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- OM-3は初心者でも使いこなせるかな?
- OM-3ってセンサー小さいのに高くない?
- あとで後悔したくないからデメリットが知りたい!
カメラって高い買い物だからこそ、長く使えるのか不安になりますよね。
中でも「OM-3」のようなハイスペックモデルは、初心者にはハードルが高く見えますよね。
僕もカメラ初心者のころ、カメラ選びにめっちゃ悩みました…。
でも実は、ハイスペックなカメラこそ「最初の1台」に向いているのでは?と、思うようになりました。
最初から “ちゃんと撮れるカメラ” を選んだ方が、結果的にコスパも良くなるんですよね。
この記事では、なぜOM-3が初心者にもおすすめなのか、僕の実体験ベースで紹介します!
旧オリンパスを使って子供を撮影していた経験も生かしつつ、レビューしたいと思います。
今回、OM SYSTEMより機材の貸出しを頂きましたが、忖度なしでデメリットも紹介します!
- 長く使える1台を探している人
- クラシックな見た目のカメラが気になっている人
- OM-3を使って感じたデメリットが知りたい人
OM-3は初心者向けじゃない?でも子育て世代におすすめな理由を旧オリンパスユーザーが解説

カメラを始めようとしている方にとって、「最初の1台」はすごく悩みますよね。
僕自身かつてそうだったので、その気持ちは痛いほど分かります。
OM SYSTEMが販売してる「OM-3」が気になるんだけど?
まず結論として、「OM-3は初心者の全員におすすめできるカメラではない」と感じました。
良くも悪くも、 “尖ったスペックのカメラ” といった印象です。
なので漠然とキレイに写真が撮りたいだけなら、他のカメラの方が良いかもしれませんね。
中でも、僕が最もOM-3をおすすめしたいのは「子育て世代の方」ですかね。
子供が成人するまでこの1台で撮りきりたい!なんて人にはピッタリなんです。
その理由は次の通りです。
- 子供の動きにも余裕でついていけるAF性能。
- 軽量コンパクトだから荷物になりにくい。
- 防塵防滴だから子供と思い切り遊べる。
もちろんメーカーサイトにある通り、アウトドア(登山など)で使うのも最適なカメラです。
でも正直なところ、登山人口が少ない上にカメラを担いで行く人は稀ですよね?
防塵防滴でコンパクトなど、メーカーが推すのも分かりますが…。
むしろ、そんな耐久性のあるカメラを、日常生活でも使うことにメリットがあると思います。
ニーズはかなり限られるので、僕はあえてそこをおすすめはしないことにします!

僕は以前、オリンパス時代の「OM-D EM-5 Mark ll」を使っていました。
2015年頃に “子供が生まれた” ことで導入したのがきっかけでしたね。
当時からアウトドア色が強いカメラでしたが、子育てというシーンに本当に合っていると感じましたよ。
10年ぶりにOMシリーズに触れて「そうそうこの感じ!」という印象を受けましたね。
同時に、AFが弱くてソニーに買い替えた記憶もフラッシュバックしました!笑
でも「OM-3」では、比べ物にならないほどにAFが進化しています。
- AFの速度・精度がめちゃくちゃ高くなり、運動会などに使うのも余裕です。
- しかも「AI被写体認識」が加わったので、瞳をとらえて離しません。
など、当時の弱点は見事に払拭されていましたね。
(そもそも当時のEM-5 Mark llより、ハイエンドモデルというのもあるのですが。)

また、IP53対応の防塵・防滴となっている点も、ハードな子育て環境とマッチしています。
特に小さい子供を撮影するのって “危険がいっぱい” なんですよね…。
例えば、
- ベロベロ舐められる。
- ジュースなどの液体物をこぼされる。
- 泥だらけの手で触られる。
これらのシーンでも、OM-3ならしっかり耐え抜くことができます。
カメラを気にしすぎなくて良いのは、嬉しいポイントじゃないですか?
また、カメラ本体もマグネシウム合金性で「耐久性」が高いのもポイントです。
シャッターが10万回も耐えられるので、本当に長く使えるでしょう。
何かとお金がいる子育てにおいて、カメラを買い替えなくてOKなのは嬉しいところです。
OM-3は「マイクロフォーサーズ」規格なので、カメラだけでなくレンズもコンパクトです。
レンズによっては、コンデジに毛が生えた程度のサイズ感になりますよ。
「最小の荷物で最大のパフォーマンス」を発揮してくれます。
ぱんぱんのマザーバッグにも収まってくれますね!

