大三元レンズがいらない?ニコン24-120の悪い点とは

【213記事】24-120mmの悪い点とは?アイキャッチ

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  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの悪い点を事前に知っておきたい。
  • 大三元レンズを買う必要なんて本当にあるの?
  • レンズ1本で何でも撮りたい!

巷で評判の高い「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」は、間違いなく銘レンズだと僕は思います。

でも、買って後悔しないか不安になりますよね。

10万円以上もするレンズで失敗…なんて、絶対に避けたいですし。

僕が思うに、「明るさ」や「サイズ」に不安を感じてる人が多いのではないでしょうか?

そこで、1年以上このレンズを使い込んできたから分かる、 “リアルな使用感” を紹介します!

この記事を読むことで、あなたの写真人生にとって本当に必要な1本が見えてくるはずです。

僕が大三元レンズを見送った理由や、おすすめする根拠を体験ベースで詳しく解説しますね。

この記事がおすすめな人
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが気になってる人
  • 大三元レンズの購入を迷っている人
  • 本当に「信頼できる1本」を探している人

買って後悔?ニコンの神レンズ 24-120mmの悪い点、正直に語ります

レンズも人付き合いと同じで、長く付き合わないと見えてこない部分があります。

今回は、「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」と1年以上付き合って見えた “悪い点” にフォーカスします。

このレンズ人気みたいだけど、買って後悔する人もいるの?

24-120mmを買って後悔しやすいのは、写真を始めたてのビギナーに多い気がします。

というのも、「派手さ」についてはそう多く語れないレンズという印象だからです。

むしろ “質実剛健という言葉の方が似合うレンズ” だと感じるんですよね。

だから多くのレンズを試したことがないと、その魅力に気付きにくいかもしれません。

ちなみに、個人的に感じる派手なレンズと言えば…

  • f/1.2など極端に明るいレンズ
  • 大三元レンズ
  • 超望遠・超広角レンズ
  • 「プレナ」「ノクト」など固有名詞が与えられたレンズ

などがあげられますかね。

でもカメラをかじっている人なら、24-120mmを買って後悔することはほぼないと思います。

忖度した記事を書きたくないし、思い切りデメリットを書こうとしましたが…実はあまり思いつきません。

というのも、 “買ってから裏切られるようなデメリットがない” と感じているためです。

むしろ「こんなところにもメリットが!」みたいな、嬉しい裏切りの方が多かったです。

しかし中古市場を見てみると、24-120mmが多く出回っています。

これも揺るがない事実なので無視できませんね!

(それだけ人気で売れている証拠とも取れますが…。)

そこで使って後悔しそうなポイントを、次にピックアップしてみました。

  • 明るいレンズではない。
  • サイズと重さが中途半端。
  • とろとろに背景をボカすなどは苦手。

まず、やはり「f/4」という “暗さ” が気になる人が多いのかな?という印象です。

でもこの暗さで困るシーンは意外なほどに少ない、というのが正直なところです。

例えば、『屋内スポーツでの一瞬で、ノイズ感を極限まで抑えて撮影する』など限定的なのです。

これくらいカメラにとって過酷な環境においてのみ、不満が出るかもしれないですね。

そもそも高感度耐性の強いカメラであれば、シャッター速度を上げれば解決します。

現に、Nikon Zfなどに積まれる画像処理エンジンなら、ノイズを上手く処理してくれますよ。

ノイズ感をどこまで許せるかは個人差になりますが、僕はISO10,000くらいまで平気です。

ISO10,000くらいまで上げれば、体育館などでもシャッター速度を1/500以上稼げますし。

動かない被写体であれば、f/4という暗さは全く気になりません。

究極、三脚をつけば良いですし、何よりNikonのカメラは手ブレ補正が優秀ですからね。

Nikon Zfと24-120mmの組み合わせなら、8段分もの手ブレ補正効果を発揮してくれます。

ここまで来ればシャッター速度1秒でも、手持ち撮影できてしまいます。

また続いては「サイズ」ですが、確かに中途半端にデカいと思います。

単焦点レンズなどと比べると、24-120mmのレンズは大きく見えますね。

なんなら軽くて小さい高倍率ズームレンズなんかも、タムロンなどから出ていますよね。

でも、

  • ニコンの純正品という安心感。
  • 描写力が担保されたSライン品質。

などを加味すると、絶妙なサイズ感に収まっているとすら感じませんか?

