マイクロフォーサーズは後悔する?名機を1ヶ月使ってみた

【215記事目】MFTはオワコンじゃない!アイキャッチ

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  • マイクロフォーサーズがオワコンって聞いたけど本当?
  • フルサイズと比べて後悔しないかな?
  • マイクロフォーサーズのメリットや名機が知りたい!

「マイクロフォーサーズを買って後悔した」なんてケース、実は多いと思います。

(※以下、マイクロフォーサーズを「MFT」と略しますね。)

確かに、フルサイズよりダイナミックレンジなどが劣るのは事実です…。

でもだからこそ、見落とされがちな “唯一無二の魅力” が存在するのも確かなのです!

そこで「OM-3」を1ヶ月使って分かったこと、そして後悔していることを記事にしていきます。

これを見ると、「MFTを買ってから後悔するなんてことにはならない」と思います。

また、僕はOM-3を名機だと思っていますが、その根拠までしっかり解説しますね。

この記事がおすすめな人
  • MFTに興味はあるけど、買ってから後悔しないか不安な人
  • フルサイズなどから、軽量システムに乗り換えを検討している人
  • Vlog撮影で間違いなく使えるカメラを探している人

なぜマイクロフォーサーズは後悔する人が多いのか?その理由ぶっちゃけます

カメラ選びを間違えると、買った瞬間から後悔が始まります。

MFTは、その落とし穴が意外と深いんですし。

どんな人が後悔しやすいですか?

MFTのことをよく知らないまま “なんとなく” で買うと、後悔することになるかもしれません。

フルサイズをはじめとする、大きなセンサーの影が頭の中をチラつくんですよね。

撮影経験やカメラの知識が増えてくると、どうしても違いが気になってくるものです。

僕もそうでしたし、実際のところフルサイズを使ってますし…。笑

そこでMFTを買ってから後悔しないよう、僕が使って残念に感じたポイントを紹介しますね。

まず久々にMFTを使って、「良くも悪くも昔とあまり変わっていない」と感じました。

なんというか、マイナーチェンジを淡々と行ってきたような印象が強いですね

スペックは向上してますが、 “目新しさがなくワクワクしない” のが正直なところでした。

何を隠そう、OM SYSTEMより機材提供を受け、10年ぶりにMFTに触った感想がコレです。

カメラ・OM SYSTEM・OM-3

MFTの小さなイメージセンサーを、最大限引き出すような工夫が見られたのは確かです。

例えば、OM SYSTEMであれば「コンピュテーショナル フォトグラフィCP」がありますね。

で、これを一般ユーザーが使うのか?と聞かれると、ものすごく微妙なんですよね…。

CP内には “ハイレゾショット” などがありますが、操作が増えるので面倒になります。

どちらかというとアクロバティックな撮影方法が多くて、普段使いには向きませんし。

また、MFTには将来性がなく「オワコン」なのでは?と検索をしている人が多いようです。

確かにMFTの開発ペースは遅く、フルサイズなどに比べて先進性などは薄いと思います。

とはいえ、(後述しますが)他にはないメリットが多いのも事実です。

なので、個人的に将来性がないシステムとは全く思っていませんね。

「オワコン化してると感じるのは、ブランディングの失敗が原因では?」と個人的には思いますね。

OM SYSTEMの話になりますが、販売する商品のメーカー名を統一すべきです。

2021年10月、オリンパスから「OM SYSTEM」にブランド名を変更してるけれど…

  • OM-3などのカメラ:OM SYSTEM
  • ほとんどのレンズ:オリンパス
レンズには「OLYMPUS」と表記されています。

なので、OM-3をレンズキットで購入すると、ブランド名がチグハグになってしまうんですよね。

さすがにこの辺りどうなんでしょう?

