえに望遠撮影には不向きですよね。

視差(パララックス)の影響もあるため、構図を決めるのが難しくなってきますし…。

なのでよく使われる焦点距離は、28mm~50mm前後が多いと感じています。

そうした制約の中で、最大限のパフォーマンスを発揮するのがM型ライカの魅力でもありそうです。

でも、いくら揚げ足をとってもライカって気になるものです…。

ライカには、スペックでは語りきれない、何か大きな引力があるように思えませんか?

次では、「高額なライカに、なぜ惹かれるのか?」という視点で、深掘りしていきます。

高いだけじゃない!ライカの魅力はカメラだけじゃない?

カメラ・ライカ・コンデジ

SNSなどで「ライカはなぜ高い?」という論争が起こっているのを目にします。

僕自身、興味本位にこの話題をつぶやいて、攻撃的なコメントが来たこともありました。笑

ライカにお金の話ってタブーなのかな?

ライカに触れたことある人とそうでない人には、ライカに対する捉え方に差がある気がします。

僕自身、ライカショップを訪ねてみて、ライカに対するイメージが大きく変わりました。

なんというか、「高い価格にも納得できるようになった」とでも言いましょうか?

分かってるつもりでしたが、スペックだけで語るカメラじゃないことを思い知りましたね。

ライカの中で、最もアイコニックなカメラは「M型ライカ」でしょう。

現在の新品価格は、150万円以上もするカメラとなっています。

でも、AFすら搭載されていないし、手ブレ補正もなければ防塵防滴でもありません。

このように価格では、各メーカーを凌駕しますが、スペックでは及ばないと言えるでしょう。

この辺りが論争のネタになってるわけですね!

でも、実際にライカを手にした瞬間に、 “何か特別なもの感” が伝わってきます。

なんというか、スペックや数字では表せれない部分なんですよね。

まるで高級ブランドの「機械式時計」を手にしてる感覚に近い気がしますね。

だから、ライカをひと口にカメラと括っていいものか?と疑問すら感じます。

お金、クーポン、キャンペーン

そもそもライカは、 “大衆に向けたマスプロダクトを展開する会社ではない” と思います。

だから売るための合理性、つまりコスパとは真逆にあるブランドだと感じますね。

他社のカメラと同じ土俵で語ること自体が、フェアではないように思えるのです。

やはり、カメラという一括りで語ることが、ライカに対する誤解を生んでいる気がしてなりません

「ライカはカメラ」ではなく、「ライカはライカ」という呼び方のほうがしっくりきます。

では、どうしてここまで高額な価格となっているのでしょうか?

僕は、ライカであることの「体験」や「思想」にお金を掛けているように感じますね。

例えば、ライカ京都店は祇園の一等地にあり、見るからに「一元さんお断り」といった風貌です。

2階のギャラリーでは、有名写真家の展示や著名人が訪れたりするイベントも開催されます。

その他カメラメーカーではできないような、特別な体験によるコストも掛かってきます。

他にも、

  • スタッフの接客レベルの高さ
  • 店舗設計のこだわり

といった、「もの」としてのカメラ以上に、場所や空間にまで価値を広げていると感じます。

M型ライカに話を戻しますが、実際に触ってみて「お喋りなプロダクト」と思いました。

シンプルなカメラなのですが、手にした瞬間に伝わる情報量の多さがスゴイんです!

金属の質感や重み、ダイヤルのトルク感など、作り手の執念がひしひしと伝わります!

カメラ・ライカ・M型・レンズ・フラッシュ

ライカは「変わらないこと」を価値とし、ブレずに守り続けているとも感じました。

写真の歴史を紐解けば、必ずライカが絡んでくるほど、長い歴史を持つメーカーとして有名ですよね。

その伝統を守るために、「絶えず変化しながらも、本質的な部分は変えない」という努力を続けているのだと思います。

「変わらないために、変わり続けている」―そこにも膨大なコストと哲学が注がれている気がします。

これらを感じて、価格が高いことにも納得できるようになりましたね。

今後はより一層、スマホの性能が高くなり、カメラ市場は縮小していくことが予想されます。

そんな中でも、ライカというブランドは生き残っていくでしょう。

その鍵は、「カメラを超えた価値」の提供にあるのだと思います。

このような、スペックでは計れない価値に、僕たちはお金を払っているのだと思うのです。

次では、ライカを触れて感じた、僕にとって必要なカメラになり得るのかを考えていきます。

実際にライカ京都店に行って、どんな感じだったのかも書き記しますね。

初めてのライカ京都店!Qから始まり、Mに心を奪われて

僕がライカに興味を持ったのは、「Q3」が良さそう!という思い付きでした。

そこで今回は実物を見るために、ライカ京都店を訪れることになったのです。

お目当てのQ3を触ってみてどうだった?

すでにミラーレスカメラを持ってる人は、M型ライカ方が良い気がします。

その方が普段使ってるカメラとの違いが明確で、“棲み分けができる” と感じます。

ネガティブに感じていた「レンジファインダー」が、思いの外楽しかったのもポイントでしたね。

正直なところ、Q3はミラーレスカメラに近しくて感動が少なかったんです。

  • キレイで見やすいEVF
  • 速くて正確なAF
  • 強力な手ブレ補正

など、慣れ親しんだ操作感が原因だった気がします。

もちろん100万円もするカメラなので、質感はハンパなく良かったです!