なんやかんやで小型のカメラバッグにも、カメラに取り付けた状態で収まりますし。

ピークデザインの「エブリデイスリング 3L」なら、すっぽりシンデレラフィットですよ。

ある程度身軽に撮影したい僕にとっては、めちゃくちゃポイントが高いです!

24-120mmを入れるとその他のレンズは入りませんが、そもそも汎用性が高いレンズですし。

「ボケ感」についてが気になる人も多いのではないでしょうか?

正直ボケ感に関しては、f/4という明るさ相当となり、玉ボケ大きさも控えめです。

でも個人的には、大口径レンズのように玉ボケが主張しすぎず、上品な感じで好きですね。

逆に、思いきりボカしたい人は、明るい単焦点を選ぶ方が良いかもしれません。

ボケ足もナチュラルで、なんというか、見ていて疲れない表現だと思います。

もちろん望遠端で、被写体と背景を離して撮影すればそれなりにはボケますよ。

また玉ボケの口径食も少なくて、キレイなところも気に入っています!

この辺りは公式サイトなどで表記がないですが、もっとアピールすれば良いのにと思います。

24-120mmは(Sラインにしては)価格が控えめなので「写りはそれなり?」って、思うじゃないですか。

良いところばかりの紹介になってしまいますが…本当に忖度なしで、写りも素晴らしいです!

少なくとも、2450万画素のNikon Zfに付けても、細部まできっちり描写してくれます。

不自然さのない美しさで、例えば、コントラストやシャープが強すぎるなども感じません。

開放で明暗差のある写真を撮影しても、色収差などが見られないのも良いですね。

RAW編集をするとき、データがとても使いやすく感じますよ!

ただ、僕はZ9などの高画素機と組み合わせたことがありません。

なのでもしかすると、その辺りでどうなるのかは、正直まだ分からないんですよね。

とはいえ、解像感はまだまだ余裕があるように感じられます。

高画素機だからといって、レンズ側がギブアップするとは思えませんが…どうなんでしょうね?

これらを踏まえると、ただズーム域の広いコスパレンズじゃないことが分かります。

それでもやっぱり、明るさに惹かれて大三元レンズと迷われる人は多いと思います。

次では、大三元レンズも所有している僕目線で、それでも24-120mmを勧めるワケを紹介します。

24-120mmを手にした僕が、大三元の標準ズームレンズを見送った5つの理由

NIKKOR Z 24-120mm f:4 S(ファーストレビュー)

大三元レンズを買えば写真が劇的に変わる、なんて妄想をしてた時期が僕にもありました。

でも実際は、 “日常に寄り添ってくれるレンズ” が最強だったりするんですよね。

24-120mmを買うか、思い切って大三元の標準ズームレンズを買うべきか?

結論から言って、アマチュアでカメラを楽しむくらいなら、大三元レンズは不要だと思います

やはり、24-120mm f/4 Sの費用対効果(コスパ)がずば抜けて良いんですよね!

(受託撮影をすることもありますが、24-120mmで不満が出ることはほぼありませんし。)

なので僕は大三元の標準ズームレンズ、「24-70mm f/2.8 S」の購入を見送っています。

購入を見送った理由は次の5つです。

  • 画質に十分満足している。
  • 被写体を大きく撮れる。
  • ズーム域が広い上に軽くてコンパクト。
  • コーティングが優秀。
  • フィルター径が77mm。

先ほども書きましたが、24-120mmの描写はとても優秀だと感じています。

特に広角~標準ではクセのない美しさで、周辺までしっかりと解像してくれます。

開放から解像感はありますが、画質を重視するならもう1段ほど絞り込みたくなります。

となると、f/5.6以降を使うことになるので、ここをどう見るかが重要になるでしょうね。

テレ端でここまで寄れます。

24-70mm f/2.8と比べて、最大撮影倍率が高いことも使いやすさにつながっています。

被写体に寄れるのは、24-70mm f/2.8 Sとなります。

でも大きく撮影できるのは、24-120mm f/4 Sなのです!