お金を出して買うユーザーからすると、この辺りは揃えて欲しいと思うのではないでしょうか。

何か意図があるのかもしれませんが、商品として爪の甘さを感じたのは僕だけではないはずです。

未だブランド名を統一できないことが、オワコンなのか?と不安にさせてる気がしますね。

またMFTはセンサーサイズが小さく、「写り」に関してはハンデがあると言わざるを得ません。

わざわざカメラ買って使うなら、キレイに残したいと思うのが人情です。

なので、どうしてもフルサイズと比較してしまいますよね。

フルサイズと価格が変わらないMFTなら、「それならセンサーが大きい方を…」という流れになって然りですし。

そんな、MFTのネガな部分を少し書き出してみると…

  • ダイナミックレンジの狭さ。
  • 高画素モデルの少なさ。(2000万画素クラスが中心)
  • RAWデータが12ビット撮影に制限される。
  • 暗所でのノイズ耐性の弱さ。
カメラ・OM SYSTEM・OM-3

また、 “ボケ感に憧れてカメラを手にする人” も多いのではないでしょうか。

というか、僕がカメラを手にした理由がコレでした。

これは一概にデメリットとは言えませんが、ボケ感もフルサイズよりだいぶ弱いです。

ボケ写真を撮りたい!なんて人は、もっと大きなセンサーを選ぶ方が幸せになれるでしょう。

こうした弱点だけを見ると「やっぱりMFTはオワコンなのでは?」と思うかもしれません。

僕自身、かなりボロカスに書いている自覚もありますし。

でも、ここからが大事なところです。

MFTには、他のフォーマットでは代えがたい大きなメリットが存在しているのです。

そのメリットこそが「理解して選べば後悔しない」という根拠になるのです!

そこで次では、 “MFTを選ぶメリットについて” を紹介していきますね。

軽さだけじゃない!プロも愛用するマイクロフォーサーズの真のメリットとは

MFTは「小さいセンサーサイズ」という、ある種ハンデを背負ったシステムだと感じます。

でもハンデを吹っ飛ばすほどのメリットがあり、実はプロも愛用してることをご存知ですか?

プロが使ってる理由が知りたい!

誰もが口を揃えていくことですが、軽量・コンパクトと言うメリットが大きすぎるんです。

面白いのが、画質に有利なフルサイズからMFTに移行するユーザーすらいる点です。

このことからも、センサーサイズが全てではないことを物語っていますね。

実は底知れない、MFTのメリットを深掘りしていきましょう!

まずカメラにおいて軽量・コンパクトであることは、様々なメリットをもたらしてくれます。

どんなに良いカメラでも、大きくて重いと使わなくなるリスクがあるのです。

カメラだけでなくレンズも小型化できるMFTは、フルサイズと比べて二回りほど小型です。

いつもはパンパンのカメラバッグも、MFTなら更にレンズが2本も入る…なんてことも!

これって間違いなく、プロがMFT愛用する大きな理由の一つと言えるでしょう。

というのも、MFT愛用者には “ネイチャーフォトグラファー” が多いためです。

過酷な環境になるほど、MFTが頼りになってくるんですよね。

例えば…

  • 本格的な装備が必要な雪山登山。
  • スコールなどに見舞われやすい熱帯雨林。
  • 乾燥して埃やチリが舞う砂漠。

こういった、荷物を必要最低限にすべきシーンでは、フルサイズは重くて大きすぎるんです。

その点、MFTであれば荷物を減らしつつ、撮影クオリティも担保できるんですよね。

さらに、強力な防塵防滴性能を備えていたり、-10℃にも耐えるカメラなんかもあります。

屋外レンズ交換を想定されたものが多く、センサーに付着したゴミも強力に排除してくれます。

業務用とで使うのであれば、耐久性の高さは一般ユースの比ではなくらい重視されます。

また過酷な環境では、先ほど酷評したOM SYSTEMの「CP機能」も生きてきます。

三脚やフィルターが無くても、それらをサポートしてくれますし。

ここも機材を軽量化しつつ、高品質な撮影を成功させられるポイントですね。

例えば次のような機能があります。

  • 強力な手ブレ補正で、手持ちでハイレゾショットが使える。
  • ライブND撮影なら、NDフィルターなしでスローシャッターも可能。
カメラ・OM SYSTEM・OM-3