とはいえ、僕はニコンのミラーレスを手放す気はないので、そこに加えるには説得力不足に感じました。

Q3というカメラは、僕の中で「特別な1台」として響かなかったですね。

一方、あまり期待していなかった「M型ライカ」に、すごく感動させられました!

というのも、ネガに感じていた「レンジファインダー」が、想像以上楽しかったのです!

EVFに慣れた僕には、ファインダーを覗いて二重像を合わせる “所作” が新鮮でした。

操作そのものが「撮る喜び」に繋がることをガッツリ感じました。

ライカ京都店です。

ちなみに、M11-Pとズミクロンの組み合わせで、10カットほど撮影させてもらいました。

なので全く語れるほど使ってませんが、それでもライカを体感するには十分でした。

面白いなと感じたのが、M11-Pの重さです。

コンパクトな見た目とは裏腹に、カメラ中央に重量が集まってるような不思議な感覚だったのです。

“塊感” と表現するには惜しい、心地良い重さでした。

変な話、「この重さにはお金を払うのはアリ」とすら思えましたね。

このようにM型ライカは、ミラーレスと大きく異なる点が多いので、棲み分けができると考えたのです。

気になっている人は、ライカストアなどで、ぜひ1度手にしてみてほしいです!

でもライカストアって敷居が高くて、なんだか少し不安になりませんか

実際そんな心配はなく、店員さんの接客についても、非常に好感が持てるものでした。

クチコミなどで悪く書かれるような対応は一切なく、こちらのタイミングを尊重する姿勢でしたね。

こちらから声をかけると、丁寧にアドバイスをくれる接客スタイルで、押し売り感は皆無でしたし。

そのため、自然と「この人から買いたい」と感じられましたね。笑

(悪い意味ではなく)非常に上手いセールスの仕方だと感じましたね。

実際の店内の様子です。

また、店内は落ち着いた雰囲気でありますが、居心地のいい空間となっています。

印象的だったのは、「外の明るさに比べて店内がとても暗い」という点です。

商品が光で浮かび上がり、より高級感を演出するように設計された室内でした。

しかも、この室内の暗さが試写でも生きてくるんですよ!

というのも、ライカの描写はシャドウに強いなんて言われますよね?

アンダーな室内光で撮影すると、ライカ描写の魅力を体験することができますよ。

JPEG撮影したものを、背面モニターで確認する限りは、「ライカっぽい写り」を感じました。

高感度ノイズが気にならないことにも驚きましたね!

また、2階にはギャラリーがあり写真作品が展示されています。

その日は「菅原 一剛」氏のトークショーが開催されていて招待して頂きました。

時間の都合が合わず、参加を見送りましたが誘って頂いて嬉しかったです!

しかも先着順の人数制限がある中で、僕は飛び込みでしたし…。笑

さらに、息子にも「ゾフォート2」を試写させて頂いたことが嬉しかったです。

ゾフォート2を見つめていた息子に「触ってみますか?」と声をかけてくれ、カラーも選ばせて頂きました。

もちろん息子も大満足でしたし、「ライカを買うならここで買おう」と決意させられましたね!

このように、ライカ京都店のホスピタリティは素晴らしく、終始「神対応」だったことを強調しておきます。

こうした体験を総合的にみて、「M型ライカを買うのは悪くない」と感じています。

カメラ以外の体験においても、ライカというブランドの凄さを垣間見た気がしますね。

こうしたことが付加価値となり、ライカが自分の中で「特別な1台」になるのだと思いました。

【まとめ】ライカは「写真」じゃなく「体験」を写すカメラかも

ライカでしか撮れない写真はあるのか?

──答えは「ない」、でも「ある」かもしれません。

画質やスペックの面では、他社のカメラでも十分すばらしい写真が撮れます。

それでもライカを手にして、なぜか心が動くように感じました。

その “感情の変化” は、写真にも表れてくるのだと思います。

そして、ライカが高額である理由は、単にモノとしての価値だけでなく、

  • ブランド哲学
  • 店舗での接客
  • ライカを通しての体験

などといった、すべてに宿っているとも感じます。

ライカ京都店での体験は強烈で、「ライカ」を1から考えさせられました。

そして今回の体験で、 “ライカは手に取らないと分からないことが多い” ことも痛感しました。

そこで、ライカが気になってるなら、まずはライカストアを訪れてみてください。

もし、ただの高級カメラだと思っているなら──その先入観が変わる瞬間があるはずですよ!

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ニコン初心者限定!?写真が楽しくなる単焦点レンズがコレhttps://monoscram.com/nikonbeginner-recommendlens/Fri, 20 Jun 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12390

初心者がカメラを始めて、ぶつかる壁のひとつが「レンズ選び」だと思います。 しかも、「単焦点レンズ」とか言われても、何が良いのかが分からないですよね。 でもこの記事を読めば、 “あなたに単焦点レンズが必要なのか” 分かるよ ... ]]>

  • 単焦点レンズって初心者にも必要?
  • 単焦点レンズを使うと写真がどう変化する?
  • ニコンでおすすめな単焦点レンズはどれ?