とはいえ、OM-3はパパママカメラにありがちな、エントリーモデルでは決してありません。
とはいえ、 “プロ用とも言えないなんとも不思議な立ち位置のカメラ” と感じますね。
よく言えばシンプル、悪く言えば操作性に難があるとも言えます。
中身はフラッグシップのOM-1と同じなので、モンスタースペックですが…。
なので、OM-3には「初心者モード」や「簡単ガイド」のようなUIはありません。
でも、個人的にはそれで良いと思っています。
そういった “親切設計” は、慣れてくると逆に使いづらいんですよね。
最初はちょっと戸惑っても、AモードやSモードを覚えれば使いこなせるようになりますよ!
長い目で見ると、このような仕様の方が使いやすいと思います!
後述しますが、価格は20万円オーバーと、かなり強気なプライスだと正直思います。
でも、OM-3はスペックと耐久性が高いので長く愛用できるカメラです。
また、カメラ業界全体が値上がりしており、コンデジすら30万円に迫るご時世です。
そう考えると、むしろコスパが良いとも言えますね。(初期投資額は高いですが…)
これらの理由から、僕が1番おすすめできるのは、子育て世代だと感じたわけですね。
次では、Nikon Zfなどフルサイズと比較して、OM-3はどうなのか?を深掘りしていきます。
OM-3とZf、どっちも買ったら妻に怒られそうなので冷静に比べてみた件

OM-3、ほんとによくできてるカメラだと思います。
普段は、Nikon Zfを使ってますが「これ凄いな!」と感じることが多かったです。
OM-3も買っちゃう系ですか?
でも追加で買うかと聞かれると…答えは「NO」になりますね。
OM-3が悪いとかではないですが、僕の環境では事足りてるかな?という感じです。
また「RAW現像にどれだけこだわるか」で、OM-3に対する評価は大きく変わると思います。
RAW編集にこだわるのであれば、どうしてもフルサイズよりは劣りますね。
なので「写真」だけで判断すると、OM-3がおすすめなのは次の人になるかもしれません。
- 暗部を少し明るくするなど、軽いRAW編集しかしない人。
- そもそもRAWで撮影せず、JPEGでの撮影しかしない人。
OM-3の購入を迷う人にとって、やはりセンサーサイズの問題は避けて通れないでしょう。
フルサイズと比較すると、センサーサイズの表面積が1/4にまで小さくなりますし…。
なのでノイズが出やすかったり、ダイナミックレンジの低さを実感することが多々ありましたね。
いつもならもっと編集できるけど…といった具合に、調整範囲を低くする必要があるんです。

実は、それよりも気になったのが「12ビットのRAWデータ」という点でした。
多くのフルサイズカメラは「14ビットのRAW撮影」に対応しています。
ちなみに「ビット」とは、1ピクセルあたりの色階調(明るさの段階)の細かさです。
これがめっちゃ大切なんですが、
- 12ビット:4,096段階
- 14ビット:16,384段階
なんとたった2ビットの差ですが、実際の階調数で比較すると4倍も差があるのです!
つまり、14ビットの方が “より細かく明暗を記録できる” ということになります。
14ビットのRAW編集に慣れてる僕としては、12ビットRAWの編集に違和感を覚えます。
ぶっちゃけストレスすら感じました。
例えば…
- シャドウを持ち上げると急にザラつく。
- 色調の破綻が早い。
- ハイライトをおさえても白飛びが復元しにくい。
などがあげられますね。
また、色のグラデーションも12ビットでは色の階調が足らず、縞模様が出やすいです。
とはいえ、これらは “フルサイズと比べての話” となります。
なのでフルサイズを使っていなければ、これらに不満は出ないかもしれませんね。
スマホに採用されるセンサーより大きいですし、そもそもJPEGでしか撮らないなら問題ありません。