また、MFTではボケにくい写真になりがちですが、思い出を記録するならむしろ丁度いいでしょう。

背景がボケない方が、後で見返したとき多くの情報が見て取れますし。

とはいえ、F値の小さな単焦点レンズなどを使えば、それなりに背景をぼかすことも可能です。

日常使いから、コンパクトな旅カメラとしても非常に優秀ですね。

“MFTはAFが弱く、動き物に弱い” というイメージを引きずってきました。

でも最新機種なら、本当に何の不満も出ないですね。

キヤノンやソニーほどではないにしろ、野鳥撮影でも十分に通用するAFに進化しています。

OM-3を使ってみて、後発だからこそ、動作の安定性も高くて安心して使えると感じました。

MFTはフルサイズ換算で2倍となる焦点距離も、野鳥や運動会での撮影で便利ですよね。

背面モニターも見やすいですし。

MFTは、「V-log」にも向いてるのでは?なんて最近実感してきました。

特にルミックスなんか、この辺りが強いことで知られてますよね。

「強力な手ブレ補正」「レンズも軽い」といった特徴は、まさに動画撮影向きです。

僕は手持ちで動画撮影することが多いので、レンズが重いと腕が疲れるんですよね。

それでいてスマホなどで撮影するより、圧倒的に高画質に撮影できるのが良いですね。

OM SYSTEMなんかは、MFTだけで勝負してるので、強いこだわりや信念なんかも感じます。

そんなこともあって、個人的にはルミックスよりOM SYSTEM派だったりもします(笑)

そんな中で、今回試用したOM-3を思い返してみると、名機たり得ると実感してきました

今は返却して手元にないからこその、「名残惜しい気持ちなど」を次で書いていきます。

使い終わってから気づいちゃった!マイクロフォーサーズの名機「OM-3」の魅力

OM-3を1ヶ月使ってみた結果、フルサイズより見劣りする部分ばかりが目についてました。

でも返却してから「実は名機だったのでは?」と、少し後悔していたりもします。

具体的にどういったところに後悔してるの?

「MFT=フルサイズより安いもの」と言う、時代錯誤感覚を捨てるべきでした。

センサーサイズが小さいのだから、その分安くないと!なんて思っちゃうんですよね…。

でもよくよく考えてみると、高価になって当然の機能が盛り込まれていることに気付きます。

例えば、次のようなものが、マグネシウム合金ボディに詰め込まれてるわけですし。

  • 裏面照射積層型センサー
  • AI被写体認識AF
  • ボディー内5軸手ブレ補正機構

これらをOM-3のコンパクトなボディに納めるって、実はすごい技術じゃないですか?

本体のみで413gと、僕が使っているNikon Zfより200gも軽いボディに仕上がってますし。

(ちなみに200gを身近な物に例えると、缶コーヒー1本分に相当します。)

