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- 写真家とフォトグラファーって何が違う?
- 海外の写真家ってすごいの?
- 独学でも写真家になれるかな?
写真が好きで、“作品で生きる”という未来を思い描くと湧いてくる不安があります。
「写真家になるにはどうすれば良いんだろう?」…なんて迷いを抱える方は多いはずです。
僕も悩み・調べ・考えてる最中で、頭の中を整理するために文字にしようと思いました。
この記事では、僕が調べた限りの“写真家とは?”という根本から、道筋までをお伝えします。
読むことで、ふわっとした憧れがハッキリとして、具体的な4つのステップが見えてきます。
僕自身この結論にたどり着いた瞬間、心の中でストンと何かが定まった気がしました。
あなたの中にも「作品」という火が灯っているなら、その火を大切に育てていきましょう!
- 写真が好きで、いつか作品で生きたいと思っている人
- フォトグラファーと写真家の違いにモヤっとしている人
- 有名写真家の表現力に憧れがある人
心を揺さぶる一枚との出会い ― 海外の有名写真家が僕の世界を変えた

最近、「写真家」という存在に強い憧れを持つ“きっかけ”に出会いました。
写真がうまいのだけではなく、人の心に刺さるような作品が撮れる写真家のことですよ。
人の心に刺さる作品ってどんな感じ?
海外の写真家が放つ、圧倒的なメッセージ性にすごく惹かれています。
というのも、「たった1枚の写真に心を打ち抜かれる」…という経験をしたんです。
実のところ、これまで写真やアートを見ても、心から感動したことは一度もありませんでした。
むしろ、「なんでこれが評価されてるんだろう?」くらいに感じることも多かったです。
特に海外の写真家については、価値観が違うと決めつけていて興味すらありませんでしたね。
日本人の写真家なら好きな人もいますが、「構図や色味が好き」とかそんなレベルでした。
つまり、作品の奥にある“メッセージ”が僕の心に届いた経験はなかったわけです。
というか、以前はメッセージ性の強い作品が苦手でした。
「写真は見る人が自由に解釈すればいい」みたいに思ってたんですよね。
でもそんな僕の価値観をひっくり返したのが、「セバスチャン・サルガド」の作品でした。

彼の作品を初めて目にした瞬間、頭ではなく、心の奥に何かがブッ刺さりました。
(めちゃくちゃ大御所なので、逆に知らなかったの?と言われてもおかしくないですが。笑)
もともとはハイキーで、コントラストと彩度を落とした、俗に言う“エモい写真”が好きでした。
正直、彼のようなハイコントラストで力強い、モノクロ表現は古臭いとすら思っていたのです。
でも、サルガドの作品に触れたとき、心が震えて(少しキモいですが)涙すら流れました。
「心が震えるってこういうことなのか!」と初めて理解できた瞬間でもありました。
彼がドキュメンタリー写真家と言われるだけの、説得力みたいなものも感じましたね。
- 写真って、こんなにも“人間そのもの”に迫れるのか!
- こんなにも世界の現実を突きつけてくる力があるのか!
彼の写真集の中でも、「Sahel: The End of the Road」は特に強烈でした。
南アフリカの飢餓をテーマにした作品ですが、そこには過酷な現実や衝撃がありのままに写されています。
僕は、学校教育やニュースを通して、貧しい国のことを“分かったつもり”でいました。
正直、「気の毒だ」と思うくらいで、どこか遠い国の話だと感じていたと思います。
それが、たった1枚の写真で感情が揺さぶられたんですから、言葉にならない体験でした。
ただ、彼の作品は良くも悪くもメッセージ性が強過ぎます。
なので、サヘルのような重いテーマにおいては、見ていて気持ちが沈みやすいのも事実です。
なので最近は「GENESIS」という、自然をテーマにした写真集を見ることが多いです。
主語の大きいテーマですが、まるでサルガドが自然の声を代弁しているかのように感じます。

この経験をきっかけに、「目指したいのはフォトグラファーではなく、写真家なのでは?」と思うようになりました。
肩書きとしての話ではなく、誰かの心を揺さぶる作品を生み出したいという衝動です。
ただ正直、僕はまだ写真家に関する知識が豊富ではありません。
でも、海外の写真家のほうがテーマが明確で、作品にブレがないように感じています。
だからこそ、彼らの作品には強いメッセージが宿っているのでしょう。
次では、僕が調べて感じた「写真家とフォトグラファーの違い」について紹介していきます。
写真家になるには何が必要? プロのフォトグラファーとの違いから見えた道