初心者がカメラを始めて、ぶつかる壁のひとつが「レンズ選び」だと思います。

単焦点レンズが良いなんて聞いたけど…?なんて疑問、僕も経験したので分かります!

しかも、「単焦点レンズ」とか言われても、何が良いのかが分からないですよね。

でもこの記事を読めば、 “あなたに単焦点レンズが必要なのか” 分かるようになりますよ。

今まで見てきたレンズ越しの景色が、まったく違って見えるようになると思いますよ。

スマホ以上の表現ができつつ、初心者にも扱いやすい1本を、作例を交えて紹介していきます。

この記事がおすすめな人
  • 単焦点レンズが気になっているカメラ初心者の方
  • キットレンズからのステップアップを検討している人
  • 「NIKKOR Z 50mm f/1.4」と「f/1.8 S」で迷っているニコンユーザー

ホントに必要?初心者が単焦点レンズを買う前に知るべきこと

単焦点レンズと聞いて、何となく良いんだろうな、と感じてる人は多いでしょう。

特に初心者の方は、「自分に必要なのか?」と疑問に感じるポイントだと思います。

初心者には、単焦点レンズが良いって聞いたけど?

僕自身も「初心者が “カメラの楽しさ” を実感するためのベストな選択」だと感じます。

スマホでは撮れないような写真が撮影できるので、シンプルに楽しいですし。

でも単焦点レンズは、安くても数万円はするので、おいそれと買えないですよね…。

そこで、単焦点レンズがなぜ初心者におすすめなのか、まずは深掘りしてみましょう!

スマホでもキレイに写真が撮れる現代において、わざわざカメラを使う理由はなんでしょう。

スマホでは撮れない、「感動的な写真」を撮りたいからではないでしょうか。

その違いを1番分かりやすく実感させてくれるのが、「ボケ感」だと思います。

例えば、

  • 背景をぼかしてモデルを浮かび上がらせる。
  • イルミネーションで玉ボケを作って、幻想的な雰囲気に仕上げる。

などのシーンがありますよね。

でもキットレンズで撮ると、思ったほどボケないんですよね。

僕も初心者の頃、ボケ写真を撮りたくても、思ったようなボケを演出できず悩みました。

後になって、「これはレンズの違いなのか!」と気付かされましたね。

レンズ沼のデメリットと対策

そこで登場するのが「単焦点レンズ」というわけです。

まず、初心者のが単焦点レンズを使う最大のメリットは明るさ&コスパでしょう。

レンズの明るさについては「F値」で判断ができ、F値が小さいほどに明るさが増します。

そして、F値が小さいほどボケやすくなったり、ノイズの少ない写真を撮影しやすくなります。

単焦点がおすすめな理由がまさにコレで、一般的にズームレンズより明るいことが多いのです。

一部のズームレンズは明るいものもありますが、価格が数十万円にもなるので、なかなか手が出ません…。

単焦点レンズなら、数万円で明るいレンズを購入できるので「コスパも最高」なのです!

カメラ・自撮り・明るい・クラシック・レンジファインダー

とはいえ、単焦点レンズは “ズームできない” ので、不便に感じないのでしょうか?

実はこれ逆で、ズームできないからこそ、迷わず構図を決めてシャッターが切れるのです。

なので、撮影テンポが上がり、結果的に「良い一枚」に出会う確率も高まりますよ。

写真は数打ちゃ当たる…みたいなところありますからね。

また単焦点レンズは、ズームレンズより軽く作れるのも魅力です。

カメラが軽くなることで、持ち歩くハードルが一気に下がりますよ!

「カメラを持ち出す習慣を作る」という点でも、大きなメリットと言えるでしょう。

結局のところ、どれだけ良いカメラも持ち出さないと意味ないです。

そんな便利な単焦点レンズですが、ご自身のカメラに装着するにあたり注意点があります。

レンズを選ぶ際は、使用するカメラに対応した「マウント」を確認することが必要です。

例えば、フルサイズのミラーレスカメラでは…

  • キャノン:RFマウント
  • ニコン:Zマウント
  • ソニー:Eマウント

などといった具合に、使えるレンズが決まってるのです。

今回は、(僕がニコンを愛用しているので)ニコンの単焦点レンズを紹介したいと思います。

先におすすめを言っておくと、「NIKKOR Z 50mm f/1.4」となります。

次では、なぜこのレンズをおすすめするのか?ということを深掘りしていきます。

どっちがいい?NIKKOR Z 50mm f/1.4レビューで見えてきた “f/1.8 S” との決定的な差

レンズを1本だけ初心者に紹介するなら、「NIKKOR Z 50mm f/1.4」は外せません!

僕自身、購入してから1年以上使いましたが、その魅力に取り憑かれています。笑

どんなところが良いレンズなの?