そんな最大撮影倍率は次のとおりです。

  • 24-70mm f/2.8 S:0.22倍
  • 24-120mm f/4 S:0.39倍

このように、24-120mmはハーフマクロに迫る近接撮影ができてしまいます。

日常の撮影でも、大きく残したいものって意外と多いんですよね。

例えば、テーブルの上の料理なんかがそれですね。

僕はブログでの商品紹介を24-120mmで撮影していますが、細かいディティールまで再現してくれます。

さらに、24-120mmは色収差や逆光耐性にも強いので、安心して使うことができる印象です。

マルチフォーカス方式とEDレンズの採用で、色滲みなどの偽色が本当に少ないです。

RAW現像でフリンジの処理をしなくて良いので、編集作業が楽になりますねー。

また、逆行時でもゴーストやフレアがかなり抑制されています。

というのも、大三元レンズに採用されるコーティングが、惜しげもなく使われているためです。

  • ナノクリスタルコート
  • アルネオコート
Nikkor Z 24-120mm f:4 S(1ヶ月レビュー)

AFの速さも大三元レンズと比べて大きな差を感じません。

カメラボディのスペックにもよりますが、Nikon Zfでの使用ではネガに感じませんでした。

ピントが奥に抜けるなどもなく、ピタリと合掌する印象ですね。

AF-Cで動物などを狙うにあたっても、何不自由なく使うことができます。

フォーカスブリージングも少ないので、動画撮影の使い勝手も良いでしょう。

そして何と言っても、ズーム域の広さは大きなアドバンテージになっています。

テレが50mmも長いので、圧縮効果を十分に効かせた撮影が可能となっています。

それでいて、 “大三元の標準ズームレンズよりも140g軽い” ことも嬉しいところですね。

「よくNikonもこのレンズを出せたな」と思うのが素直なところです。

あまりにも万能なので、他のレンズが売れなくなるのでは?と心配になりますね。

ただし、テレ端を50mm伸ばしたことで少しばかり無理が出ています。

MTF曲線を見ると、テレ端の周辺では解像度がガクッと低下してるんです

僕が大三元レンズの望遠ズーム「70-200mm f/2.8 VR S」を使っている理由がココになります。

テレ端が使えないほどではないですが、ここぞの場面では70-200mmを使いますね。

どちらもフィルター径77mmとなります。

24-120mmと70-200mmは、フィルター径が同じなのも便利なんですよね。

これなら、NDやPLフィルターを共用できるんです。

少し焦点距離は被りますが、使ってみると共存できるレンズだと感じます。

24-70mm f/2.8 Sであれば、フィルター径が88mmと大きくなってしまいます…。

画質面だけを見れば、24-70mm f/2.8 Sの方がわずかに上かもしれません。

ただし価格は約2倍、重量140gほど重くなってしまいます。

結局のところ、その差に見合う価値を見出せるかですね。

僕は「あまりの使いやすさ」に惚れ込んで、24-120mm f/4 Sに落ち着いた次第ですね。

日常撮影から受託撮影、ブログの商品紹介に使いましたが、本レンズで全く問題ありません。

結果的に、大三元の標準ズームレンズを見送りましたが、それはそれで正解だったと感じます。

とはいえ、プロ仕様の大三元レンズに憧れる気持ちも分かります。

現に大三元レンズの望遠ズームレンズは愛用していますし。笑

趣味では持て余すスペックですが、趣味だからこそ拘りたいですよね。

次では、「実は24-120mmが最強の軽量レンズかも?」という視点で記事を書いていきます。

旅先で「ニコンならこれだ」って閃いちゃった!24-120mm f4 Sレビュー

レンズ選びの基準は人それぞれですが、今回は少し視点を変えて紹介しようと思います。

まず前提として「旅先に持っていくものこそが、本当に信頼できるもの」と、僕は考えています。

じゃあ、海外旅行にレンズを1本だけ持っていくとしたら?

忖度なしで、僕は迷わず「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」を選びますね。

このレンズが自分にとって「信頼できるメインレンズ」だと確信しているからです。

というのも旅先、特に海外は予測できないことが多いですよね。

だからこそ、持っていく機材は「信頼できるもの」であることが第一条件になるのです。

最大の魅力は、なんと言っても “圧倒的な汎用性” にあるのは間違いないですね。

広角から中望遠までの焦点距離をカバーできるのは強みです。

これなら旅先でも妥協することなく、あらゆる撮影に対応できますし。

Sラインの画質を担保しつつ、近接撮影から風景、ポートレートまで自由自在なのです!

