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「 DJI Mini 3 Pro を実際に飛ばした生のレビューを知りたい」
「メリットだけじゃなく、あえてデメリットも知りたい」
以前の開封レビューで書いた通り、DJI Mini 3 の「 Pro 版」を購入した。
キャッチコピーは「ミニ。でも、プロ」
そして実際に飛ばして感じたのが「プロの名に恥じない高性能ドローン」ってこと。
でも全部手放しで褒めちぎれない部分も散見された。
そこで今回は、 DJI Mini 3 Pro の「飛行性能」を詳しくレビューしていく。
- ドローンに興味がある初心者の人
- DJI Mini 3 Pro に買い替えを検討している人
- コンパクトサイズのドローンが欲しいけど、性能には妥協できない人
この記事を読めば、DJI Mini 3 Pro のメリット・デメリットを客観的に理解できる。
「 Mavic mini 」で20時間以上フライトしてきた経験を元に記事にするぞ。
非常に高い飛行能力を持つからこそ、残念なポイントが目立つ
俺が使っていた Mavic mini は、今となっては 2世代ほど前のモデル。
それと DJI Mini 3 Pro を比較すると流石に性能が段違い。
ちょっと不公正さを感じるけど…。
ドローンって技術の進化をめちゃくちゃ体感できるジャンルだと思う。
開封の段階で進化を体感できてしまったほどだ。
特に大きく進化したと感じたポイントは以下の 5つ。
- バッテリー性能が大幅に向上
- 精度の高い検知システム
- 高い風圧抵抗
- 上昇下降速度の向上
- 衛星測位の高速化
では初フライトを終えて、俺はどこに不満点を感じたのか?
具体的には以下の 2つになる。
- 左右移動する時は注意が必要
- リターントゥホーム(RTH)で墜落の危険
これら不満点に関しても、忖度なしで深掘りしていく。
【 GOOD レビュー】DJI Mini 3 Pro でドローンの進化を感じた5つの点
純粋に「飛行性能」だけに絞ると、DJI Mini 3 Pro で特に良かった点は以下の 5つ。
- バッテリー性能が大幅に向上
- 精度の高い検知システム
- 高い風圧抵抗
- 上昇下降速度の向上
- 衛星測位の高速化
これらは Mavic mini と比較して、特に大きく進化したと感じる点だ。
ではそれぞれを深掘りしていく。
バッテリー持ちが長い上に暑さに強い
ある程度満足に飛行してもバッテリー残量がかなり残る。
Mavic mini を操作してる感覚では「まだこんなにあるの?!」って感じだ。
DJI Mini 3 Pro の最大飛行時間 34 分 〜 47 分。( Mavic mini は、最大飛行時間 18 分)
飛行時間が大幅に増えたことで、精神的に落ちついて作業できる。
そして初フライトした日の天気は快晴。
気温が 37℃ とまさに猛暑日。
バッテリーに過酷な条件だ!
そんな中、30 分近くフライトしてもバッテリーが熱暴走しなかった。
結果、バッテリーが空になるまで飛行してもトラブルは一切無し。
フライト後にバッテリーを触ると、ほんのり暖かいレベル。
検知システムがマジで心強い
前後のセンサーのおかげで、ドローンが障害物に近づくと自動でブレーキがかかる。
距離はだいたい 2mといった感じだ。
スティックを倒してもドローンが動かなくなる!
撮影時にドローンを後退させているときに特に効果が高い。
障害物を検知すると、音と画面表示で教えてくれる。
画面中央から上の「半円」のようなマークが、障害物の方向と距離を示す。
距離が「色」で表されて、オレンジ色より赤色の方が障害物との距離が近い。
この場合はドローン前方に障害物があって、正面向かって右側が特に危険ってこと。
FPS のゲームみたいな表示方法。
下方センサーの精度も高くて、雑草などにもしっかり反応する。
またコントローラーに、地面までの距離が具体的に表示されて操作しやすい。
ちなみに Sモードでは、検知システムは作動してるけど自動ブレーキが作動しない。
ドローンの風圧抵抗が「スケール 5 」にレベルアップ
Mavic mini は、100mくらい高度を上げると強風警告が頻発した。
今回のフライトでは、100m以上の高度でも 1度も警告が鳴らなかった。
そこそこ風は吹いていたから、風圧抵抗が間違いなく向上してる。
風で流される心配が少なくなって撮影に集中できる。
下降速度が速くなってストレスが減った
シンプルに下降速度が速くなっている。
Mavic mini は高度を下げる際に、下降速度が遅くてイライラした。
DJI Mini 3 Pro は、スムーズに下降ができるから目的の高度到達までが早い。
撮影時間を有効に使えるようになり、心の余裕につながる。
衛星の測位数が増えたのに、測位速度が明らかに速くなった
Mavic mini の場合、衛星測位にそれなりに時間が掛かった。
急いで飛ばしても、測位数が少なくて頻繁に高度制限に引っかかる始末。
少ないフライト時間が更に短くなる!