とても使いやすく、表現の幅も広いレンズなので “ヘビロテ待ったなし” ですよ。

表現の幅が広いので、レンズの本数が少ない初心者にとって大きな武器になります。

やはり、明るいレンズというのは使いやすくて良いです。

となると、同じ焦点距離である「NIKKOR Z 50mm F1.8 S」と迷う人も多いでしょう。

そこで、f/1.8 Sのレンズと比較しながら、f/1.4を使うメリットを深掘りしていきます。

まず、僕がf/1.4を選んだ決め手を紹介すると、 “明るさとサイズ感の両立” にあります。

というのも、普通はf/1.4のような明るいレンズは、デカくて重くなりがちです。

それがなんと、f/1.8 Sと “ほぼ” 同じサイズに納められているじゃないですか!

「f/1.4という明るいレンズを日常使いできる」というメリットに心を打たれたのです。

逆にいえば、f/1.4のサイズが大きければ買わなかったと思います。

さらに価格も魅力的で、f/1.8 Sよりも約1万円も安く設定されています。

特に初心者の方で、「カメラ本体を買って散財してしまった…」なんて人は多くないですか?

そんな人にとっては、1万円でも安いというのは、嬉しい限りですよね!

肝心の写りに関しては、f/1.8Sの方が明らかにシャープで解像感が高いです。

やはり、Sラインの名は伊達じゃないです。

でも、「これはあくまで開放付近を使ったときの話」です。

2段ほど絞り込めば画質に大きな差もなく、正直見分けが付かないでしょう。

対して、f/1.4を開放付近で使うと、 “ふわり” とした柔らかい描写を楽しむことができます。

あたかも “クラシックレンズ” で撮影したかのような、エモさが特徴と言えるでしょう。

また、柔らかい描写になることで…

  • 女性や子供のポートレート
  • ペット撮影

など、可愛らしい雰囲気のある写真との相性がめちゃくちゃ良いです。

僕自身、「写りすぎない写り」が好きなので、f/1.4の描写は大好物ですね。

パッと見は同じに見えるデザインですが、よく見ると細部は異なっています。

例えば、f/1.4は新しい設計のレンズなので「NIKKOR」のロゴがレンズ上に表示されます。

最近のレンズデザインとして、統一感がありますね。(f/1.8 Sは少し古い設計になります。)

操作に関わるところでは、f/1.8 Sに搭載されていたAF/MFの切り替えスイッチは省かれます。

なので、見た目がシンプルになった印象がありますね。

f/1.4には、新たに「コントロールリング」が搭載されるので、絞りなどを設定できます

トルク感が強いので指が触れたくらいでは動かず、安心して使えると思いますよ。

とは言え、僕はコントロールリングに何も設定していませんが。笑

また、f/1.4シリーズにおいて、「NIKKOR Z 35mm f/1.4」というレンズもあります。

こちらと悩む人もいるかと思いますが、初心者で写真メインなら50mmをおすすめしたいですね。

50mmという画角の方が、写真の練習にも向いているとされますし。

また、自分が寄ったり引いたりすることで…

  • ポートレート
  • 風景
  • テーブルフォト
  • 物撮り

など、撮影シーンを問わず対応できるのも魅力ですね。

また、35mmに比べて被写体が歪みにくいので、見たままを素直に切り取れるのも特徴です。

ちなみに背景ボケなども、50mmの方が得意だと言えますね!

50mm f/1.4の方が、「レンズがコンパクトな上に価格も安い」というのも見逃せませんね。

「NIKKOR Z 50mm f/1.4」は、初心者がステップアップできる最高の1本です。

「このレンズがあるだけで表現の幅がぐっと広がる」と、僕は感じますね。

まさに “手に入れて損のない1本” になるでしょう!

…というのが、 “教科書通りの評価になるかな?” と思います。

次では、作例を交えつつ気になったポイントなどを、感覚的にレビューしますね。

【作例あり】NIKKOR Z 50mm f/1.4 は、エモさや空気感を演出するのは得意だけど…

ここからは、実体験ベースで感じたことを、作例とともに率直にお伝えしていきます。

もちろん、本当におすすめできるレンズですが「完璧でない」のもまた事実です。

実際に使ってみてどう感じてる?

アラが目立つこともありますが、多彩な表現力で、あれもこれも撮りたくなるレンズです。

JPEGで撮影します!RAW編集はしません!という人にも恩恵が大きいレンズだと感じましたね。

でも、高価な買い物をするときって、「気になる部分」もしっかり知りたいですよね?

この辺りも交えつつ、僕がインスタにあげている作例と一緒に、紹介していこうと思います。

僕が感じる、このレンズ最大の魅力は、「空気感」を写真に落とし込むのが得意な点です。

撮影した瞬間の情景や色合い、雰囲気といった感覚をうまく写真に残してくれます。

空気感を演出するのはなかなかに難しいです…。

それが、このレンズなら自然と表現できるんです!