12ビットならファイルサイズが小さいので、PCの処理能力に不安がある人も安心ですよ。
撮影写真をSNSにアップするのが目的なら、十分過ぎるほどのデータですし。
ぶっちゃけ、OM-3がネガに感じるのは、価格がボトルネックになっている気がします。
マイクロフォーサーズで20万円を超えてくると、どうしても厳しい目線になりがちです。
20万円を超えともなると、Nikon Z5llのようなフルサイズカメラも視野に入りますし…。
個人的には、18万円前後の実売価格であれば良かったかも?なんて感じましたね。
ここまでの話を聞くと、写りに不安を感じるかもしれません。
でも実際には高精細でキレイです!(インスタに投稿したJPEGでの作例もご覧ください。)
なので、多くの人にとって不満はないと感じますね。
少なくとも、「OM-D E-M5 Mark ll」の頃の絵作りとは大きく異なります。
これはOM-3に搭載される、
- 裏面照射積層型Live MOSセンサー
- 画像処理エンジンTruePic X
など、最新の画像処理エンジンによるところが大きいのかもしれませんね。
ベタ褒めするわけじゃないですが、センサーサイズ以上の画質力を感じます。
また、マイクロフォーサーズの「ボケ感」が気になる人も多いと思います。
ボケ感に関しては、もちろんフルサイズより弱いですが、僕は必要十分に感じています。
なんというか、嫌味のない自然なボケ感なんですよね。
僕の体感では、フルサイズより1段半くらいボケ感が弱くなるように感じました。
高感度耐性については、正直なところ “センサーサイズ並み” といった印象でした。
個人的にOM-3の高感度ノイズはあまり好みではなく、ISO3,200以下で使いたいと感じます。
とはいえ、強力な手ブレ補正のおかげで、シャッタースピードを下げての撮影も楽々です。
被写体ブレこそ防げませんが、暗いシーンでも気兼ねなく写真を撮れるのは良いですよね。

また、Nikon Zfと大きく差があったのは、なんといっても「携帯性の良さ」ですね。
OM-3は本当に小さくて、カメラバッグの中での存在感がめちゃくちゃ薄いです!
(レンズまで含めると、2回りほどコンパクトですね。)
キレイに撮れるうえ取り回しも良いので、毎日でも持ち歩きたくなるカメラですよ!
とはいえ、「じゃあOM-3を追加購入するか?」と聞かれたら、僕は買わないです。
OM-3に不満があるからとかではありません。
現在愛用している、Nikon Zfと方向性が被っているんです。
クラシックボディ+ハイスペックの組み合わせは、ぶっちゃけ2台もいらないのです…。
Nikon Z9などの大型カメラを使ってるなら、OM-3は候補になるかもしれませんね。
さて次では、OM-3を使って感じたメリットやデメリットを紹介していきます。
OM-3レビュー!買う前に知っておきたい5つの残念ポイント

本気で欲しいカメラがあると、僕はデメリットが知りたくなります。
理由は、買ってから後悔したくないから…ということで、OM-3のデメリットを紹介しようと思います!
そもそも、OM-3を使ってみてどう感じたの?
万人ウケけはしないけど、ハマる人には「これじゃなきゃ!」ってカメラになりそうですね。
可愛い見た目に反して、なかなか尖ったカメラに仕上がっていますよ。
正直なところ、価格や操作性については物足りなさを感じたのは事実です。
ただし、これらが気にならない人にとっては、間違いなく “買い” なカメラだと言えます。
そこで、ガチで購入を考えてる人に向けて、まずは「デメリット」から紹介していきます。

まず、なぜシルバーのみの展開なんでしょう?ブラック派の人も絶対に多いと思いますが…。
ちなみに僕は、カメラは絶対にブラック派です!
でもOM-3のシルバーには、「映え」みたいな美しさを感じました。
ボディがマグネシウム合金だからでしょうか?
そのため、OM-3のシルバーは意外と受け入れられました。
でも、やっぱりブラックも出てほしいですね。
それよりも「張り革」のチープさがめちゃくちゃ気になりました!
合皮なのかゴムなのか、いずれにしても「これが20万円超えのカメラか?」と驚きましたね。
革のシボ感も好みではなく、凹凸がないため、ぶっちゃけ手に馴染みにくいです。
ただコレ、もしかすると防滴性能とのかね合いでチョイスされた素材なのかもしれません。
それにしても、もう少し高級感のある素材であれば、印象は大きく変わったと思いますが…。

さらにダイヤル操作において、 “指が痛くなる” ことも気になりました。
ローレット加工が施されてるのですが、かなり鋭くて頻繁に操作すると指先が痛むのです。
OM-3の目玉機能「クリエイティブダイヤル」では、動作が重いこともあり痛みは加速します。涙
(不用意に動かないための工夫だと思うけど、それにしても固い!そして痛い!)
例えば、Nikon Zfもダイヤルが多いカメラですが、ローレット加工の先端が丸いので痛くないです。
商品化の手前で、このようなフィードバックはなかったんでしょうか。