写真が好きで、「いつか写真で食べていけたらいいな」と思っている人は多いと思います。
でも「写真家を目指すべきか、フォトグラファーなのか?」で悩む人もまた多い気がします。
そもそも何が違うんだろう?
僕なりにそれぞれの違いを考えた結果、大きな違いは「目的」ではないか?と思いました。
まずフォトグラファーは、クライアントから依頼を受けて写真を撮る仕事ですよね。
お金をいただいて仕事をするので、クライアントを満足させられるかが重要になります。
一方で、写真家は“自分の思想やメッセージを作品として表現する人”だと思っています。
つまり、見る人の心をどれだけ動かせるか?が重要になってきますよね。
ただし、これらに良し悪しはなくて、それぞれがそういうものという感じです。
このように、写真家とフォトグラファーでは目的が異なるので、「評価軸」も違ってきますよね。
ということは、それぞれ写真を発表する場も変わってくると思います。
フォトグラファーの場合、(どれだけ有名かにもよりますが)広告や雑誌・企業HPなどになりますね。
SNSを通じて仕事をする人も多く、“インフルエンサー兼フォトグラファー”みたいな人も多いです。

対して写真家は、写真展や写真集などのアート系の場で作品を発表するイメージが強いです。
自分の作品をすごく大切に扱っているというか、見せ方にも思想があるように感じます。
実際、僕もサルガド作品に出会ったのは写真集がきっかけでしたし。
フォトグラファーほど、SNSに力を入れていないような気がしますね。
となってくると、当然作品に対する「考え方」にも違いがあるのではないでしょうか?
僕はフォトグラファーの方が「職業人気質」だと感じます。
どちらかというと、商業カメラマンとしての側面が強い気がするんですよね。
ちなみに、フォトグラファーの方が安定収入を得やすく、キャリアも築きやすいみたいですね。
余談ですが、最近では写真を収益化していなくても、フォトグラファーを名乗る人も増えてますよ。
逆に写真家は、「表現者」って言葉が本当によく似合います。
思想や感情を写真という形に落とし込むことで、誰かに届けるわけですし。
簡単じゃないからこそ、作品が評価されたら、写真展で高額で売れたりもするんでしょう。
ただその反面、時代や社会状況などにも大きく影響されると思います。
撮影技術だけでなく、運も必要になってくるように思われますね。

ただし、フォトグラファーと写真家が全くの別物だとは、個人的には感じていません。
というのも、どちらも「伝える」というスキルが欠かせない職業だからです!
ぶっちゃけ、次の2つが大きな違いな気がしますね。
- フォトグラファー:他人の意図を伝えることがメイン
- 写真家:自分の意志を伝えることがメイン
僕自身、この違いを理解できたことで、どこを目指すべきか少し見えた気がしています。
ではもっと具体的に、写真家になるためには何をすればいいのでしょうか?
次では、僕が考えた「写真家で成功するための4つのステップ」を紹介していきます。
独学でも写真家になれる!年収という尺度をこえて「作品で生きる」という選択

「写真家で生きていく」なんて言うと、だいたい周りに心配されますよね。笑
でも、夢は少し尖ってるくらいが、人生はおもしろいと思うんです。
有名な写真家になって儲けたい!
前提として、写真家を目指すなら商業的な成功より、自分のテーマを追求することが重要です。
言ってしまえば、“短期でパパッと稼げる仕事ではない”ということですね。
メッセージ性やテーマの解像度を上げるには、どうしても長期的な取り組みが必要ですし。
サルガドのようなトップ写真家ですら、ひとつのテーマを数年~十数年かけて追い続けてます。
だからこそ、作品が強烈なメッセージを持つのでは?と思います。
なので僕の考えでは、専業写真家という肩書きでいきなり生活するのは厳しいと思います。
理由はシンプルで、すぐに稼げる仕事ではないので、金銭面で苦労するのではないでしょうか。
生活費はもちろん、機材費、写真集の制作費、ギャラリーの費用…どれも高額なんですよね。
資金がないと焦ってしまい、本当に表現したかった作品が撮れなくなるかもしれません。

理想は、“ある程度生活に困らない資金を貯めてから活動する”ことになりますかね。
資産が貯まるまで待てないなら、今の仕事を続けながら撮影に取り組むのがベターでしょう。
ただ忙しい毎日の中でも、なんとかして「時間」というリソースを確保する必要があります。
僕自身、ブログを制作するにあたり時間を確保することの重要性は本当に痛感しています。
「何かを表現する」という活動において、時間は本当に重要なリソースとなりますし。
さて、具体的に写真家になるにはどうしたらいいか?ですが、調べると道は無数にありました。
ぶっちゃけ、再現性はそう高くないと思いますね。
僕が調べた限りでの王道は次の4ステップです。
- ステップ1:テーマの確立
- ステップ2:プロジェクトの実行
- ステップ3:作品発表と評価の獲得
- ステップ4:さらなる活動資金の確保