空気感を表現できる理由はいくつかありますが、このレンズが持つ「柔らかさ」もその1つです。

特に開放付近でのコントラストは、かなり低いように感じますね。

なので、最近のバキバキに写るレンズとは逆の、どこか淡くて優しい描写が特徴です。

これが俗にいう「エモさ」にも繋がっていて、見る人の感覚に “ストン” と落ち着くんですよ。

でも、ただ柔らかいだけでなく、絞りこめば現代的なシャープな描写も披露してくれます。

だいたい、2段から3段ほど絞りこめばハッキリと違いが体感できるでしょう。

つまり、

  • 解放付近では、特徴的な柔らかい描写
  • 絞りこめば、キリッとシャープな描写

といった具合に、二面性を持ったレンズだと言えるでしょう。

また、コントラストが低いためか、発色もやや落ち着いた印象があります。

なんというか、「記録色」ではなく「記憶色」に近い色表現だと感じますね。

この辺りの色表現が、スマホなどのコッテリとしたものと大きく異なります。

撮った写真を見返すと、そのときの感情が蘇るような、どこか懐かしい表現をしてくれます。

また、開放付近では周辺光量が、ド派手に落ちるレンズだと言えるでしょう。

開放で周辺減光が起こるのは自然なことですが、人によっては気になるかもしれません。

RAW現像でビネット補正すれば自然になりますが、その点は注意が必要かもしれませんね。

(僕はそこまで周辺減光は気にならないタイプですが。)

ちなみにJPEG撮影では、そこまで極端な周辺光量落ちは気になりませんでした。

RAWで撮影すると、色収差(フリンジ)がしっかり出るのも注意したいですね。

最近のZレンズでは珍しく、パープル・グリーンのフリンジが、逆向時にしっかり発生します。

なので、写真を納品しないといけない場合などでは、処理に悩まされるかもしれません。

とはいえ、商業撮影などで使われるレンズではないとは思いますが…。

確かに、高額なレンズほど収差にはこだわって設計されています。

とはいえ、色収差が出る=悪い写真ではないと僕は考えています

むしろそこも「味」だと認識していますね。

ちなみにこちらも、JPEG撮影では気になりませんでした。

最短撮影距離は、約37cmとそれなりに寄れる仕様となります。

でも解放付近で寄るには解像感が弱くピント面ですら「甘い描写」になりがちです。

なので、解放付近を使うなら “被写体との距離をあけた方が良いレンズ” だと感じています。

具体的には1メートルほど離れたほうが、このレンズらしい立体感と空気感が出やすいです。

レンズ・ニコン・Nikon・NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

ちなみに、ニコンの大人気レンズ「NIKKOR Z 40mm F2」によく似ています。

開放時の線の太さ、控えめなコントラスト、色彩表現など、多くの共通点を感じますね。

もちろん本レンズは、f/1.4という明るさがある分、より印象的な描写が可能です。

40mm f/2の “上位互換” とまでは言いませんが、表現の幅が一段広いのは確かですね。

少し暗いシーンで撮影してみましたが、「f/1.4」という明るさはやはり大きな武器ですね。

低ISOを保ったまま撮影できるので、ノイズ感のない写真がキャプチャーできます。

ただし、レンズ筐体がやや大きいので、少し撮影をためらうシーンがあったのも事実です。

それなりに迫力があるサイズなので、「僕、浮いてない?」と感じることはありましたね。笑

周りは気にしてないかもしれませんが、自意識が芽生えやすいギリギリのサイズ感でした。

あと細かいところですが、フォーカスリングの「遊び」が少し気になりました。

ゆっくりと回すと少し引っ掛かりを感じるんですよね。

レンズが届いてすぐに不安になり、ニコンサポートに連絡しましたが異常ナシでした。

それでも納得いかず、店頭のディスプレイを触ってみましたが、同様の遊びを感じました。

神経質な人はMF時に、気になる部分かもしれません。(ちなみにf/1.8 Sも同様でした。)

気になる点はいくつか紹介しましたが、これらが「悪い」という意味ではありません。

それを含めて “味” だと思いますし、僕は買ってよかったと心から感じています。

「特性を生かすも殺すも撮影者次第」…というレンズな気がしますね。

となると、初心者だけでなく、クセを楽しめる中上級者にもおすすめできるでしょう。

1本のレンズを長く楽しみたい!という人には、ぴったりのレンズだと思いますよ。

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【まとめ】単焦点レンズは、間違いなく初心者こそ使ってほしい “1本”です

単焦点レンズは、大きなボケ感といったスマホでは出せない写真表現を、気軽に楽しめます。

なので、キットレンズからのステップアップとして、単焦点レンズを選ぶのは “あり” です。

中でも「NIKKOR Z 50mm f/1.4」は、明るさとコンパクトさを両立した、今1番おすすめなレンズです!

f/1.4ならではの柔らかい描写で、日常のスナップですら、ぐーっと印象的になりますよ!

また、50mmという焦点距離によって、構図を考える力も自然と身についていくでしょう。

写真がもっと楽しくなる、そんな世界の入り口に立たせてくれるのレンズだと感じますね。

気になった方は、ぜひ「NIKKOR Z 50mm f/1.4」を手に取ってみてください!