個人的に致命的なのが「電源ボタンの位置」でした。
カメラの左側にあるので、電源オンオフにするためには、必ず両手を使う必要があるんです。
スナップ撮影などをする場合は、電源の操作を右手だけで完結させたいですし…。
バッテリー持ちがとても良いので、スリープで使えということなのかもしれませんが。
- 標準:約590枚
- 低消費電力撮影モード:約1040枚
あと細かいところでは、小指がボディ下部に当たって痛いなど、改善の余地を感じました。
これらはOMブランドの伝統的な構造なのかもしれません。
でも、ユーザーからのフィードバックを受けながら、改善させてほしいのが本音ですね。
逆にいえば、これらデメリットを飲み込めるならOM-3は “買い” だと言えるカメラです!

続いてはメリットを紹介しますが、まず目につくのは美しいシルエットとコンパクトさです。
潔くグリップを排した設計は、まるで往年のフィルムカメラのような佇まいです!
グリップに不安を覚える人もいるかもしれませんが、僕はそこまで気になりませんでした。
なんと言っても軽いので、意外なほどしっかりホールドできます。
サムグリップの出来も良く、親指がしっかり引っ掛かるので安心感がありました。
また、OM-3は撮っていて楽しいカメラだと感じます。
シャッターのレスポンスが良いので、小気味良く撮影することができます。
シャッター音も大袈裟ではなく「カタッ」といった感じで、悪目立ちしないので好みですね。
Nikon Zfも撮っていて楽しいカメラですが、それに負けないくらい楽しいカメラです!

特に面白いと感じたのが、「CP(コンピュテーショナルフォトグラフィー)」という機能です。
普通なら後処理となる “合成技術” をカメラ内で全て処理してくれるのです。
色々な機能がありますが、僕のイチオシは「ライブND撮影」です。
物理的なNDフィルターが不要で、EVFや背面モニターを見ながら効果を確認できるんです。
これってめちゃくちゃ便利じゃないですか?

また、IP53相当の防塵防滴があると、写真の可能性が広がると感じます。
メーカー自ら、防水に配慮した設計ではなく「使える」と断言しています。
このあたりに自信の表れが見られますね。
過酷な環境になるほど、OM SYSTEMの強さが活きてくると実感できました。
OM-3は撮る楽しさに優れていますが、操作性や所有感はやや物足りなさも感じました。
とはいえ、今回あげたデメリットは僕のバイアスが大きくかかっているのも事実です。
ただどうしても、「オーバースペックでは?」という印象が強く残ります。
OM-1のスペックをそのまま移植したため、やや詰め込みすぎ感も否めないのです。
実際、そこまで高速処理を求める人が、OM-3を選ぶとは考えにくいです。
なので、もう少しデチューンしても優しく迎え入れてもらえたのでは?とも感じましたね。
とはいえ長く使えるし、最新機能を備えた一台であることには変わりありません。
事実OM-3を使ってみて、撮れないシーンなんて思いつきませんでしたし。
【まとめ】個人的には、子育てに本気な人におすすめしたいカメラ

OM-3は、万人向けの “ただ優しいだけのカメラ” ではありません。
だからこそ「長くしっかり使いたい」と願う子育て世代には、刺さるカメラだと思います。
- 高性能AFで子供の一瞬を逃さない。
- 軽量コンパクトでマザーズバッグを圧迫しない。
- 防塵防滴のタフさで遊び場にも安心して持ち出せる。
僕自身、旧オリンパスのカメラで子供を撮ってきた経験からも、本当におすすめできます!
確かに、価格や細かな使い勝手に気になる点はあります。
でも10年スパンで考えた時、「あのとき選んでよかった」と思えるカメラになるはずです。
操作はビギナー向けではないですが、少しづつ慣れていけば平気です。
ふと振り返ると、このカメラと一緒に過ごす時間こそが、家族の宝物になるはずです。
「長く使える1台」を探しているなら、OM-3はきっと応えてくれるはずですよ。
Nikon Zfも気になるという人に向けて記事をピックアップしたので、そちらもあわせて読んでみてください!
OM SYSTEM
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