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- カメラってどのくらいの期間使えるの?
- 買ったあとにすぐ壊れたりしない?
- スマホがあるのに、わざわざ高いカメラを買う意味とは?
高価なカメラを買うとき、「もしすぐ壊れたら…」と不安になる方も多いはずです。
寿命があると分かっていても、どれくらい使えるか予測できないのは悩ましいですよね。
もちろん、僕自身もそんな不安を抱えてきました。
でも、最近では「カメラの寿命を気にしすぎる必要はない」と、考えが変わってきました。
この記事では、寿命や故障などを通じて、カメラとどう向き合えばいいかを考えてみます。
実際に僕が経験したカメラライフから、カメラの寿命にとらわれないヒントをお届けします。
- 高額なカメラを買うべきか迷っている人
- 中古カメラを検討している人
- 「一生モノ」としてカメラを考えたい人
デジタル化で寿命が短くなったカメラ…どれくらい使える?

10万円以上するカメラが、数年で使えなくなるとしたら怖いですよね。
買ったカメラがすぐ壊れたらどうしよう、なんて不安になりますよね。
そもそも、カメラはどれくらい使えるものなの?
一般的に、カメラの寿命は「10年前後」と言われています。
でも、これはあくまで目安なので、モデルなどでも差があるイメージです。
プロが使うようなハイエンド機になるほど、寿命が長くなる傾向にありますよ。
これは、 “製造期間が長く、修理体制が整っている” ことが大きな要因になっています。
でも正直なところ、僕は「そこまで寿命を気にしなくて良いのでは?」と感じています。
というのも、
- カメラが壊れる前に飽きてしまう。
- 他の機種に目移りして買い替える。
といった人がほとんどではないでしょうか?
とはいえ、カメラは安い買い物ではないので、後悔したくないという気持ちも分かります。
一生使うつもりで買う!なんて人のために、 “カメラの寿命” について掘り下げてみます。
そもそも、カメラの寿命とは何なのかを考えてみましょう。
寿命と聞くと、多くの人は「カメラが物理的に壊れること」を思い浮かべるかもしれません。
例えば、
- 基板が壊れる。
- シャッターが動かなくなる。
などといった感じでしょうか。
でも僕はそういう故障が、必ずしも寿命に直結しないと考えます。
何をもって寿命と呼ぶかですが、「修理不能になったときが本当の寿命」だと感じます。
要は、メーカーの部品ストックが無くなったり、正規ルートで直せない状態ですね。

国産メーカーの場合、 “製造終了から7年間は部品を保有すること” が義務付けられます。
ちなみに、この「7年ルール」ですが、
- 経済産業省が定めたガイドライン
- PL法(製造物責任法)
によるものらしいですが、深掘りするとややこしいので、これくらいにしときます。笑
「ユーザーが安心して商品を使えるように、修理体制を整えなさい!」という、国の方針みたいです。
7年という期間が、ユーザーとメーカーの “合理的な落とし所” だったんでしょうね。
また、一般的にカメラは発売から、2~5年ほどで生産終了になります。
エントリー機ほどモデルチェンジが早く、フラッグシップ機ほど長く販売されやすいです。
これをまとめたのが、下の表になります。
カメラの種類 | 製造継続期間の目安 | 傾向・特徴 |
---|---|---|
エントリーモデル(入門) | 約2〜3年 | モデルチェンジが早く、頻繁に更新される。 |
ミドルクラス(ハイアマチュア) | 約3〜5年 | 比較的長く販売されるが、技術革新によるモデルチェンジもある。 |
フラッグシップ(プロ) | 5〜8年あることも | 長期運用を想定し、更新頻度は低め。後継機がなかなか出ないことも…。 |
レンズ(交換レンズ) | 5〜10年以上 | カメラ本体よりもロングセラーになりやすい。 |
つまり、新品で買ってから修理が受けられる期間は、9~12年程度になりますよね。
(製造される期間+7年=9〜12年という計算です。)
これがカメラの寿命が、10年前後と言われる理由です!

でも、カメラとひと口に言っても、様々なものがありますよね?
これらを大別すると、次の2つに分けられます。
- フイルムカメラ
- デジタルカメラ
このうち、寿命が長いのはアナログな「フイルムカメラ」です。
というのも、内部に電子基盤が少なく、歯車などの機械部品で構成されるためです。
修理職人によって何十年経っても再生できることがあるんです。
カメラは一生もの!と言う人は、フイルムカメラを指してるのかな?と感じます。
逆に、デジタルカメラは、電化製品に近いので寿命は短めです。
修理というより、部品の取り替えが必要なので、供給が終われば打つ手なしです…。
その他にも、充電を繰り返すことによる「バッテリーの劣化問題」もありますよね。
デジタルカメラが古くなってくると、バッテリーの確保が本当に大変になります!