レンズ越しの景色が、きっと今までと違って見えるはずです。

他にもニコンのレンズを紹介しているので、良かったらそちらもあわせてご覧ください。

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カメラ趣味はやめとけ?後悔するのは始めた人?それとも…https://monoscram.com/stop-camerahobby/Fri, 13 Jun 2025 19:00:00 +0000https://monoscram.com/?p=12371

スマホでも写真が撮れる今、「わざわざカメラを趣味にする必要ある?」と思われがちです。 実際に「やめとけ」と周りに言われて、不安になっている人も多いのではないでしょうか? この記事では、僕がカメラを始めるときに直面した壁と ... ]]>

  • カメラをやってみたいのだけど、実際のところどうなの?
  • カメラ趣味はやめとけと言われる理由が知りたい!
  • カメラを買って後悔するのが怖い…。

スマホでも写真が撮れる今、「わざわざカメラを趣味にする必要ある?」と思われがちです。

実際に「やめとけ」と周りに言われて、不安になっている人も多いのではないでしょうか?

ちなみに僕は、カメラを趣味にして本当に良かったと感じています!

この記事では、僕がカメラを始めるときに直面した壁と、それをどう乗り越えたかを解説します。

この記事を読むことで、写真を撮る楽しさや、表現する面白さが伝わるはずです

カメラを試してみるという “たった一歩” が、あなたの日常をもっと豊かにしてくれるかもしれません。

この記事がおすすめな人
  • カメラにちょっと興味があるけど、一歩踏み出せずにいる人
  • スマホ写真に物足りなさを感じている人
  • お金や技術的な不安から、カメラ購入を躊躇している人

「こんなに楽しかったのか!」──スマホで写真を撮らなくなって気づいたこと

カメラを始めてみたいけど、なかなか踏ん切りがつかない人は多いと思います。

僕自身もカメラを始めるまで、「自分に向いてるのか?」とめちゃくちゃ悩みました。

正直なところ、カメラを趣味にしてどうだった?

今では心から「カメラを趣味にして良かった!」と感じています。

でも現代において、写真を撮るならスマホで事足りるのも事実ですよね?

つまり、 “カメラに惹かれてるのは、何かしらの理由があるため” と僕は感じるのです。

本格的なカメラで写真を撮るメリットは、思ってる以上に多いですよ!笑

なので僕自身の経験から、「カメラを趣味にするとどうなるか?」を掘り下げていきますね。

カメラの購入に踏み切れない理由の大きな1つに、「スマホカメラ」の存在があります。

最新のiPhoneで撮影すると、ぶっちゃけ誰がとっても失敗せず写真が撮れますよね!

でも僕は、スマホの写真がどうしても好きになれないんですよね…。

便利でキレイに撮れるのですが、

  • 写真を撮る楽しさ
  • 表現する面白さ

などがスポイルされているように感じられるのです。

なんというか、 “自分が撮った” という実感が湧きにくいのです。

だから撮影した写真への愛着も、正直あまりありません。

結局のところ、スマホを持ち歩いてもシャッターを切らないんですよね。

カメラ 撮影 スマホ iPhone

また、最近のスマホはAIによる画像処理を行ってくれます。

これが僕には、発色やコントラストが不自然に感じることに繋がっています。

確かに「映える」けれど、僕がその場で感じた見え方ではないんです。

だから、自分が感動した “何か” が、映っていないような気がしてしまうんですよ。

僕自身、スマホで写真を撮るとき、「楽しくない」と感じることが多いです。

だからスマホでの撮影は、ただ何かを記録するだけといった用途になりがちです。

楽しくないと感じるワケは色々ですが、

  • 画面をタップするだけの撮影
  • 電子シャッターの偽物っぽい音

こういったものの積み重ねで、撮影がつまらなく感じてるっぽいです。

なので、自分が感動した “空気感” や “温度感” がうまく表現できない気がするんですよね。

たとえば今、若い世代のあいだで10年前のコンデジが再注目されていますよね。

というのも、「写りすぎない写真に、エモさや暖かさを感じている」、とも言われてます。

まさに、スマホ全盛の今だからこそ生まれたアンチテーゼなんじゃないかと思います。

CAMERA RENT(カメラレント)

また、フィルムカメラのような “手間のかかる写真” も、未だに支持されてますよね。

簡単に撮れるだけが正義じゃない、と考える人は確実に多いのでしょう。

こうした “撮り手との感覚のズレ” を、本格的なカメラなら埋めてくれます。

僕もカメラを使うようになって、「自分の感性を込められる」感覚に満足していますし。

  • 写真を撮るプロセス
  • 表現の手触り

などは、スマホではなかなか得られません。

そして、カメラはただキレイに写真を撮るための道具ではありません。

カメラを持つことで、自分が「なぜこれを美しいと感じるのか」を考えるようになります。

ただシャッターを切るだけでなく、自分の感性と向き合うことになるんですよね。

写真は、スマホだけで完結する時代に100%入っています。

だからこそ、あえてカメラを手に取る価値は十分にあると思います。

そんな素敵なカメラですが、「趣味にするのはやめとけ」と、言われる理由を次で解説していきます。

「カメラ趣味はやめとけ!」は本当?実際に感じた “2つの壁” とその乗り越え方

待つ、悩む、考える

カメラを趣味にするには、それなりの覚悟がいるでしょう。

でも、 “カメラを始める” ことをちゃんとイメージできれば、怖がる必要はないですよ!