おかげで、フルサイズの重さを再認識させられてしまい、物欲がグラグラ揺れています!笑

カメラ・OM SYSTEM・OM-3・Nikon Zf
暗いシーンなんかでは、Nikon Zfの方がAF動作が安定してましたね。

あえてMFTのウィークポイントである「AF」についてを見てみましょう。

“ほぼ” フラッグシップであるOM-3ですら、爆速なAFと感じなかったのは事実です。

これは僕が、AFの速いキヤノンやソニーを以前使っていたためでしょう。

でもよくよく考えると、そこまでAFに依存する撮影をしないことに気付くんですよね…。

僕の場合、8割くらいを「AF-S」で撮影してしまいます。

つまり、そこまで高精度なトラッキングなどが不要ってことです。

ちなみに、僕がカメラを使う用途は次のとおりです。

  • 日常の記録撮影
  • ストリートスナップ撮影
  • インスタ投稿用の撮影
  • フォトコン用の作品撮影
  • ブログ用の物撮り

AFに頼るのは、子供やペットの撮影なんですが、OM-3のAFで十分すぎるほどでした。

となってくると、僕にとってOM-3のAFで十分すぎるってことなんですよね。

カメラ・OM SYSTEM・OM-3
ここに割り当て可能です。

また、以前書いた記事で「電源ボタンが左側にあるので使いにくい」と文句を垂れました。

でも、右側のCPボタン部のレバーに、電源を割り当てが可能ってことを後から知りました。

右手だけで完結するなら、ストリートスナップでも使いやすそうです!

また以前の僕は、動画をまったく撮影してませんでした。

でも、ひょんなことから最近動画撮影にハマりつつあります。

これが残念なことに、OM-3を返却した後のことなのが惜しまれるんですよね!

というのも、「OM-3は動画機としても優秀かもしれない」と感じているためです。

まだ語れるほど動画撮影の知識はありませんが、現在は「熱」に苦しめられています。

どこのメーカーとは言いませんが、動画撮影中に熱で止まってしまうんですよね。

OM-3は公式サイト内で、“温度が25℃の場合は熱停止しない” こと明記しています。

40℃の場合でも30分の連続撮影ができるみたいなので、長回ししなければ夏でも平気ですね。

マイクなど端子を挿したままでは、モニターを回転させられませんが…。

IP53規格の防塵防滴性能がありながら、この熱耐性ってすごくないですか?

水などが入らないように密閉されてるのに、熱がこもらないってことですよね。

センサーが小さめなMFTだから発熱が少ないのでしょうか?

熱暴走に苦しめられてるカメラは、MFTより小さいセンサーなので、OM-3が優秀なんでしょう。

「Log撮影」にもしっかり対応しているのも嬉しいですね。

試用中は「タリーランプついてるんだ」くらいにしか思ってませんでした。

でも、動画機として本気仕様だったようですね。

また使う機会があれば、動画機としても検証してみたいところです。

コンデジX100VI
最近はコンデジブームですしね。

少し話はそれますが「MFT+TGシリーズ」みたいな高級コンデジがあれば面白そうです。

これならメインがある人でも、用途が被らないので訴求力高そうですよね!

昔、SONY RX-0という1インチセンサー+タフカメラを愛用してた僕からするとこれは胸熱です。

OM SYSTEMなら唯一無二の高級コンデジが作れそう!なんて妄想してしまいますね。

話を戻しますが、OM-3は多くの人が満足できるカメラだと、今は痛感しています。

ただし、防塵防滴性能などは使い込むことで真価が分かるものです。

なので、店頭でタッチ&トライするだけでは伝わりにくいカメラなのかな?とも思いました。

ぜひその辺りも頭に入れつつ、OM SYSTEMが誇る名機をチェックしてみてください!

【まとめ】マイクロフォーサーズ=オワコン論に終止符を!

MFTはフルサイズと比べると、ダイナミックレンジなどが劣るのは事実です。

でも、これらデメリットをひっくり返すほどのメリットも秘めています!

  • 軽量・コンパクト
  • 強力な防塵防滴性能
  • 過酷な環境でも安心して使える信頼性
  • 豊富な機能性

など、他のフォーマットにはない魅力があるからこそ、プロも愛用するシステムなのです。

特にOM SYSTEM「OM-3」は、名機たり得るカメラだと実感しています。

軽量ボディに最新の積層型センサーや高性能AF、防塵防滴・耐低温性能までを搭載します。

弱点を理解した上で選べば、後悔どころか手放したくなくなるカメラになるでしょう。

もしあなたが軽快かつ信頼できるカメラを探してるなら、OM-3が最適解になるかもしれません。

初めての1台を探してる方に、そしてフルサイズに疲れた方にもおすすめできるカメラです!

他にも役立ちそうな記事をピックアップしたので、ぜひそちらも読んでみてください。


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