本当に長く使うことを考えると、記録メディアの規格変更なども不安になります。
今は「SDカード」が主流ですが、いずれ過去のものになるかもしれませんし。
そうなると、未来の環境で使えなくなる可能性だってありますよね…。
「シグマ BF」みたいに、内部ストレージのみのカメラも出てきてます。
デジタルカメラの一般的な寿命は、10年前後なわけですが、僕はこれが短いとは思いません。
10年もすれば、あなたの身の回りや考え方なども、変わってる可能性があります。
そのとき、そのカメラを本当に愛用できるか?なんて分からないことですよね。
だからこそ「カメラの寿命=そのカメラに飽きるまで」と、感じたりもしますね。
新技術を盛り込んだカメラを手にするのもまた、カメラの楽しさでもあると思います。
次では、 “カメラを買ってすぐに壊れないか心配” と言う人に向けて記事を書いていきます。
初めてでも安心!カメラ購入で気をつけたい5つのポイント

故障が心配なら、まずは安心感のある選び方から考えたいですよね。
新品と中古、それぞれの注意点を見ていきましょう。
中古を買うのはやっぱり怖い…。
結論、カメラの故障が怖いと感じるなら、「新品を選んで安心を買う」のも手だと思います。
新品の日本メーカーのカメラなら、買ってすぐに壊れる可能性は低いですし。
僕自身、いくつも日本メーカーのカメラを購入したけど、すぐに壊れた経験はありません。
とはいえ、中古を買うな!ということではないので、その辺りも含めて詳しく解説しますね。
今やデジタルカメラにおいては、 “精密な電子機器” となっています。
なので、電子機器特有の “バグ” などが発生する可能性は、一定数存在します。
こうした初期不良品は、保証期間内であればタダで直せることが多いです。
この点、新品であれば、2~3年の保証期間が設けられているので安心ですよね!
でも、一部の信頼できる店舗においては、中古カメラにも保証期間がつくことがあります。
例えば、マップカメラでは「1年保証」が付くので、リスクは大きく軽減されます。
むしろ、前のユーザーが “バグ出し” してくれて、調子が良いことすらあるようです。
とはいえ、中古カメラは使用履歴が不透明なので、新品よりトラブルが増える傾向にあります。
そこで、新品・中古問わず、初期トラブルを防ぐためのチェックポイントを5つ紹介します。
【故障しやすさ:☆☆☆☆☆】メカシャッターユニット
ここは高速で動くパーツになるので、故障しやすい場所と言えます。
シャッター回数は10~40万回程度で寿命がくるので、中古では特に注意したいですね。
耐久性を持たせた作りなので、新品で故障してるなら、明らかな不具合を感じるはずです。
症状としては、
- シャッターが切れない。
- 異音がする。
- エラー表示が出る。
などですね。
中古を買うなら、(可能であれば)シャッター回数を確認してから購入したいところです。
【故障しやすさ☆☆☆☆】基盤
デジタルカメラならではの「基盤」トラブルにも注意したいです。
家電などの電子機器と同じで、高温や湿気、静電気などで故障することがあります。
新品でも、電源オンによる通電で突然壊れることもあるようですね。
基盤が壊れたことによる症状は、
- 電源が入らない。
- 操作ができない。
- フリーズする。
などが発生します。
なので不調なく動いていても、壊れるときはいきなり壊れるイメージですね。
修理費も高額になるので、「どうせ壊れるなら、保証期間内に壊れてほしい部品」ですね。
【故障しやすさ☆☆☆】イメージセンサー
デジタルカメラの命とも言える、イメージセンサーも故障することがあります。
こちらも基盤と同様に、高温や湿気、静電気で故障しやすいようです。
イメージセンサーが壊れると、
- ドット抜け。
- 不自然なノイズ。
- 写真に線やムラが発生する。
といった症状が発生します。
新品の初期不良としては少ない気がしますが、中古なら注意した方がいいかな?と感じます。
例えば、皆既日食の撮影で、太陽を直視するなどにより、ダメージが入ってることがあります。
ここも修理が高額になるケースが多いので、保証期間内にチェックしたいところですね。
【故障しやすさ☆☆☆】電子ビューファインダー(EVF)
ミラーレスカメラ特有の故障となります。
EVFは小型ディスクプレイとなっているので、パーツ1つ1つが小さくて繊細です。
EVFが不調になると、
- 表示されない。
- チラつく。
- 明らかに色がおかしい。
- ドット抜け。
などの症状が現れます。
撮影できるから…と放置せずに、違和感を感じたら、点検に出すことをおすすめしますよ。
【故障しやすさ☆☆】ダイヤルやボタン類
ある種、これらが最も「故障っぽい故障」かもしれません。
ズームリング、フォーカスリング、ボタンなども故障してしまうことがあります。
中古品であれば、「経年劣化」によって、ゴムの摩耗や接点不良が起こる可能性があります。
新品であれば、配送時の衝撃などが原因でトラブルが発生することも…。
例えば、
- ボタンが反応しない。
- レンズに引っかかりを感じる。
- 異音が出る。
といった具合に、症状もさまざまなんです。
僕も新品のレンズなのに、フォーカスリングの動きに違和感を覚えたことがあります。
点検に出した結果、異常はありませんでしたが、高い買い物だからこそ神経質になりますよね。
「撮れるのに、撮らない…」だからカメラが必要だった話