DJI Mini 3 Pro は、衛星の測位がめちゃくちゃ早い。
電源を入れて気付いたら 32個ほど衛星測位が完了している。
【BAD レビュー】DJI Mini 3 Pro の飛行に関する2つの不満点
とても高い飛行性能を持っている DJI Mini 3 Pro だけど残念な点もある。
- 左右移動する時は注意が必要
- リターントゥホーム(RTH)で墜落の危険
コレを今後 Mini シリーズがクリアすれば、飛行性能に関して言うことなし。
飛行性能が高いからこそ、残念なポイントが目立ってしまう
左右移動や上昇時は注意が必要
前後は検知システムが働いて障害物に接近すると制御してくれる。
でも側方(ドローンの左右)は検知システムが搭載されていない。
前後移動がブレーキによる制御状態でも、左右の移動は通常通りできる。
感覚的には、かなりクイックに左右に動く。
この時ドローンは自動制御されないから、左右に障害物があれば墜落してしまう。
対策として障害物が多い場所では、左右動作より旋回 ⇒ 前後進を中心に操作したい。
リターントゥホーム(RTH)で墜落の可能性
DJI Mini 3 Pro の検知システムに「上方」は含まれない。
だからドローンより上空に障害物がある場合は注意。
ドローン上方 10cmくらいまで障害物を近づけても検知していない。
DJI Mini 3 Pro には、リターントゥホーム(RTH)という機能が備わる。
コントローラーからワンボタンで起動できる。
RTH とは、設定した高度まで上昇した後、ホームポイントへ自動帰還する機能。
RTH は信号ロストした時にオートで起動させることも可能。
便利なんだけど、この時に墜落の危険性が!
DJI Mini 3 Pro は上方を検知できない。
つまり RTH を起動したとき、上空に障害物があれば接触して墜落する。
上空に障害物がある場所では、RTH ⇒ ホバリングに設定することで墜落の危険を回避できる。
障害物の多い場所なら、その場でホバリングさせよう。
ただし直接ドローンを回収できない場所だと手の打ち所がなくなるが…。
DJI Mini 3 Pro って具体的にどんな人におすすめ?
先で飛行性能について、良かった点と残念だった点をレビューした。
これらを元に「 DJI Mini 3 Pro 」をおすすめできる人をピックアップ。
- ドローン初心者
- 極端に障害物が多い場所で使用しない人
- 気軽に持ち運べる高性能ドローンが欲しい人
- SNSに空撮写真を投稿したい人
- 長時間の飛行させたい人
これらに該当する人は DJI Mini 3 Pro を買っても後悔しないと思う。
俺はバイクに積載するから「 3 」が外せないポイントだった。
また初心者の人でも、検知システムで比較的安全にドローン操作を楽しめる。
初心者にとって大きく重たいドローンは、飛ばすのが怖いと感じる可能性がある。
DJI Mini 3 Pro は高いポテンシャルでメイン機として活躍できる
今回は DJI MIni 3 Pro の「飛行性能」を重点的にレビューした。
結果は「プロの名に恥じない高性能ドローン」だと感じた。
でも 100点満点の性能と言い切れないのも事実。
特に検知システムが上方と側方に備わっていないのが痛い。
過度な期待をすると、裏切られた感が出てしまうかも?
今回のフライトで、RTH 機能を工夫する必要があるように感じた。
とは言え、大多数の人にとってそこまで大きな問題にはならないとも感じる。
250g という小型軽量ドローンで最強の飛行性能を誇る「 DJI Mini 3 Pro 」。
このドローン1台でメイン機として十分に活躍できる性能を持っている。
小型で高性能なドローンの購入を検討している人には、胸を張っておすすめできるドローンだ。
「ミニ。でも、プロ」
言い得て妙とはまさにこの事だ。
実はフライトを重ねるうちに「Fly More キットが必需品!」って結論が出てしまった。
詳しくは以下の記事を参照してほしい。
ドローンを飛ばす前にアクティベーションや機体登録が必要。
航空法違反にならないよう注意したい。
これらの記事も参考にドローンのフライト準備をしてほしい。
おしまい。
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