でも、周りから反対されるのだけれど…。

カメラを始めることを止められる主な理由は2つ」あると感じます。

誰かの「やめとけ」ではなく、自分の「やってみたい」に素直になって良いと思いますよ。

とはいえ、親切心から止めてくれている人がいるのも事実ですよね。

その理由について、僕なりに掘り下げてみると、主に2つに集約されると感じています。

  • 金銭的ハードル:お金がかかる。
  • 技術的ハードル:写真の上手い下手がある。

1番よく聞くのが、「カメラはお金がかかりすぎる!」という声ではないでしょうか。

すでにカメラを趣味にしている僕から見ても、おっしゃる通り!という感じです。笑

スマホで写真が撮れる今、わざわざカメラを買う必要があるのかと、疑問に思って当然です。

そのスマホを買うお金もタダじゃないし、カメラを加えると更に出費が増えるわけで…。

しかも、カメラって決して安い買い物ではありません。

少し調べると、カメラを始めるスタートラインが恐ろしく高いことに気づくはずです。

そしてカメラからレンズを付け外しできるカメラほど、金食い虫だと言えるでしょう。

例えば、最新のミラーレス一眼カメラなら…

  • 手に取りやすい「エントリーモデル」でも10万円前後が必要。
  • 満足度の高い「ミドルクラス」になると、20万円超えは当たり前。

これはカメラボディ(本体)で、別途レンズ代が必要になってしまいます。汗

なので、仮にミドルクラスのカメラを買おうとすると、 “30万円近くするのが当たり前” という世界です。

しかも、できることと言えば「写真・動画を撮る」という、ごくシンプルなことだけですし。

ここだけ見ると、止める人がいて然るべきって感じですよね!笑

カメラ・フォトグラファー・女性・カメラ・富士フイルム

ここからがポイント!なんと、カメラやレンズは壊れない限り、ランニングコストがほぼかかりません!

つまり、「買うまでは高いど、買ってからはお金がほぼかからない」ということです。

カメラ以外にも、世の中には色々な趣味がありますよね?

たとえばバイクが趣味でもある僕からすれば、

  • 車検代
  • 保険代
  • 税金
  • ガソリン代

などの、ランニングコストがかからない点で、 “勝ち確な趣味” って認識ですが…。笑

もちろん壊れると修理代が必要になりますが、カメラは頑丈なのでそう簡単に壊れませんし。

落下や水没でもさせない限り、致命的な壊れ方をしないのでは?と思いますね。

(稀にバグなどを起こすことがありますが、新品購入なら2~3年の保証つくので安心です。)

初期投資さえクリアすれば、実はコスパのいい趣味とも言えるのです!

でも、途中でカメラに飽きてしまったらどうすればいいか心配ですよね。

リセールバリューの高いカメラ(特にレンズ)を選べば、資産として残すことも可能です。

ものによっては、 “売値と買値がほぼ同じ” なんてことにもなりますし。

あらかじめリセールを見越したモデル選びをすれば、損するリスクをぐっと減らせます。

ニコン・Nikon・一眼レフ・カメラマン・女性

カメラを趣味を止められる2つの目の要素として、技術的なハードルがあると思います。

要は、「いいカメラを買っても、センスがなかったら無駄じゃないか!」という声ですね。

一理あるように見えますが、実はそんなに心配はいらないと思います。

でも、写真に「正解」なんて存在しないので、上手い下手はあくまで主観でしかないですよね?

例えば、アートと呼ばれる写真作品では、

  • ピントが外れている。
  • ブレている。
  • 色が滲んでいる。

など、一般的に「よくない」とされることすら、表現方法として成り立ってますよね。

もちろん、それでも写真全体が破綻しないことが前提となります。

でも、それ以上に「伝えたい何かを伝えたい気持ち」が大切だと思うのです。

だから、他人の写真を見て落ち込む必要はなく、自分の表現を大切にすればOKだと思いますよ。

写真をキレイに見せる、撮影テクニックは間違いなく存在しています。

でも、まずは頭でっかちにならず、撮ることを楽しむのが良いと思います。

そのうち自然と撮影スキルは上達していくものですし…。

カメラは「習うより慣れろ」系の趣味なので、まずは1度手にしてみるのがおすすめですよ。

カメラ趣味は、最初に大金が必要だったり、技術的な不安がついてまわったりしますよね。

でも、それらを1つ1つ乗り越えていくことで “リターンの大きな趣味” になる気がします。

まずは、自分の中の「やってみたい」を信じて一歩を踏み出してみる価値がありますよ!

他人の「やめとけ」ではなく、自分の「やってみたい」を信じて一歩踏み出してみる価値、ありますよ。

次では、そんなカメラを “失敗せずに始められる方法” を詳しく解説していきます。

カメラ選びで失敗しないために。買う前に “1ヶ月だけ” 同棲するのはアリ

Nikon Zf(夏レビュー)

買ったカメラが自分に合わなかったらどうしよう…なんて不安は誰にだってありますよね。

高い買い物だから、失敗したくないという気持ち、すごくよくわかります。

カメラを買って後悔しない方法とかないの?