海外旅行で便利なグッズ

「1本で行くには暗いのでは?」と感じるかもしれませんが、僕は問題ないと思います。

理由は、旅先でカメラを使う目的の多くが「記録写真」だからです。

記録写真ではボカすことの重要性が低く、むしろパンフォーカス気味の撮影が多くなりますよね。

となると、f/4でも十分な明るさだと言えるでしょう。

ISO感度が高めの “ノイジーな写真” くらいの方が臨場感がありますし!

重量については、決して軽いレンズとは言えないことは承知です。

でも、軽すぎるカメラでは “撮ってる感” が薄いのもまた事実なのです。

僕は以前、「SONY RX0」という超軽量コンデジを海外に持ち出しました。

持ち歩きは楽ですが、撮ってる感が薄くてあまり写真を撮らなかった…なんてことも経験しました。

少し存在感があるくらいの方が、逆に旅のカメラ感があって良いと思います。

(焦点距離の広さから)レンズ交換の必要がないのも、海外では大きなメリットがあります。

正直、このレンズで撮れないものは、 “ほぼ無い” と言いきれるほどです

荷物が減るのはもちろん、リスクヘッジにも繋がるんですよね。

例えば、次のようなことを防げますよね。

  • 交換時にレンズを落とすことがない。
  • センサーにゴミが入りにくい。
  • レンズなどスリに遭う可能性を減らせる。

また、“防塵防滴に配慮されている” ことも使いやすさのポイントです。

完全防水でない点には注意が必要ですが、少々の雨なら気にせず撮影できます。

せっかくの絶景を前にしても、濡れることを心配して撮影できないと後悔が残りますよね…。

ある程度、思い切ってカメラを使えることが、旅先でのストレス低減にも役立ちます!

レンズ・NIKKOR Z 50mm f/1.4・ニコン・Nikon

ここからは、24-120mm f/4 Sを使うことで「レンズ選びの失敗が減る」ことについてお話します。

とりあえず本レンズであれば、焦点距離・解像度・各収差などで悩むことはないでしょう。

「これがあれば大丈夫」という安心から、他のレンズを冷静に選べるようになりますし。

例えば、

  • もっと背景をぼかしたい:f/1.4シリーズの単焦点レンズなど
  • もっと望遠側を強化したい:70-200mm f2.8 VR Sなど
  • もっと軽快に撮影したい:40mm f/2など

といった具合に、24-120mmをメインにすることで、自分に必要な機材が見えてくるのです!

これによって、「買ったけど使わなかった…」といった失敗を防げると思いますよ。

僕自身、24-120mmを軸にしてレンズ選びをすることによって、ムダ使いが減りましたね。

結果的に、レンズ沼にもハマりにくくなりました!(たぶん)

「人生は旅」とよく言われますが、僕にとってこのレンズはまさに “旅の相棒” です。

作品づくりはもちろん、大切な思い出を記録するためのレンズとしても大活躍してくれます。

まだ理想のレンズに出会えていない人にも、心からおすすめしたい1本です。

僕にとって、本レンズが選べることそのものが、ニコンを使うメリットになりつつあります。

まずは、このレンズをメインとして写真活動されてはいかがですか?

気になった方はチェックしてみてください。

【まとめ】どうやら「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の悪い点を探すのは難しいぽい

今回は「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の悪い点にフォーカスして記事を書きました。

でも悪い点が本当に少なく、記事を書くのにかなり苦戦させられましたね。

そのくらい優秀すぎるレンズということです!

明るさがネックになる人が多いと思いますが、使うとそこまで問題を感じません。

最近のニコンのカメラは高感度に強く、手ブレ補正も強力なので、ぶっちゃけ余裕でしょう。

ボケに派手さははありませんが、その分ナチュラルで品のある玉ボケなのも好感が持てます。

一見すると中途半端に見えるサイズも、画質とコンパクトさのバランスが良いと感じますし。

描写力、色収差、逆光耐性など、「ザ・Sライン品質」なのも高ポイントでした。

なので、個人的に海外旅行に連れ出したいレンズNo.1ですね。

24~120mmという焦点域をカバーできるのは、やはり便利すぎるのです!

これらを理由に、大三元の標準ズームレンズを見送りましたが、今のところ不満は出ていませんね。

24-120mm+お好みの単焦点レンズの方が、幸せになれる人が多いのでは?と思います。

気になる方はぜひ「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」をチェックしてみて下さい!

“光を極めた” 銘レンズは伊達じゃないですよ。

(もっと作例が見たい人は僕のインスタも覗きにきてください。)

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