まずステップ1として、自分が追求したいテーマをはっきりさせる必要があります。
そして、実はここが一番大事なところでもあると思いますね。
もともと知識がある分野や、関心があって情熱を注げられそうなテーマが良いでしょう。
仮にニーズがある分野でも、自分が興味を持てないと、掘り下げるのは地獄ですよね。笑
テーマを決めたら、学術的な知識などをインプットして専門性を高めると良いと思います。
ステップ2では、予算やスケジュールなど、プロジェクトの実行に必要なものを書き出します。
というのも、サラリーマンなら「長期休暇を作品作りに費やす」なども必要になるためです。
計画が練れたら撮影に入りますが、自分のメッセージをどう伝える写真にするか意識したいですね。
後のポートフォリオを考えると、統一感のある作品群が理想でしょう。(難しいですが。)
作品としての厚みを出すため、ステップ2では腰を据えて取り組む必要がありますね。

ステップ3では、「作品の発表」と「評価の獲得」が重要になると思います。
そのためには、「知名度」と「客観的な評価」の2つが必要になってくるでしょう。
国内外の権威あるフォトコンテストに応募して、受賞や入選を狙っていくことになるでしょう。
World Press Photo などがありますよね。
その後、ギャラリーで展示を行い、作品を見てもらう場をつくるのが有効ではないでしょうか。
美術関係者や編集者、メディアの目に留まる可能性も出てきますよね。
この段階で写真集の制作も見えてくるかもしれません。
最初は自費になるかもしれませんが、ここを突破できれば収益化も夢ではないでしょう。
ステップ4では、さらなる活動資金の確保を目指します。
大きなプロジェクトを成功させるには、大きな資金が必要になってきますよね。
自己資金だけでは限界があるので、グラント(助成金や補助金)を活用したいですね。
報道機関のドキュメンタリーファンドや、国際文化系の助成金が選択肢になるでしょうか?
なんにせよ、ここまで行くには非常に狭き門になると思いますが…。

また、写真家になるために、写真学校に行くべきか悩む人もいるかもしれません。
個人的には、必須ではないと考えています。(写真学校を出たわけではないですが…。)
というのも、写真家に必要なのは「感性」や「表現力」だと思うためです。
撮影テクニックは、あくまで表現を伝える手段にすぎませんよね?
なので、知識やテクニックに頼るのは本質的ではないように感じるんです。
独学でもテーマが深く、情熱があれば写真家にはなれるのでは?と僕は思います。
料理学校に行ったとしても、卒業後に全員が名シェフになれるわけじゃないですし。
最終的には、やはりステップ1の「テーマの確立」がすべての土台で最も大切だと思います。
収益化まで考えると、先が長くて嫌になると思います。
というか僕がそうです。
まずは「何を伝えたいのか」という、強い動機を持つことが重要だと感じますね。
これなら今日から、なんなら今すぐでも、写真家になるための道を歩めますよね!
僕もまだ走りながら考えてますし、一緒に積み上げていきましょう!
【まとめ】“技術よりテーマ”が写真家のスタートライン

1枚の写真に心を揺さぶられた日から、「写真家」という生き方を意識するようになりました。
華やかな肩書きや、すぐに収入につながる道ではないかもしれません。
でも、たった1枚の写真が誰かの価値観すらも変える…これって凄く尊いですよね。
フォトグラファーと写真家、どちらが自分に合うか悩む人も多いと思います。
僕がこの記事を書きながら感じたのが、
- フォトグラファー:誰かの意図を伝える人
- 写真家:自分の思想を表現する人
という違いがあるのでは?ということです。
写真好きにとって、どちらも素晴らしい道ですよね!
もし、あなたがテーマを持っているなら、たとえ独学でもその衝動からスタートできます。
いきなり専業になる必要はありません。(というか、それはかなりリスクがあります。)
焦らず、立ち止まらず、時間をかけて作品テーマと向き合うことが大切になってくるでしょう。
それが、“写真家になる”というスタート地点なのだと思います。
また、当ブログでは、
- 写真との向き合い方
- カメラの楽しみ方
などについてを掘り下げて紹介しています。
もしこの記事を読んで、あなたの中で何か揺らいだなら、ぜひ他の記事も読んでみてください!