その答えはシンプルで、「実際に使ってみる」ということが1番になります。

ただし、ここで言う「使ってみる」は、店頭でちょっと触るとかじゃないですよ!

そのカメラを自分の生活の中に取り込んで、時間を共有することがめちゃくちゃ大切なのです。

1ヶ月もすれば、そのカメラが自分に合うかどうか嫌でもわかるようになりますよ。

そこでおすすめなのが「カメラのレンタルサービス」です。

もちろん、レンタルをするにあたってお金が掛かってきます。

でも、「合わないカメラを買うリスク」を避けられるので、本当に価値がありますよ!

ちなみに、カメラのレンタルは、

  • Canon EOS R6 Mark ll
  • Nikon Z5ll

といったように、「具体的にどのカメラにするか迷っている人」に、効果的だと言えます。

特に初心者の方は、公式サイトやレビュー記事だけでは、カメラの本質が見えにくいと思います。

たとえレンタルして「合わないな」と感じても、それはそれで大きな収穫となります。

「買わなくてよかった」と気づけた時点で、カメラ選びの成功に、一歩近づいたのですから。

CAMERA RENT(カメラレント)
僕もカメラを買う前にレンタルで「お試し」しました。

このように、購入前にカメラと過ごしてみることは、失敗を避ける良い方法になります。

僕自身もいくつかのカメラで悩んだ末、最終的に「Nikon Zf」にたどり着きました。

当時、気になっていたカメラをレンタルして使い込んでみた結果…

  • シャッターのフィーリングが合わない。(キレや音など)
  • 色味や解像感に納得できない。
  • どうしても馴染めない操作がある。 

などが浮き彫りになって、「買わなくてよかった!」という確信を得られた経験があります。

その経験から、「最低でも1ヶ月ほど使わないと、良し悪しは分からない」と感じています。

結局、誰かのレビューを見たところで、それがポジショントークの可能性もありますし。

カメラを真剣に選ぶなら “メリットよりデメリット” が知りたくないですか?

でも、結局それを叶えるには、自分自身で使って確かめるしかないんですよね。

じゃあ、1ヶ月レンタルしたとして、どれくらい使い込めば良いのでしょう。

理想は毎日100カット以上を撮影したい、というのが僕の感覚です。

それが難しくても、1ヶ月で1,000カット以上は、最低でも目指したいかな?と感じます。

スナップ撮影にはネックストラップ

もちろん、仕事で忙しい方が多いのも承知の上です。

でも、撮影する時間を確保するために…

  • 出社前に早起きしてスナップ撮影
  • (職場にカメラを持ち込めるなら)昼休みなどを利用して撮影
  • 退社後、家に帰りながら撮影

など、工夫すれば時間を確保できることに気付くはずです。

こうしたことで、時間帯・場所・天気など、色々な条件で撮影することができます。

これによって、よりリアルな使用感が得られますよ!

また、撮影できない日でも “あえてカメラを持ち歩いてみる” のがおすすめです。

実際に持ち歩くだけでも「重いな…」といったように、感じるものがあるでしょう。

このように、レンタルを使うと「デメリット」を効率的におさえることが出来ます。

これはネットでは得られない貴重な体験で、カメラ選びを成功に導くヒントになるでしょう。

カメラ選びに失敗したくないなら、1ヶ月のレンタルでとことん付き合ってみてください。

その1ヶ月で得られる気づきは、あなたにとって超大切なカメラ体験の土台になります。

本気で後悔したくないなら、まずは「お試し期間」を作ってみるのはいかがでしょう。

【まとめ】「やってみたい」は立派な理由になる

カメラ 女性 撮影

カメラを趣味にすることは、ハードルが高く感じられるかもしれません。

スマホでもキレイな写真が撮れるのに、わざわざ高いカメラを買うってムダに感じますよね。

でもスマホじゃ物足りない…なんて感じてるなら、カメラに惹かれてるサインかもしれません。

カメラを通して、

  • “自分が何を美しいと感じるのか?” に気づける。
  • 写真を「撮ること自体」が楽しくなる。
  • 表現する喜びが日常に生まれる。

そんな体験が、あなたを待っているでしょう。

もちろん、お金や技術に対する不安はあると思います。

でもそれは、(僕を含めて)多くの人が通ってきた道でもあります。

初期費用はかかりますが、ランニングコストが低く、意外とコスパが良い趣味と気付くでしょう。

技術については、撮りながら覚えていけますし、なんなら自然と身についていきます。

それでも迷うなら、まずは1ヶ月だけ “一緒に暮らす” くらいのノリでレンタルするのも良いです。

  • 続けられそう。
  • 楽しいかも。

と感じたら、それはもう、カメラとあなたの良い出会いかもしれません。

あなたの「やってみたい」は、きっと何かを変えてくれるはずです。

カメラのレンタルについて詳しくまとめた記事もありますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

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