スマホで何でもできる時代なのに、あえてカメラを持つ必要性はあるのでしょうか?
これって、ちょっと贅沢で、ちょっと不便で…でも、なんだか最高なんです。笑
ぶっちゃけ、スマホで十分じゃない?
スマホで写真を撮ることが「楽しい」人は、別途カメラを買う必要はないと思います。
僕の場合は、スマホで写真を撮るのが合理的と分かっていても、楽しいと感じないのです。
やっぱり楽しくないと、撮影を続けることって難しいんですよね…。
なので、わざわざカメラを持つメリットは、確かに存在すると思いますよ!
とはいえ、現代のスマホなら素晴らしい写真を撮ることができるのも事実です。
iPhone 16 Proを使ってますが、超広角から望遠まで高画質で撮影できてしまいます。
デジタルズームではなく、画質の劣化がない光学ズームが使えるって凄いですよね!
もはや、日常生活で撮れないものを探す方が難しいです。
最近のスマホは、ソフトウェア側で処理を上手くやってのけてるイメージですね。
これにより、
- センサーサイズの制約
- ボケ感の弱さ
なども上手くカバーされてると感じます。
サクッとSNSに投稿するくらいなら、十分過ぎるほどのスペックだと思います。
こうなると、高価で故障リスクもあり、デカくて重いカメラを使うことに疑問が出ますね!笑
でも、なんというか…合理的な判断だけが正しいとは思えないのです。
“撮っていて楽しいか” という部分が占めるウエイトは、決して軽くないと感じるのです。
撮影が楽しくないと、「シャッターを切る動機」が湧いてこないんですよね。
結果として、スマホでは写真を撮らなくなってしまうことが、僕がカメラを持つ理由です。

カメラって何が楽しいのか?ですが、「撮影体験」に尽きるのかなと思います。
例えば、次のような撮影体験が、写真を楽しませてくれてるのは確かでしょう。
- ファインダーを覗いて被写体と向き合う。
- シャッターの感覚を味わいつつ写真をキャプチャーする。
まず、ファインダーを覗くという行為には、被写体と真正面から向き合う感覚があります。
スマホの画面越しでは感じられない、自分の目で切り取っている感が強いのです。
これにより、撮影を没入感のある体験にしてくれるのです。
EVFでも、倍率が高くて、高精細・高フレームレートのものであれば感動しますよ。
また、シャッターを切る快感には中毒性があるように感じます。
メカシャッターなら、カメラ内で実際に動作した、生の音や振動を感じられます。
これらが五感に訴えかけてくるので、シャッターを切った実感が沸くんです。
スマホは電子シャッターを採用するので、「カシャッ」という音は、ただの効果音になります。

もちろん、生成される写真の美しさも、カメラを使うメリットです。
スマホの限界の1つが、「イメージセンサの大きさ」にあります。
レンズから入った光を、デジタル画像に変換する部品なので、大きいほどに有利だとされます。
小さく薄いスマホでは、物理的に大きなセンサーを積めないんですよね。
- スマホ:1インチ(13.2×8.8mm)でも大きい部類
- カメラ:フルサイズ(36×24mm)
これらを比べると、カメラの方が7倍以上も大きなセンサーサイズとなります。
つまり、圧倒的に多くの光を取り込めるため、画質やノイズの少なさが段違いなのです。
これはAI処理や画像補正では覆せない、カメラが持つ物理的な優位性となります。
プロが本格的なカメラを愛用するのも頷けますよね。
とはいえ、スマホで撮影することが悪いとかではないですよ。
スマホでの撮影が好きで満足しているなら、無理にカメラを持つ必要はありません。
ただ、
- もっと撮ってる感を味わいたい!
- より高みの写真を撮りたい!
と感じるのなら、カメラを使うのはアリだと思います。
写真を通して何をしたいのかを、実現する道具選びが大切なのだと思いますよ。
【まとめ】 “寿命” を恐れず、自分に合ったカメラを選ぼう

カメラの寿命は「10年前後」と言われますが、それはあくまで目安です。
実際には、使い方や修理体制が寿命を左右する気がしますね。
特にデジタルカメラは電子機器なので、物理的な寿命以外にも、
- バッテリー
- 記録メディア
などが、時代の移り変わりにも影響されるので注意が必要です。
とはいえ、10年も経てばあなたの価値観が変化しているかもしれません。
なので、「カメラの寿命=自分が飽きるまで」という視点も重要ですね。
故障が不安なら、新品で安心を買うのも手です。
中古よりも長い保証期間などは、やはり安心ですよね!
でも、スマホのカメラで満足できる人は、無理にカメラを買わなくていいと思います。
カメラにはカメラにしかない魅力が多いのも事実です。
ちょっと不便で、ちょっと贅沢な時間を、カメラと一緒に楽しんでみませんか?
まずは、気になっているカメラを「寿命」ではなく「相性」で見つめ直してみましょう。
お店で手に取ったり、レンタルしてみるなどで、最高のカメラに出会えるかもしれませんよ。
役立ちそうな記事をピックアップしましたので、そちらもあわせてご覧ください。